はしご酒がコンセプトの横丁🍶

noteが香港のチームに翻訳されて見られていることもわかり、
よりTIRPSE創業者として真面目に書かざるをえません。

さてさて、つかんとが始まり1ヶ月が経過。
森ビルさん、虎ノ門横丁の「店舗展開をしてこなかった名店の新コンセプト」という各店舗の皆様の尽力で、「店舗を作ったことない昔やってたコンセプト」のつかんとも無事にスタート。

昼はカツ丼とロースカツ定食のみ。
夜はオレンジワイン・サワーとひと口カツの店。

昼と夜、全く違う店なので、苦戦するでしょう。
もう、そこはみなさんのSNS頼りですww

そこは、よろしくお願いいたします！！

で、鹿や鴨のカツも始めたので「変化は進化」論にのっとり、楽しい店を作っていきたい。

真空して、先に低温調理してあるので1分も揚げないのが、つかんとのやり口。
だから、意外と待たせない工夫。
やっぱり提供者としても、食べる側としてもスコーンスコーン出てくる方が気持ちいい。

あと、食べログやインスタを見ていると、カツ丼や、ひと口かつが出てきますが
実は下のセットが、お薦めです。ボクの知り合いはほぼ強制ですが。

「大橋セット」と伝票に記載される
・サムギョプサル
・ソーセージ（🐷もあるし、鹿・イノシシもある）
・タンカツカレー

この3つ。

でも、メニューに書いてないので「大橋セット」と言っちゃってください。

昔は、シックに決めて「ここは、レストランなんで」みたいな顔してる店やってましたが、
今は、盛り上がって楽しかったらいい感じ！って店を目指してます。

ちょっと落ち着いたら、コースとか、「今日の仕入れ値で日本1高い豚を食べよう」とか
「80年代のボルドーを飲みながら、とんかつ食べよう」とかやりたいっす。

クリエイティブやイノベーティブっていうのは、モノにかかると思っていたんですが
「スタッフがめちゃめちゃ楽しくとんかつ屋やる」ってことは、かなりクリエイティブなんじゃないかな〜と最近、感じる。

いや〜それにしてもコロナウイルスのこんな状況。
食べたいものとか行きたいところも変わりましたよね？

ん？俺だけ？
確かに、変わらず天本にすし食べに行きたいです。

でも、新しいこと考えて「みんな集まれ〜！」って発信するのは、このご時世で空気読めない感じだし
3月〜5月ほどじゃなくても「夏になったらコロナは落ち着いて秋に来る第二派」なんて言ってたのも違ったし、まだまだみんなのマインドが変わり続ける中で、偉い人も、凄い人も予測できてないんだから「正しい答え」ってないわけで。

もうウルトラクイズみたいなもんだと思って
突っ走って○か✖️に突っ込んだら、どちらかが泥でした〜ってなるくらいでいいかなと思ってます。

それはめちゃくちゃお客さん集めるようにイベントとかやってコロナのリスクは自己責任って意味じゃなくて、
スタッフが楽しくやれて、そこにファンがつくのをじっくりやる時期と思ってます。

とはいえ、出来て1ヶ月の店が何がじっくりとか語ってんだバカって話ですが
コロナがゆっくりと終わりに向かうときに、よっしゃ！さっそく向かおうぜ！ってなってもらえる店になったらいいですよね。

場所が離れていて、そのために旅をさせるような店は、作るのが大変。
すごい集中して、毎日いい仕事しつつ向上しないとダメだし。

なんか横丁って1軒じゃないんで、みんなでいい感じになれば「来るために旅をさせる」存在になれるかもしれないって、思ったりもしてます。

今は、ジンの蒸留所→TAMA→虎ノ門ブルワリー→つかんと回ることを「黒潮」に乗ってると言ってみたりして、このためにいろんな選択を提示していけば、もっと魅力ある横丁になるポテンシャルがバッチバチにあると思ってます。

飯食うのが目的でも、酒飲むのが目的でも、友達、カップル、親子、ナンパでも、何でもいいでしょ。
その人にとって相性がいい横丁のまわり方を、自分で創造できる人ってなかなか少ないと思うし
サンセバスチャンに行くなら、どうやって回ったらいいか調べるし。

その情報も出揃ってないし。

そういう意味でも、コロナのリスクで集客をするのが難しい時だからこそ、じっくりファン作れるような楽しい仕事をすべきっすね。

おんなじことして、おんなじ量のお客さんが来るんだったら、何の問題もない。
マスクする、集まらない、カラオケ行かないとか生活が変わっていくように
お店も柔軟に、人にリスクを背負わせないように。
攻めていかなければいけないんだなぁと....

ボ〜ッと横丁の脇で考えていました。