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あー疲れたなあ。

人の群れる中でたびたび生じる連帯感っていい意味のものなら良いけど、悪い意味になると重いよなあ。

いい意味であっても、時には私にとっては重くて煩わしくて仕方ないのに。

ニンゲンは群れないと生きていけないのだろうか。

確かに独りは寂しいよ。
寂しいけど、独りにならないといけない時ってあるでしょう?

King Gnu、常田さんだって言ってたよ。
三文小説の中でそう言ってた。

「みんなで頑張ろう!」

文化祭みたいなノリがたまにこの歳になってもあるが、私はとても苦手だ。

リアルでもSNSでもあると逃げ場がなくて嫌になる。泣きそうになるくらい嫌になるの。

みんなで頑張らなくても良くない。
それぞれが頑張るときがあっても良くない。

それを決めるのは、私でいいでしょ?
あなたじゃないよね?


脱ぎ去った笑顔の仮面は床に落として、まとっていたシャツワンピースは洗濯機に突っ込んだ。

心に蔓延る靄はどうしたらポイってできるかな。命の洗濯といったミサトさんの言葉を信じて、お風呂で洗い流すしかないかな。

あー人生っていいことばかりじゃない。

いいことばかりであって欲しいわけじゃないけど、でも思いませんか?

特に深く考えずに出てくる、人生って…っていう言葉。

それきっと、心の靄を剥がすのに必要な言葉だと思うんですよ。

ふと思いました。

根拠はありません。
でも、強いて言えば私の心が「そうだ!」と叫んでいます。

だからきっと、少なくとも私にとってはそうなのでしょう。

群れ溢れるニンゲンの中のひとりくらい、奈落の底にあるものが何かって考えたっていいじゃない。

気になることはとことん考えるべきだ。


群れなくていいけど、群れてもいい。

0か100の両極端のみの思考から解放されるために、私はこの言葉をここに置いておく。

好きな時に群れて、好きな時に独りになる。

その一瞬に交われるニンゲンこそ、私は奇跡の存在だと思う。言い過ぎかもしれないけど、その言葉が1番に浮かんだ。

あー疲れたな。

口癖。
いつからだろう。

こんな口癖、私の耳が効いているのだから余計に疲れてしまう…と焦って言うのをやめようとしたことあったけど、無理だった。

口癖を治すのは難しい。

明日が来る前に、この靄を引き剥がしてしまいたい。この心と体から。

夜に沈む中で、まとわりつくすべてを夜が持っていってくれたらいいのに。


頂いたサポートは新しい感動を得ることに使わせていただき、こちらにまた書いていきたいと思います。