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36歳から始める本気の英語学習_その2(語源、発音、精神論)

前回の続きです。

1.Google画像検索×Notionで単語暗記
2.Etymology(語源学)による単語理解
3.有料動画を使った細かな発音学習

のうち2と3について、あとプラスアルファでやっていること、精神論など書きます。




2.Etymology(語源学)による単語理解


「etymology」という英単語はあまり一般的ではないと思う。翻訳すると「語源、語源学」となる。

例えば、
✋手の爪に塗る「マニキュア」:manicure
 →"man-"が"hand"を意味する。
🦵足の爪に塗る「ペディキュア」:pedicure
 →"ped-"が"foot"を意味する。
■共通して、"-cure"は"care"を意味する。

このように単語を分解できるようになると、意味の推測がしやすくなり、丸暗記が減らせる。

語源学(ごげんがく、: etymologia、: etymology)とは、ある語について、何に由来するのか、あるいはいつ借用されたのか、意味やがどのように変化したのかを探る学問である。

Wikipediaより

──といっても私自身は語源学に精通しているわけではない。ただ以下の本の受け売りで書いている。

この「Instant Word Power」は、Etymologyを利用した単語理解のドリルのようなものだ。すべて英語で書かれており、本に直接書き込んでいくスタイル。アメリカのペーパーバックなので紙質は非常に悪く、また1982年刊とかなり古く、単語や使い方が少し時代遅れの可能性もある。今はもっと良い本があるかもしれない。

私は昔(10年以上前?)これを買って途中で辞めてしまった。でもその途中までの部分をずっと覚えているので、ある程度効果的な気がして、再度トライしている。

1回分が30分程度の分量なので、夜にまとまった一人時間が取れる時にやっている。漢字ドリルや数学ドリルに近く、ひたすら手を動かす。PCやスマホの液晶ばかり見ていると疲れるから、別のデバイスを用意しておくとリフレッシュになって良い気がする。



3.有料動画を使った細かな発音学習


※PRではありません。

YouTubeを見ていると時々「有料級」という言葉が出てくる。「有料級の情報ありがとうございます!」とコメントが書かれていたり、タイトルに「有料級!」と自分で書いている人もいる。

動画文化が定着して久しいが、実際に有料の動画を購入したのは、私にとって初めての体験だ。購入したのは以下の「発音マスタークラス」というもの。

Atsuさんという英語系ユーチューバーが作成している。合計500分程度なので、10分の動画を100円払って見ている感覚だ。

最初に結論を書くと、この有料講座自体はものすごいお得感はないが高くもない、という感じ。個人的には後悔していないが強くおすすめしたいわけでもない。それよりも
・なぜ発音なのか
・なぜ動画なのか
・なぜ有料なのか
がポイントだと考えている。


なぜ発音なのか

前回の動画の冒頭に書いたように、私は英会話力を重点的に改善したいと思って学習している。特にリスニングができないことが会話や仕事を難しくさせており、なんとかしたかった。

そこでまず──2年近く前になるが(出産で一度学習が途切れたため)──『英語耳』という本で発音の練習をした。これはある程度効果的だった。特に子音の発音における息の使い方が日本語とは全く違うことを知れて、意識するようになった。しかしその後継続して練習などしなかったためせいか、リスニング力はあまり変わらなかった。

(英語耳は最終的に「歌で練習しよう」という方針だが、これが自分にはあまりフィットしなかった。私はあまり洋楽を聴かないし、歌を歌うという行為が習慣化しづらかった。)

次に、YouTubeで「どうやったら英語が喋れるようになるか」的な動画を見漁った。多くの人がシャドーイングを勧めていた。「自分が発音できなければ、聞き取れない」とよく言われている。ので、実際にやってみた(TEDやフレンズ(ドラマ)を使った)。たくさん試したわけではないのだが、一人でやっていても、発音自体がそもそも正確にできていない気がした。

そこで「発音を網羅的に勉強したい」と感じるようになった。一つ一つの母音・子音もさることながら、音のつながり(リンキング)や脱落など、ある程度のルールが知りたかった

シャドーイングをひたすら繰り返すというのも一つの方法だったかもしれない。でも、私は耳があまり良くないし、体育でも実技より学科で点数を稼ぐタイプだ。体系的な理解をしてから練習する方が自分に合っているだろうと考えた。


なぜ動画なのか、有料なのか

音について理解するならば動画が現時点で最良の選択肢だろう。もちろん時間と費用を惜しまなければ、コーチングや英会話教室など選択肢は他にあるけれど、私はあまりお金を使いたくなかった。アプリもいいかもしれないが、音声だけでなく、実際の口の動きが見れるほうがよいと思う。

さて、無料の動画(YouTube)という手もあるがなぜ有料を選んだかというのはわりと単純な話だ。無料動画だと、
・「もっといいチャンネルがあるかも」とつい探してしまう
・無駄なくまとまった一連の動画が見つけづらい
・より面白そうな別の動画に気持ちが向いてしまう
・無料だから(コストがかからないから)途中でやめてしまう
──要は、完全に無料で学習する場合は強い気持ちが必要とされるが、自分は弱い人間なので、お金で自分を縛った。という感じ。

結果はどうだったかというと、最初に書いたように、この講座自体は特別お得ではないが高くもなく、有料だけに優良な品質だった。Atsuさんという日本人の英語マスターとNickというアメリカ人が2人で解説してくれる。一回の動画が3分〜10分程度なので、隙間時間に取り入れやすい。掛け合いはややN◯Kみがあり、笑い重視の人には物足りないかもしれないが、講義と考えれば良い品質だ。



他にも:通勤時間のSpotify、娯楽としてのYouTube


以上説明した3つの学習方法は

1.Google画像検索×Notionで単語暗記 →昼(PC)
2.Etymology(語源学)による単語理解 →夜(ペーパーバックとペン)
3.有料動画を使った細かな発音学習 →夜(PCとiPad)

と、なんとなく分けてやっている。プラスアルファで
・通勤時間にSpotifyで「解説!1日5分ビジネス英語」を聴く
・通勤時間や娯楽時間にYouTubeで英語系動画を見る
もやっている。

Spotifyの英語チャンネルは色々漁って試してみたところ、こちら↑が一番面白くて聴きやすかった(私の場合、完全に英語だと意味がわからなくて面白くないので、続かない)。

YouTubeは色々見ていて、
・Atsu さん(総合系・ビジネス寄り)
・だいじろー さん(発音系)
・あいうえおフォニックス(発音系)
・StudyInネイティブ英会話(会話系・カジュアル寄り)
などを見ている。ネイティブのチャンネルも開拓したいがまだできていない。これは学習というよりはモチベーション維持がメインなので、「英語って面白いな〜」と思うのが大事だと思っている。

また、今後のステップでやりたいことは
・ELSAスピークというアプリなど使って発音の練習
・シャドーイング再開
・英会話の練習(誰と?……未定)
というふうにイメージしている。



快適な温度を探している


時々noteにこういう「〜やってる」系投稿を書くのだが、つくづく、やり方は人それぞれだなと感じる。

一言で英語学習と言っても、その人のもともとの能力も違えば、目的も違うし、環境も違う。当然のことながら、どうやって勉強するかは人によって千差万別なのだろう。

「私はこうして英語が喋れるようになった!」という人の話(動画)を色々聞いても、
・とにかく喋る環境に飛び込め!赤ちゃんのように吸収すべし!
・たくさん本を読むべし!
・単語命!
・シャドーイング命!
・コーチング受けた!
・一銭も払ってません!etc…
と、本当にいろんな人がいるものだなぁと思った。

特に今回痛感したのは「何を面白いと感じるかは人それぞれ」ということだ。例えば、お笑いのテレビ番組を面白いと感じる人もいれば、ニュースを見て面白いと感じる人もいる。厳密にはfunなのかinterestingなのか「面白い」の意味が違うのだが、要は、快適なやり方って人それぞれなのだと思う。

私はどちらかといえばinterestingだと思える情報・方法に惹かれる。だからinterestingが80%・funが20%という配分の情報を接種していると最も心地よい。いい温度の風呂につかっているような感覚だ。でも、この温度だとぬるい/熱いと感じる人もいるだろう。


語学を習得するためには一定の時間がかかる。これは間違いないと思う。

長期戦だからこそ、快適な方法を選ぶべし!

そう信じて、私はトライしています。

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