迎えたApple、別れたApple
最近また徐々にApple熱が燃え上がっている。というわけで今日はガチガチのガジェットネタ。
この円安のさなかにApple新製品を定価で買う体力はなく、iPad Proの20万円超えに絶望し、いずれ……と夢を見つつ、とりあえずAppleエコシステムという名の温泉には浸かり続けている。
アンチApple!?
新しく会社に加わったメンバーがアンチAppleらしい。PCはDELL/スマホはGoogle Pixel/タブレットはGalaxy/イヤホンはNothing、という、なかなか珍しい装備を揃えている。こだわりがないわけではなく"あえてAppleを外している"ことがガジェット好きならわかるであろうこのラインナップ。
「アンチApple」って意外と珍しくないだろうか?価格やソフトウェアの問題でアンドロイドやWindowsを選ぶ人は多いと思うけれど「Appleが嫌だ」という声は私は少なくともリアルで聞いたことがない。
では、件の彼がなぜアンチAppleか?というと……「まわりがみんなAppleを使っているから嫌だ」という至極感情的な理由だった(ちなみに私の仕事はざっくり言えばデザイン系なので、Appleが根強く人気)。まぁそれは個人の自由なのだけど、会社がAppleのエコシステムなので少しやりづらそうなんだよなぁ。
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そんなアンチに触れて私のAppleオタク魂は刺激されてしまったのだろうか?
スティーブ・ジョブズがiPhoneを発表した時の英語プレゼンを通勤電車で見て、うっかり涙しそうになったりもしている。
Homepod miniを迎えた
話が逸れたが、今さらながらお迎えしたのがHomepod mini。メルカリで売上金など使ってタダ同然で購入できた。
スマートスピーカーは、Amazon Echo Show 5を発売と同時に(コロナ開始頃)2台導入したのが最初。その後もEcho Dotをセールで格安で買い足すなどして使ってきた。
リビングではEcho Show 5のうち1台をharman kardonのSound Sticksというスピーカーにつなげていたのだけれど、最近Sound Sticksが不調で、場所もとるし、思い切って処分することにした。するとリビングのスピーカーがAmazon Echo 5のみになる。これでは音が心もとないなと、(ちょうどApple熱が上がっていたこともあって)Homepod miniを導入してみた。
Echoを使っていて「スマートスピーカーに音質は期待できないな」と思っていたのだが、「良い音質のスマートスピーカーがあったら一石二鳥じゃない?」と考えを改めた。
夫からの痛い視線もあったので、2台のステレオ導入は譲歩し、まずは1台から試してみることに。以下、使ってみた感想を簡単に書いてみる。
■音質:巷で評価されているように、かなり良い!ステレオにしたらharman kardonに引けを取らないかも。あまりビートの効いた曲を聞かないので、重低音がどうかはわからない。少なくとも、Echo Show 5とは雲泥の差であることが、音にうるさくない私でもわかる。高音がクリア。ラジオも聴きやすい。
■デザイン:とても良い。Appleらしく、デザインと質感はとても好印象。同じ球形でもEcho Dotは重心が下にあって少しボテッとしているが、Homepod miniは重心が高い。表面のメッシュもAppleはきちんとデザインしているので、球形が引き締まって見える。同じ方向性なのにこうも違うものかと感心、学びが多い。
(Amazonもヘビーユースしているので、決してアンチではないのですが…)
■機能性:良くも悪くもAppleっぽさ満点。Handoffによる音源の転送は(Appleらしく)直感的で使い勝手が良い。一方、Siriによる音声コントロールは正直Alexaに劣る。AIの性能差だけでなく(Appleらしく)柔軟性を消している点に問題あり。
AlexaはSpotifyやradiko、iRobotなど様々なアプリケーションにネイティブ対応しているので、話しかけるだけである程度の操作ができたが、HomepodのSiriは基本的にiPhoneを介しての操作しかできない。例えばNHKラジオが聴きたい時に、Echoなら「Alexa、radikoでNHKラジオかけて」と言うだけでよかった。しかしHomepodの場合、iPhone内でradikoを起動するためのショートカットを作成し、かつ、そのiPhoneをそばに置いておく必要がある。Homepod miniだけでは完結しないということだ。面倒だし、タイムラグもAlexaより大きい。
また、音楽サブスクはApple music以外ほぼ全滅。SpotifyとYouTube musicを日常使いしているわが家にとっては、音声操作できないのでやや不便。
私はデジタル好きかつApple信者なので、辛うじて使いこなす意欲がわく。そうでない人には致命的な部分があるかも……。万人受けはEcho、またはGoogleかな。
AirPodsを手放し、OpenFitを迎える
そんなこんなの一方で、お別れしたのがAirPods。オープンイヤー型のShokz OpenFitという製品に乗り換えた(本当はAirPodsも所有しておきたかったが、財政難のためいったん売った)。
耳を塞ぐイヤホンが好きではなかったので、最近人気のオープンイヤー型を試してみた。OpenFitのつけ心地は、誇張なしにつけているのを忘れるほど。音は、耳の中というより耳の傍で鳴っている感覚。散歩中に音楽を聴くと、自分が映画の主人公になってBGMが流れているような心地よい気分になれる。ただし電車内など騒音が大きい場所で使うにはかなり音量を上げねばならず、音漏れが少し気になる。安いノイキャンが一個欲しくなる。
また、AirPodsと違って存在感が強くてビジュアル的に目立つ。当然ながらデザインも(個人的には)劣るし、Appleエコシステム内での使い勝手も劣る。いやはや、あっちを立てればこっちを立たず、とはこのこと。Appleがオープンイヤーを作ってくれればよいのだけど、高そうだしなぁ……。
つい先日新商品が出たので、今から買うならこっちかも。
デザイン的にはBOSEが良さそうなのだけど、マイク品質が悪いらしいのと、高すぎるので却下。
Magic Mouseともお別れ
そして、ついに、10年来の相棒だったMagic Mouseともお別れしそう。
最近どことなく右手の調子が悪く、エルゴノミックデザインのマウスに興味が湧いた。加えて、Rhinoceros(3Dモデリングソフト)とMagic Mouseの相性が最悪すぎたので、新しいマウスを迎えてみることにした。
トラックボールと迷いながら選んだのは、Logicool MX MASTER 3S。
PCは仕事道具なので、最高級品?を選んだ。まだ届いていない。ドキドキ。なんだかついでにキーボードの打鍵感まで気になりだして、MX KEYSも揃えたくなるけれど、さすがに手が回らない……。
Magic Mouseは酷評されることが多いが、私はあまり気にならず使っていた。Logicool、どうだろうか。楽しみだな。
なぜだか春と秋はガジェットが気になる。メーカーに踊らされてるだけかも!?