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アメリカ合衆国機密偵察衛星NROL-70、DELTA IV HEAVYロケットで打ち上げへ! United Launch Alliance(ULA)

アメリカ合衆国国家偵察局 (NRO) が開発した極めて重要な偵察衛星「NROL-70」が、最後の打ち上げとなるDELTA IV HEAVYロケットによってフロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地から飛び立ちます。

打ち上げ予定:アメリカ東部夏時間 2024/3/28 13:40 (日本時間 2024/3/29 02:40) フロリダ州の打ち上げ基地周辺には、北西方向から前線が接近しており、曇りやにわか雨、場合によっては雷雨が発生する可能性が指摘されています。天候条件が整わず延期となる可能性が30%あります。

NROは、アメリカ合衆国の国家安全保障のために世界最先端の偵察衛星システムを開発・運用しており、災害救助や人道支援活動もサポートしています。 今回のNROL-70 ミッションは、NRO が国家の重要利益を守り、世界の人道支援活動を支えるために、幅広い分野のタイムリーな情報収集能力を強化するものです。

今回の打ち上げで使用されるDELTA IV HEAVYロケットは、今回が最後となる計16回目の飛行となります。

・全長約71.6m (ペイロードフェアリング装着時)
・ペイロードフェアリング : 直径5mの金属製3分割型で、衛星を打ち上げ時の環境から守る
・デルタ 極低温二段式推進段 (DCSS) : 液体水素と液体酸素を燃料とする RL10C-2-1 エンジンを搭載し、推力110,100キロニュートン
・ブースター : 3基の RS-68A エンジンを搭載し、1基あたり推力 312,300 キロニュートン。打ち上げ時はこれらのエンジン出力が調整可能

打ち上げはフロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地にある「Space Launch Complex-37」から実施されます。打ち上げ台は、固定式臍帯塔 (Fixed Umbilical Tower) と可動式サービス塔 (Mobile Service Tower) を備えた伝統的な設計です。

今回の打ち上げは、DELTA IV HEAVYロケットにとって最後の飛行となります。 長年にわたり重要な役割を果たしてきたDELTA IV HEAVYですが、退役後はより新型のロケットVulcanにその任務が引き継がれる予定です。

詳細内容は、ULAが提供する元記事を参照してください。

【引用元】

【読み上げ】
VOICEVOX 四国めたん/No.7

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