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『今夜はTipy Night 〜君と会えNightだから泊まれNight〜』 イベントレポート

どうも!小田原のTipy records inn(以下、Tipy)スタッフのペイです!
今回は2021年の2月7日にあったトークイベント『今夜はTipy Night 〜君と会えNightだから泊まれNight〜』について記事を書きます!
……ぞわぞわする笑
まだ記事を書くのは慣れないですが、僕目線でのお話を楽しんでいただけたらと思います!


動画のリンク
(SNSによってカメラが異なります)

facebook:https://www.facebook.com/watch/live/?v=2897269587170043&ref=watch_permalink

Twitterライブ
(前半)

(後半)


イベント概要

・2021年2月7日の夜8時から開催
・ゲストは
  Tipyのオーナーであるコアゼさん
  住み込みの平井さん
  そして、僕(ペイ)
・FaceBook、Twitter、Instagram、clubhouseでライブ配信

なんでイベントを開いた?

コアゼさんによれば、

コロナ禍の中でも新しいことをやってみよう

ということらしい。面白い!

実情を言えばコロナの影響でTipyへの客足も遠のいた。
でも、だからこそ「客室が空いた今、できることはなんだろう?」とコアゼさんは考えた。

コロナ禍の中でも、新しいことへのチャレンジ精神は忘れないで行こう!
きっと忘れ物で一番多いものだけど!
ってことですね(たぶん)。

どんなことした?

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ここからはちょっと本題に入って、イベントの形式を説明します!

今回のTipy Nightは「徹子の部屋」と「ミュージックステーション」と「ライオンのごきげんよう」を掛け合わせたスタイルで行いました。

ゲストの1人に他2人が質問して(徹子の部屋)、質問の後に弾き語りをします(ミュージックステーション)。そして、歌の後に次のゲストの方と席を交換します(ライオンのごきげんよう)。

このように互いに質問をしていって、普段一緒に働いていても聞かないことを聞いていきました。

以下はトークの抜粋です!

ペイに質問!

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平井:初めてペイさんに会ったのは、ペイさんがいきなりTipyに訪れた時でしたよね笑 すごい怖いなと思いました笑

ペイ:え! めっちゃ優しくしてくださって、すごいなと思ってました笑

平井:笑。
  その時に、ペイさんに「小田原って何があったら楽しいですか?」って質問されて。 なんで、逆にペイさんに小田原にあったら面白いことを聞きたいなって。

ペイ:この質問、事前に聞いていて考えていたんですけど、、、難しいなって思いました笑
  あの時は小田原のメディアを作ってみたいと思っていて、Tipyに訪れました。で、その後色々あって、今は、一律にみんなを楽しませることはできないなと思ってます。今は、コミュニケーションが大事なんじゃないかと思ってます。

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  僕がよく行くお店で「グノン」さんというところがあるんですが、そこの店主さんと話すのは楽しいですし、川の横を自転車で走っていた時に鳥を見ているおばさんに「大きいですよね〜」と話しかけてみて、それが幸せだったり。
  イベントをしなくても、こういうたわいのない話をするだけでも幸せなのかな、と最近は思い始めました。

  でも、やってみたいことはあるんですよね笑 曲を作ってみたくて
  で、ほんとこれは実現しないかもしれないんですけど、曲を作った後にダンスを付けたミュージックビデオを作ってみたくて。「ララランド」や「ヘアスプレー」とかのミュージカル映画を見て、良いな〜って思って。それを作れたら楽しそうだなって思いました。

コアゼ:良いね! 急に?笑

ペイ:「ヘアスプレー」を見てから思った部分もあるんですけど、感情の捌け口が単純に音になるか体の動きになるかだけなのかなとも思います。
  僕は音楽を聞く時に首を振っちゃうことがあるんですけど、そういうことが原始的だけど楽しいことだなって思いました。

平井・コアゼ:ふ〜ん。。。

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ペイ:あともう一つ、ファッションショーって面白そうだなって。アイデアだけなんですけど、東京の人の服のスナップ写真を掲載しているメディアを見て、小田原のスナップ写真があったら面白いなって思いました。ここをある意味、ファッションの発信地にする、みたいな。
  、、、あれ、でもなんでファッションなんだろ。

コアゼ:確かに。今、特別小田原がファッションや音楽で盛り上がっているわけでもないよね。だけど、そういうメディア作ったり、音楽作ったりしたいのはそういうのを欲してるんじゃないかな。

ペイ:楽しくなるかな、って思ったんですよね。さっきのダンスもそうなんですけど。
  みなさんが服を着る時に、ちょっと周りを意識すると思うんですよ。でも誰も褒めてくれなくて。当たり前ですけど。
  成人式の時に袴を着て、その時には幸い褒めてくださった方が結構いたんですけど、日頃から、気合を入れてる時にも褒められたいじゃないですか。
  その褒めるものが無いなと思って。で、褒めてくれるものがあれば、逆にみんな自分の着たい服を着て、自信を持てるし、良いんじゃないかと思いました。

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平井さんに質問!

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コアゼ:今まで、Tipyのスタッフとしてやってきたけど、どうだった?というのと、平井くんは3月で卒業しちゃうけど、3月からこれからどうしてくの?というのをちょっと教えて欲しい。

平井:最初はTipyで清掃などをしてたんですけど、去年の3月から住み込みを始めて、出会いの年でしたね、去年は。

コアゼ:コロナなのに笑

平井:コロナなのに出会いの年でしたね笑。実家に居たら絶対会ってない人とお話できましたし、楽しかったですね。

コアゼ:逆に、これからの部分は、どう?

平井:これからは春から都内のビールのお店で働かせていただくことになりまして、そうですね、tipyを卒業してしまうんですけど、大好きなビールを続けることができてほんと、嬉しいですね。

コアゼ:その先、小田原に戻ってくるつもりはあるの?

平井:あります!!

コアゼ:おお!!

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平井:さっき、ペイさんもサブカルチャーの話をしてましたけど、自分も小田原にないカルチャーを生み出したいなと思ってるんです
  ビールと古着を合わせたお店ができたらなって。

ペイ:なんで、ビールと「服」なんですか?

平井:僕からしたら、ビールも服もアートだと思うんです。いろんな可能性があって。服にもビールにも。
  ビールのラベルだったりとか、すごいファッション性があるなと思うんです。
  ただ単にビールのお店だけやるよりかは、なにかこの地で新しく生み出したいなって思ってます笑


コアゼさんに質問!


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ペイ:なんで「Tipy (ティピー)」という名前にしたのか?なぜ、小田原でゲストハウスをやろうとしたのか?ということを教えてください!

コアゼ:まずTipyっていう名前になぜしたかというと、「かわいい」からなんだよね笑

ペイ:語感、、、

コアゼ:そう。語呂が可愛いっていうのが大きな理由。
  あと、「ティピーテント」っていうインディアンの移動式住居があって、テントの中で料理ができるの。その料理できるってところがお家のことで事業しているTipy records innと重なる部分があって良いなと思ったんだよね。ま、結構後付けではあるんだけどね笑

ペイ:そうだったんですね!

コアゼ:で、次になんでゲストハウスをやっているかなんだけど、、、すごい色んな理由があるんだよね、、、でも、さっきみんなと話した中で共通点があるなと思ったところを話すね。

  俺、バンドやってたの。小田原のバンドとしてやっていたんだけど、小田原のバンドって少なくて、自分が憧れるシーン(文化)っていうのがやっぱりなかったの。だから自分で作るしかなかった。
  で、小さい成功体験じゃないんだけど、俺はフロアがぐちゃぐちゃになるライブが好きで、都内のバンドを呼んで小田原でライブを開いてたんだよ。で、そしたら、若干なったのよ。フロアがぐちゃぐちゃになって盛り上がって笑 そういう文化ができたのよ。それがすごい嬉しくて。

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  大人になるにつれて、小田原をもっと自分が楽しいと思える街にしたいなと思ったの。タワレコ(タワーレコード)があるならまだ良かったけど、なくなっちゃったから、レコード屋をやろうと思ったんだけど、音楽配信サービスやYou tubeとかもあるし、難しいなと思ったんだ。

  で、そんな節に副業でやっていたゲストハウスを音楽と合わせたら面白いことが起きるんじゃないかって思ったんだよね。

  横須賀でライブをしたことがあるんだけど、横須賀には米軍キャンプがあって、米軍がライブを見にくるのね笑 
  米軍と普段、会わないじゃん。でも普段出会うわけない人たちとライブハウスで会って、向こうのカルチャーをこっちは感じて、こっちのカルチャーを向こうが感じるっていうことが起きたんだよ。そういう意味の分からない感じ、カオスや混沌を感じる空間をゲストハウスも作れるなって思ったの
  旅人や観光する人がカルチャーを落とすキッカケって小田原にあまり無くて、箱根とかにすごい通過していっちゃうんだけど、小田原で、かつ「音楽」っていう共通言語でゲストハウスをやれば、横須賀のライブハウスみたいなことが起きるんじゃね?って思ったんだよね。

今日、みんなの話に出てたカルチャーの面だと、小田原の子どもたちがそういう知らない文化に触れられる場所を作るっていうのが、俺が芯で思っていることの一つだね

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平井:次の質問なんですけど、今後やりたいこととかありますか? 
  今、「Tipyとして」というよりも「小田原のこと」をやっているなと感じているんですけど、Tipyとしてやりたいことはありますか??

コアゼ:あ〜、それは悩むなっていう部分もあるね笑
  正直、商売として今できていないし、余裕がないと難しいんだけど、、、まずはTipyに泊まりに来る人を増やしたいんだよね。
  その上で、理想はレコードでディスカウントすることに興味ある人とか「Tipyって良いよね」って思って来てくれる人を増やしたいなっていう想いはある。だけど、その方法はなんだろうなってずっっっと考えてる笑

 ただ、なんか、「小田原のことをやっている」というのと「Tipyのことをやっている」っていうのは結構グラデーションな感じかなと思ってる。かぶっている部分もあるし、Tipyのやりたいことだなっていうところもある。

  今日、2人がスタッフとしてイベントに来てくれたこと、めちゃくちゃ嬉しいなって心から思ったの笑

平井・ペイ:ありがとうございます笑

コアゼ:笑。それは、「ライブハウスを作りたい」ってよく昔から言ってるんだけど、Tipyをステージにして欲しいって思ってるの、ずっと
  自分がどうやったらなりたい自分になれるかなっていうきっかけを見つけてくれたら嬉しいなってすごい思っていて。平井くんはそれをすごいこの1年通して見つけてくれてたかなって思うのね。で、たぶんこれからもペイくんと話していても、できそうだなっていうのをビンビンに感じてるから、すごいそれは嬉しいなって思ってる。

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  でね、最近悩む笑。 「Tipy records inn」は俺のことだけど、「Tipy」はみんなのことだなって思っていて。「Tipy」のことっていう意味だと2人のことはすごい自分ごとに感じるの。
  で、「Tipy records inn」っていう意味で言うと、俺は「Tipy」っていう土台の中で「Tipy records inn」を使ってどのようにさっき言ったカルチャーに貢献できるかっていうのを考えてる。で、そこは悩んでる笑 どうしよかなって笑

  今やっていることは間違っていないと思ってて、だんだん見つけてきてくれる人が増えているから、それは続けていくっていうことがいいのかなって思ってる。
  ただ、もっとメディア的になるべきかな、とも思っていて。メディアもアートの表現だなと思ってるの。思っていることをリアルに伝える今回のイベントみたいなものも良いし、文章でも良いし、そういうメディア的なものを作るのも良いかなってちょっと最近思ってる。
  Tipy records innとしても、どういう世界を作っていきたい、こんな良いことがあるんだよっていうのを伝えるメディアを作るのもありかなって思ってる。

ペイ:さっき言ってた「Tipyをステージにして欲しい」という言葉とも重なりますね。

コアゼ:そうだね。「メディアをやる!」とはまだ言えないけど、メディアも良いのかなと思ったね

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・・・

 はい!いかかでしたでしょうか!
 Tipyの知らない一面知れましたか??(僕もまだ知らないこと多いんですが。)

 イベントのトークを聞き直していて、僕はTipyはゲストハウスだけど、「泊まる」だけの場所ではないのだと感じました。
 人と人が「つながる」こと、なりたい自分に「近づく」こと。
 そんなことを応援してくれる場所です。

 そう考えるとTipyは常に何かの通過点なのではないでしょうか。
 どこか目的地に行くまでの通過点。
 なりたい自分になるための通過点。
 僕の場合、やりたいことを探すための通過点です。

 ずっと同じ場所にいることはできない。変わっていく必要がある。新しい興味に惹かれることもある。だから、「訪れること」は常に「別れること」とコインの表裏の関係です。
 いつか来る「別れ」を思うと寂しい。でも、Tipyが通過点としてあるからチャレンジできることもある。

 箱根の温泉で体を癒すように、「何かを探している人」が小田原のTipyという通過点を経て、次に進む足取りが少しでも軽くなれば、Tipyの本望は達成されたと言えるのではないでしょうか!


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ライター:ペイ
小田原に住む大学生。おもしろいことをやりたいと思いながら、将来の道を模索中です。歌を歌います。ポスターも作ります。→https://www.instagram.com/tv/CMPdRX4jq0Z/?utm_source=ig_web_copy_link



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