本を読んだ日記
だいたい1月中に読んでまだ覚えてる本。月記じゃねえか。2月も半ばやぞ。
読んでから文にするまで間を開け過ぎているせいでロクな内容を書けていない。反省します。
死にがいをもとめて生きているの
螺旋プロジェクトという、幾つかの共通設定や舞台の元、複数の作家が書いた緩やかなシリーズもののひとつ。ただ、他を知らないとついていけないような話ではない。
同じ時代の、ちょっとづつ時間軸の違う複数の人物にまつわる短編小説集なんだけど、どの物語にも共通して登場する人物がいて、彼らに何があったのか、何をしてきたのかが少しづつ紐解かれていくようなお話。
伏線というと違うけど時代は共通なので、ある物語に登場した人がこっちでこんなことしてる!というところから時系列がわかっていく感じ、すき。
でも読み終わったらちょっと悲しい気持ち。
陽気なギャングが地球を回す(計3シリーズ)
陽気と聞いてすげーヘラヘラしながら強盗しまくるのを想像してたけどピンチでもしょげない感じの陽気さだった4人組の強盗たちのお話。
作中ずっとゴタゴタに巻き込まれてるけどなんやかんやで鮮やかに切り抜けていくので肩の力抜いて読めた。
シーソーモンスター
これも螺旋プロジェクトのシリーズの一つ。
中編二本立てなんだけど、一本目がめっちゃすき。後半の加速具合がマジでノーマークだったので思わず戻って読み返した。
話を聞かない男、地図が読めない女
今のご時世によう出したなというタイトルだけど訳本の出版2002年やんけ!
主には脳の違いに関する本で、男女の差を無いものとするよりはその違いを正確に知ってうまく付き合おうぜという話。
考え方の違いを知るのは大事だと思うけど、それはそれとしてここで得た知見を邪悪な方向に使うこともできそうなので中々怖い本ですね。これを書いてるときでいうとはてな匿名のアレとかね。
知と愛
みんな大好き中世ヨーロッパだぞ!
ヘッセ作品特有(?)の顔面が良い主人公ゴルトムントが修道院に入って、顔面が良いちょっと年上の師ナルチスに啓発を受けてたびに出る話。
そんなに色々読んだわけじゃないけどヘッセ作品は妙に哲学的な話が延々続くと思っていたので、修道院を離れる経緯がけっこう俗な感じで急に流れ変わるやんと思った記憶。でもこの旅情緒が良い……。
それはそれとして現代小説と比べるとおっそろしく一段落が長いのでページ数の割には読み終えるまでかなり時間かかった。つまりコスパ厨にもオススメ。
領界神犯2
今回は1とは違うコンビが怪異に翻弄されたり1作目での謎に迫ったりする。
どう考えても人に扱えるレベルじゃねえだろって存在をさ、対抗して超能力でぶっ倒すとかではなく、どうにか機嫌よく収めてもらうために命かける感じ、いいよね……。
近畿地方のある場所について
ええ、近畿地方のある場所についてのお話です。
古き良き2chの怖い話って感じでドキドキしつつも何故かノスタルジーを感じながら読んだ。
極大射程 上下巻
ベトナム戦争で負った傷が原因で除隊した元海兵隊の伝説的狙撃手ボブ・リー・スワガーが罠にハメられたり罠にハメたりする話。
けっこう硬派な推理要素もあるけど大筋としてはマッシブなヒーローがマッシブに目の前の事態を解決していく話である。
それ故に大詰めの爽快感がすごい。
体育館の殺人
王道を征く密室サスペンス。
雨の日!体育館!意味深な目撃証言に意味深なアイテム!ということで出ている情報から自分なりに推理していくのは楽しいね。
推理小説の王道としては読者への挑戦パートがあるそうな。、しらなかった……。
わりとシリーズが続いてるらしい。読みたい。
余命10年
重すぎる。メンタル安定期に読もう!
以上
本のサイズには気をつけよう!
年末にラノベとかカクヨム読んでて、最近の流行なのか中世ヨーロッパ風ファンタジーだけどあまり魔法が万能ではないという世界観が多かったんですね。栽培流通なんでもござれ!ではないというような。
その中で食糧事情がだんだん気になってきて、特に主食の小麦が史実の時代にどうなってたのかを知りたくなったわけです。
米だって栽培は手間だけど、小麦なんか身が外殻より柔らかいから脱穀も一苦労だし、やっと身を取り出しても乾燥やら製粉やら製粉後のアレコレやら……。なんでこいつ主食張ってんだ?
で、手っ取り早くAmazonでえげつない量のアンチ小麦本と小麦肌の女性の本に埋もれて出てきた小麦とパンの1万年史という本が目に入って、レイアウト固定本なのでタブレットを持ってない俺には電子版はしんどそう。
ということで物理版をポチったらクッソでけえ。閉じた状態でMacBookくらいでけえ。あと重い。
文庫本サイズと考えてたわけではないけど、持って読めないサイズを想定してなかったので読み進めるのに難儀しています。
物理本をポチるときはサイズに気をつけよう!
あとコレが届いた日は雨で、Amazonは本の包装は超最小限だから湿気でヨレヨレになっていた。
天気にも気をつけよう!
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