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【読書】のマガジン

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#日記

読書感想文一覧【随時更新】

noteに投稿した読書感想文が増えてきたので、自分の整理も兼ねて一覧にしてみました。随時更新します。脱線している場合も多いですが、気になる本があればぜひ読んでみてください。 2022年■アミール・D・アクゼル『「無限」に魅入られた天才数学者たち』 ■有元葉子『レシピを見ないで作れるようになりましょう』 ■ジョージ・オーウェル『一九八四年』 ■ダン・ブラウン『ダ・ヴィンチ・コード』 ■日高敏隆『ネコの時間』 ■加藤文元『人と数学のあいだ』 2021年■志賀直哉『暗夜行路』

読書を始める夫へ

今朝、夫が突然こんなことを言った。 「やっぱり、読書したほうがいいと思うんだよね」 は、はぁ。どうして急に?と聞くと、 「QuizKnockを見てると、読書って大事なのかなと思ったんだよね。知識が増えていくのが楽しそうだなって。あと岡田斗司夫も読書が一番コスパがよくて、お金を稼ぐ力をつけるには読書が必要だって言ってた」 ……どんだけYouTube仕込みやねん!というツッコミはおいといて(私も負けてない)、「読書をしたい」という気持ちは素敵だよね、と素直に思った。 ・

はじめて本に線を引いてみた

これまでの人生で、頑なに「本に書き込む」という行為を避けてきた。 理由は……「なんとなく本が汚れる感じがしていやだ」と「次に読むときに新しい発見を得られない気がする」の二つだった。 特に後者を、私は恐れていた。線を引くと、なんだか大事なところをマーキングしているみたいで、次に読むときに「あ、ここが大事なんだな」と勝手に脳が認識してしまうのではないか。それでは読書が現代文の試験問題みたいになってしまう気がした。記憶力の悪い私は、再読でも毎回まっさらな気持ちで読書できるという

純文学を愛する理由が突然わかった朝のこと

今朝、電車の中でポール・オースター『幽霊たち』を読んでいたときに、突然きた。それは稲妻のように突然で鋭い感覚だった。 なぜ、純文学が好きか。突然、わかった。 ちょっと小難しいから? 筋があいまいだから? ブンガク的だから? かっこいいから? 教養として? 違う!違う、全然違う。 純文学は、作家の魂の叫びだったのだ。私は、その魂の叫びに耳を傾けて、言葉を摂取しているんだ。そうして、一人一人の作家がどのように生きていたか、どのように世界を見ていたかという「目」そのものを集

引用は手で集めたい

私は、読んだ本の中で気に入ったフレーズ(引用)をひたすら集めています。 これは趣味のようなものかもしれません。noteに記事を書くときに挿入あるいはタイトルに使用することもあるけれど、それ以外にも、かなり大量の引用をストックしています。 たとえばこんなふうに。 僕はとうとう芸術とはほんとうに何のためのものかということが、少くともある意味で理解できたのだ。芸術とは人ひとりに喜びを与えるものだ。それに心酔するあまり幸福になったり、憂うつになったりするような、そんな力のあるも