すごいですおじさんになったら人生終わりだなと思う今日この頃

何か最近社会情勢が荒んでることもあってか、以前よりインフルエンサーの威力がさらに増してるように思う。

そして同時にサクラもあるとはいえ、”すごいですおじさん”もとても目立つようになった。

リアルの知り合いからも某インフルエンサーの名前を聞いて、ブログを読んで真似しようとしてるみたいな話を聞いたときももう本当びっくりした。

自分みたいなぽんこつひよこにさえ、すごいですおばさんとかすごいですおじさんからメッセ来るときがあるのでガチガチのマインドハックしてるインフルエンサーの皆様に関してはもうそりゃあどえらいことになってるに違いない。

すがる者が欲しいときは宗教を求めるのが人の性だけども、日本はろくに宗教が根付いてないのでみんな各々自分の都合がいい相手、偶像を神格化していく。

みんなひどく馬鹿になってしまったように見える。

自分が子供の頃からこうだったんだっけ？

可視化されてないだけでこうだったのか、社会不安や格差の可視化が人の心の弱さを強め、他人に対する宗教化に拍車をかけたのか。

学がないからこうなるのか？と最初思っていたけれど、やはり不安の可視化、顕在化を進める仕組みがインターネットによりどんどん高まってしまったからだろうなと思う。

テレビもインターネットの劣化版みたいになってきてるし、メディアそのものが不安を拡張し、その不安の源を糧に私腹を肥やすのが常道となりつつある。

ネットビジネスは元々そういう側面を持つと思うが、最近はあまりにも疎の力が強力で目に余る。

インターネット老害ひよこちゃんとしては、この馬鹿から集金するシステムに成り下がってしまったインターネットの有様を見ているとなんとも悲しくなるのである。

子供の頃に憧れたインターネットの世界にいる大人たちは、歪んではいるものの、もっと輝いてたと思う。

まあ前からだけど、最近はほんと昔のインターネットのあの在りし日を思い出しながら、自分が作りたい世界観について考えることが増えた。

ネットの世界で言われている成功とか金の多寡とか影響力とかそういう話とはまた全く別で、あるべき姿ってどんなんだっけみたいな。

馬鹿になり、余裕を失い、人々は自分や世界のあるべき姿はどんなものだったのかとか考えなくなってるのかもしれないけど、千と千尋の神隠しよろしく、いずれ自分の名前すらわからないみたいな状態になっちゃうかもね。

すごいですおじさん、すごいですおばさんになってる場合じゃない。

その脆弱な宗教の神は本当にあるべき姿でそこに鎮座していますか？

今一人一人に必要な力は情報収集能力でも、情報活用能力でもなくて、在るべき姿を想起する力なんじゃないかなともう本当、なーんにもわからないひよこさんは思うよ。