訪問は5分前ではなく、実は「ぴったり」がベスト。

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平等なもの、それは時間。1日24時間。

時間は自分のものだし、相手のもの、各人の財産である。



せっかちで、(短気で、)そして心配性の自分は、

いつも時間には余裕をもって過ごしている。行動している。


自分にとって昔は5分前行動が基本で、美学だった。

人との約束、クライアントへの訪問。

相手を待たせる、遅刻することを嫌う。

だから5分前に会社の内線や家のチャイムを鳴らしていた。

無神経にも、5分前に。



昔ある時、先輩に同行した時のこと。

やっぱりA先輩も時間厳守はもちろん、いつも余裕のある人だった。

予定のクライアントには10分ほど前にロビー到着。

身だしなみを整え、打合せ内容を頭で整理している。(ように見えた)

私「5分前です、そろそろ行きますか?」

A先輩「まだ早い、5分ある・・・」

携帯の時計が30秒前になると、動き出す。

内線の前で受話器を上げる。

携帯の小さい時計を見ながら、

0秒になった瞬間に最後のボタンを押す。

私「細かっ」(心の声)



名刺交換が済み、先輩が社長(クライアント)に私を紹介してくれる。

社長はすぐさま笑顔でこう語る。

「彼はいつも時間ぴったりに内線を鳴らす」

「10時と言ったら、必ず10時ぴったりに来る」

「5分前でもなく、1分前でもない、ぴったりだ」

「私の時間をいつも考えてくれる、だから信頼できる」

「彼のこだわりは、私のことが大切だという一番の表現」


なるほど。


忙しい社長はもちろん、人は自分の時間を奪われたくない。

例え5分でも自分に与えてもらった時間の時間外。

良かれと思ってた5分前訪問は迷惑でしかなかった・・・


それから私も真似している。

電話もチャイムも必ずぴったり。かなり意識している。

相手はこだわりにすぐ気づく。意識していることを。

そして喜ぶ。

そして初めてのお客さまも必ず覚えてくれる。

今のところ良いことしか起こらない。

なので続けている。


「いつも時間ぴったりだね」は最高の誉め言葉。

「時間ぴったりは、すこぶるウケが良い!」




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