2023年の抱負

あけましておめでとうございます。

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私は、今年の抱負や目標を名言するのがあまり好きではありませんでした。

飽きっぽく、興味の向いたことにすぐ手を出すタイプなので、1年以上の長いスパンで固定された目標に向かって進める気がしないからです。どうせ守れない抱負や目標を掲げても意味がない。……という考えで、気の向くままに生きてきました。

ですが、2023年は抱負をハッキリと掲げてみようと思い立ちました。しかも具体的に設定します。物は試し、その後どうなるか?2023年の終わりにこのnoteで振り返ります(たぶん)。


──2023年の抱負まとめ──

1.仕事と子育ての両立
2.3Dモデリング技術を習得する
3.本名でnote記事を更新する



1.仕事と子育ての両立

4月から子どもを保育園に預け、職場に復帰する予定です。私の働き方は、週4日フルタイムの正社員+副業(個人事業)という形です。といってもゆるゆるな正社員契約なので、定時・残業・有給・時短などという概念はありません。良くも悪くも個人の裁量に任されています。

(以下保育園に受かれば、の話ですが、)朝の送りは夫にお願いする予定です。私は、出社の日はおそらく17時に退社→18時までに子どもを迎えに行き、帰宅してご飯、お風呂、寝かしつけ……等々を一人でこなさねばなりません。加えて個人事業の仕事も入ってきそうなので、かなり忙しくなると思います。

仕事と子育ての両立に関しては、目標をかなり低めに設定し「命を守るのが最優先。次に大切なのは家族が健康でいられること」と考えています。頑張りすぎず、健全に続けることがテーマです。

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2.3Dモデリング技術を習得する

私は、建築の設計を仕事にしています。

(これまで身バレが面倒で職種を書かずにいたのですが、それが逆に面倒になってきたので(笑)、今後はもう少し仕事の内容に触れていくかもしれません。)

教わった環境や時代の影響で、私自身はまだ3Dモデリングがほとんどできません。「モデリング」という言葉は聞き馴染みがないかもしれませんが、「VR」「3D CG」などと呼ばれるものの作成を指します。といってもゲームを作るわけではなく、建築家や設計士の場合は検討/プレゼン/建主への説明のために3Dモデルを作成します。

この10年ほどで、3Dモデルを作れることが当たり前になりました。職場では若いスタッフが作ってくれます。だから私は必ずしも習得できなくても良いのですが、単純に「自分でも作りたい!」と思い始めました。楽しそうだし、負けず嫌いなもので……。

もう一つ、野望があります。自分で3Dモデリングができればメタバースに進出できるかも、とも考えています。

私にとって、現実世界の建築物のほうが圧倒的に魅力的ですし、リアルな手触りや陰影に勝る体験は今後も現れないと考えています。ただ、バーチャルな世界だからこそ可能な体験があることも事実です。それは「架空の世界」と「物理的距離を飛び越えて同じ場所にいること」です。

「架空の世界」について。
バーチャル空間には重力がなく、建材の劣化もなく、日当たりも風量も関係なく、台風や豪雨もなく、火事も起きません。つまりほとんどの建築基準法的制約から自由になります。その意味で、バーチャルは宇宙よりも自由な未来だと考えています。そこに発生する街や建築物に興味があるし、自分自身が参加したいのです。

新しい法規もどんどん必要となるでしょう。例えば、現実世界で建築する際に必ずかかる道路斜線制限は、マンハッタンのような過密都市をきっかけに生まれた法規です。しかしバーチャルの世界においては斜線制限なんてナンセンスになります。構造計算も排煙計算も不要です。想像もできない諍いが起き、新しい法規が生まれるでしょう。どのような法規が必要とされるのか?すごくワクワクします。

「物理的距離を飛び越えて同じ場所にいること」について。
例えば私が19世紀ロンドンの街並みを再現し、シャーロック・ホームズをオマージュした”周遊型謎解き”をゼロから作ることも可能なわけです。そこで開催されるゲームに、北海道と沖縄から同時に参加することも可能です。

あくまで可能性の話であり難易度は高いのですが、この可能性をみすみす見過ごすのはあまりにもったいないな、と思うようになりました。

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3.本名でnote記事を更新する

実は本名で登録しているnoteアカウントがあり、数年間フリーズしています。こちらをちゃんと動かしたいと思っています。仕事に関連する話がメインになると思います。子育てを通じて気づいたことも、仕事に関連する場合は本名アカウントで書くようにします。

匿名で自由に書けるこのnoteも気に入ってはいるのですが、一個人の公な記録としては弱くなります。長い目で見たときに、自分という(名前ある)人間の言葉もきちんと残したいと考えています。


というわけで、上の3つ以外は意識的に優先度を下げる1年にするつもりです。具体的には、

・読書(noteに書く読書感想文含め)
・交友関係
・哲学する時間
・その他の趣味

は優先度を下げます。そうしないと、時間がいくらあっても足りないことに気づいたからです。

結果として人が変わったように見られたり、付き合い悪いなぁと感じられるかもしれません。それもやむなしと思っています。一生涯の話ではなく、今必要なものに重点的に時間を割きたい。35歳を越え、子どもができ、自分の時間ひいては人生が有限であるという事実を強く意識するようになりました。

このnoteの更新頻度は下がってしまうかもしれません。でも、ここはここで自由に気兼ねなく文章が書ける貴重な場所なので、大切にしていきたいです。(とか言ってめっちゃnote書いてたら笑ってください。)

今年も一年よろしくお願いいたします。

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