庭園という魅惑

■アガサ・クリスティー『ハロウィーン・パーティー』

飛び飛びで読んでしまったので、なかなか人物も覚えられず、正当に評価できているか怪しい。内容については深くコメントしません。ポアロシリーズ晩年の作品ということで、成熟していて、教訓めいた話は多めかな。


あまり関係ないのですが、庭園が舞台として出てくるので、そこに思いを巡らせていました。

ポーの短編「庭園」(のちの「アルンハイムの地所」)や、少し違うけれどアガサ・クリスティでいえば『ポアロのクリスマス』に出てきた箱庭。のように、庭園って人を夢中にさせる魔力があると思う。庭園を「つくる」ほうの話。

「アルンハイムの地所」のエリソンも、庭園の美について延々と語っていましたが(あれ好きなんだよなぁ)……庭園って興味深い、とあらためて。

美しい、気持ちいいという感覚がダイレクトにわかりやすいし、楽しいんだろうな。と妄想。(はい、例によって内容と全然関係ない。)


ミランダ可愛かったなぁ。


次のポアロシリーズ、何を読もうかなぁ。『白昼の悪魔』『象は忘れない』『死との約束』あたりが気になっています。


なんと悲しい言葉だろう、“よかれと思って”世にも悲しい言葉だ、とポアロは思った。(P.365)


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