死神に会った話
今日、友達と話してて、死神を見た話を思い出した!
わたしは幽霊を見たことは多分ないと思うので、特にそういう霊感があるわけじゃないけど、死神に出会ったことはある。
数年前、下の親知らずを2つ同時に抜くことになり、大きな病院で全身麻酔をして手術をした。全身麻酔も、病院に入院(1泊だけど…)も初めてだった。
手術が終わり、麻酔も切れて目が覚め、大部屋に戻ってきた。
その後、朦朧とする意識の中で面白い体験をするのだけど、そのことはまた別の機会にしようと思う。
麻酔が効きすぎていたのか、気持ち悪くなって吐いたりもしたけど、夜には落ちついて眠りにつくことができた。
夜中に目が覚めると死神が
ふと目が覚めた。「見た」のか、「感じた」のか分からないけど、死神が部屋に来たことを察知して目が覚めたみたいだった。
その病室は6人部屋だけど、入院患者はわたし以外に二人だけだった。一人は70代くらいのおばあちゃんで、もう一人は30代くらいの痩せ細った女性だった。
死神がそう言ったのか分からないけど、痩せた若い女性の命を取りにきたことがわかった。
自分が泊まっている病室で、人が亡くなるのは嫌だーーーー!と思った自分勝手なわたしは、死神にやめてほしいと必死に懇願した!笑
とにかく、今日はお願いだから帰ってください!
別に今日じゃなくてもいいでしょ!お願い!お願い!お願い!
っていうような感じで、親に何かかって欲しいとねだる子供のノリ。それは、言葉には発してないと思う。おそらく死神とはテレパシーみたいなものでコミュニケーションをとっていたと思う。
しばらくすると「わかった〜」っていうゆるいノリで死神は帰って行った。
次の日、目が覚めると痩せた若い女性も起きていた。
「生きてた!」と思い、安堵した。
その後、女性が検査か何かのためにいなくなった時、もう一人の入院患者である70代のおばあちゃんがわたしに話しかけてきた。そこで得た情報によると、おばあちゃんは昔ガンになって完治したけど、年一回の検査入院していること(だから元気そう)、そして痩せた若い女性はまだ30代だけど、ガンの末期だということ(だからあんなに痩せていたのか…)。
女性のガンは亡くなった私の母と同じものだったので、大変さがよくわかった。
死神の姿形とは?撃退方法とは?
わたしが死神に会った話はここで終わりだけど、二つ気づいたことがある。
一つは、死神は怖くないこと。普通に意思疎通ができるし、出会った時も怖いという感覚は全然なかった。死神って、神様だし。
もう一つはお願いすれば帰ってくれることもあるということ。だから、もしも会うことがあって、お迎えに来たのだったら、まだ命をとらないようお願いしてみるといいかもしれない。
ちなみに姿みたいなものは分からなかった。
「居る」ことは感覚で分かったけど視覚的に見たっていう感じではなかった。
これは、全身麻酔(麻薬)による幻覚症状かもしれないし、覚醒かもしれない。あの女性、克服して元気に暮らしているといいなと今でも思う。
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