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10年前と違って収支管理を徹底してキャッシュフローを把握するようになった

Boyaです!

10年前までは恥ずかしながら家計簿などで収支管理をしていませんでした。

しかし、収支管理を徹底して継続していくことで、使っていいお金とそうでないお金を明確に把握することができ、生活にメリハリをつけることができるようになります。

今回は10年前の激鬱の時の金銭感覚と今の金銭感覚についてご紹介したいと思います。

それでは行ってみましょう!

10年前のお金の価値観や金銭感覚

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10年前までのお金のやりくりは、頭の中で記憶している支払いなどをざっくりと計算して決済判断をしていました。

概ねはそのやり方で大きく使い過ぎることなく他人に迷惑をかけずに生活できていました。

しかし、どんどん鬱の進行が深刻になっていった頃、自分自身の金銭感覚が崩壊して感情でお金を使うようになり、収支を無視して買い物をするようになってしまいました。

13年前になりますが前妻との生活の時は、共働きだったため、各々が自身の収入に合わせて生活費を出し合うスタイルで収支管理していました。

しかし、僕のうつ病が深刻化していくにつれて、買い物にも不安がでてきたので前妻が収支管理をするようになっていました。とはいえ、僕自身の物欲が非常に強かったのでコントロールが非常に大変だったと思います。

今でもあの頃のことを思い出すと非常に前妻には申し訳なくなります。

他人が管理しないと生活費と趣味の境界が曖昧になってしまうほど金銭感覚が非常におかしな状態になっていました。

とはいえ、うつ病になる前の金銭感覚が良かったかというと、違うなと今の自分は思います。

では、僕の金銭感覚はどうだったのでしょうか。

10年前までのBoyaの金銭感覚
・趣味(車やバイク、ゲーム、漫画など)にお金をかける
・洋服などの身嗜みは最小限
・外食もガッツリ食べられるものじゃなければお金をかけない
・経験にお金をかけることはあまりしない
・健康にお金をあまりかけない
・病気や痛みが出てからでないと動かない
・車やバイク以外は単価の大きい買い物には抵抗を感じる

自己投資や健康に関して本当に消極的でした。

改めて自分で書いていても本当にもったいないなと感じます。

健康や自己成長、他人とコミュニケーションのネタになるようなものに自己投資することはありませんでした。

元々が自己成長を促すようなお金の価値観をしていたわけではなかったため、金銭の管理能力が著しく低下した状態は浪費以外残りませんでした。

そのような自分が自分ではないような経験をしたこともあり、自分の頭の中だけで判断することに自信がなくなっていました。

もっと言うと、お金を使うことが怖くなりました。

僕はリワークに通ってた頃は、買い物をすることに恐怖を感じてました。自分に対してお金を使うことに非常に強いマインドブロックがかかっていました。

そんな状態の僕がお金のマインドブロックを少しずつ解除していき、必要なものには大胆にお金を使えるようになったのは、やはり再婚をしようと決意したことが大きなキッカケでした。

ただ単に我慢して貯金するだけではなく、効率よく自己成長のためにお金を使うことをしていく訓練をここ数年で少しずつ身に付けていきました。

現在のお金の価値観や金銭感覚

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では今の僕はどんなことにお金を使うようになったかというと
・健康のためにサプリなど食物のために使う
・自己啓発本など読書に使う
・珍しい郷土料理や高級レストランなど外食に使う
・身嗜みを整えるために小物系を中心に使う
・友人達との交際のために使う
・旅行など体験のために使う
・意識を高めるためのアイテムやサービスに使う
・募金や寄付する
・楽器演奏の趣味のために使う

10年前と比べると別人のようにお金の使いどころが変化しました。

主に自己成長や健康のためにお金を惜しみなく使うようになりました。

また、食事を中心として体験や経験を得るためにお金を使っています。

珍しい郷土料理や高級レストランにいくことによって、味覚を体験するだけなく、シェフやマスター、スタッフさんと会話することができ、彼らの経験も体験することができることが非常に楽しいのです。

そして、そこで得た知識を友人や知人、初めて出会った人達に会話することがまた非常に面白いのです。更に面白い経験や体験を教えてもらうことができることもまた自己成長になっていきます。

食事は生きていく上で誰しもが行う行為だからこそ、食事に関連する珍しい体験をしておくと様々な人が興味を持ち話を聞いてくれます。そして、更に面白い情報を提供してくれるのもまたは非常に面白いのです。

食事以外にも健康のために自己投資しています。

やはり、不健康だったからこそうつ病が酷くなったという経験から、日頃の食生活では補いきれない栄養素をサプリメントで補うようにしています。

健康が損なわれている状態だと体験や経験を得るのは難しくなります。

そのために自分が元気でいられるように必要な費用として考えています。

交際費や募金、寄付などもある意味体験を買っているようなものです。寄付をすることで経済を回しているという感覚を体験することができます。

最近ではお気に入りのお店がこのご時世の波に飲まれてクラウドファンディングをして募金をしていました。

僕と妻の思い出のお店でもあるため、積極的に支援をしたいと感じ寄付しました。

そのほかにも去年は台風によって被害が甚大だったりんご農家さんや、オーストラリアの大火災に対する消防のボランティアに対する寄付などをしています。

自己満足なのかもしれませんが、優しさから発信する自己満足ならしておいた方が良いと考えて寄付をしています。

現実的な話ですが、僕の今の収入は決して高くありません。障害者雇用で働き続け、正職員になりましたが今年の給与は変わっていません。

しかし、心のゆとりをしっかりと持ちたいと考えています。

あまり収入がないからこそ、寄付もできる範囲で行いたいと思っています。

従来までは物中心の買い物でしたが、今は体験や経験中心のお金の使い方をしています。

そうすることで人生経験が増し、話の引き出しを増やしていくことができます。

お金を使うだけでなく、勉強して真剣に取り組むことでより面白味を増すことができるようになります。

初対面の方と会話をしても好印象かつ興味をもたれるようになったなと実感します。

ただし、これらにお金を回すためにはしっかりと収支管理をしないと回すことができません。

闇雲に使い続けているとただ貯金を減らすだけです。

収支管理を徹底すると生活が豊かになった

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勘違いしていただきたくないのは経済力が上がるというよりは、生活にメリハリがついたおかげで、納得のいくお金の掛け方ができるようになり心が豊かだと感じるようになったことです。

収支の管理はアプリも試したのですが、家庭内で共有するということも考えると自作する以外は当初ありませんでした。

マネーフォワード は銀行連携ができるので契約していますが、家計簿としては25日支給の給与で考えようとすると管理しづらく、クレジットカードなどの翌月払いの管理をしようとするとこれまた管理しづらかったので諦めました。

一人暮らし世帯なら結構使いやすいと思ったのはLineが提供している家計簿アプリでした。

銀行連携や給与支払日に合わせて当月の給与を翌月の生活費として計算してくれるため、非常に使いやすい印象でした。

ただし、僕が調べた3年前時点だと家族同士での共有ができないため、結果として諦めました。

そうして、Google SpreadSheetを使って家計簿を作成し、Googleフォームと連携するプログラムを開発してSpreadSheetを開かなくても家計簿が入力できる仕組みを作りました。

下記画像が画面の一部になります。

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※日々の支出を入力する画面

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※日々の支出を入力する画面の下側に1ヶ月の支出のサマリーを表示させてます

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※スマホから簡単に家計簿に入力するために用意したGoogleフォーム画面

家計簿運用するようになってから3年が経過しました。

その間に海外で結婚式など大きな支出のあるライフイベントや引越しなどがあり、家計簿管理していたおかげで夫婦共に迷うことなく方針や運用を決めていくことができました。

家計簿管理をしていく上で特に重要なことは

・細かくて面倒臭くても全ての収支を書き込むこと
・毎月必ず月次共有会を開き夫婦でしっかり情報共有すること
・夫婦で取り決めたことには最大限努力をすること
・お互いに歩み寄って正直に話し合うこと

毎月月次共有会として当月や翌月の支払いや貯金の金額などをしっかりと共有します。

細かくデータには残しますが、細かく管理しすぎないように気をつけてください。細かくやりすぎるとメンタルが疲弊します。

また、銀行間の移動についても共有します。

いつでもお互いの口座の状態がわかるようにマネーフォワード などを利用して情報共有しています。

まずは自分達の状況や状態を数字で把握することが大切です。

そのため、いっぱいデータを録り溜めます。

そして、自分が自己成長する上で大切かどうかを見直していきます。

僕は従来の趣味のほとんどを整理して音楽だけに絞りました。

10年前の趣味は本当に多かったです。
・車
・バイク
・ガンプラ
・エアソフトガン
・漫画
・アニメ
・ゲーム
・楽器演奏
この中から、将来も続けられる自分がどんな高みに行っても続けられるものは何かを真剣に考えました。

残ったのは
・車
・バイク
・楽器演奏
でした。

更に今現実的に続けられるものは何かを考えました。

そうすると、残ったのは楽器演奏だけなのです。

ゲームについては今でも少しやります。その代わりお金のかからない無課金ゲームに絞ってやってるだけです。

楽器演奏については、それまでは個人で細々と練習していましたが、「飛び込みセッション」に参加したりしてより趣味を深めていくことに注力しました。

毎月のようにゲームを買い漁ってたのを一切止めて、余ったお金を飛び込みセッションの参加費にして参加したりしました。

そうすると、人間関係も拡がるようになりました。

更に自分の演奏スキルを上げるためにレッスンに通うようにもなりました。

趣味以外にも嗜好品を最小限にしたり、何でもかんでもコンビニで買わないようにしたりなどをして費用を抑えられるものは極力抑えて、外食や交際費、健康などにお金を費やすようにしていきました。

社会復帰するまでにしっかりと習慣化し、社会復帰して再婚するまでに妻とお金を共有しながらトライ&エラーで都度自分達のお金の使い方を見直しながら過ごしてきました。

僕のようにゲームを毎月のように中古で買ってきたりするような浪費癖がある人が突然それを無くすのはかなりのストレスがかかりました。

だからこそ、妻と一緒に生活する前からその癖を少しなくしていきました。

出会った当初から妻とはお金の使い方について意見交換をしていたため、自分のお金の価値観との相違に課題意識を持っていました。

かつての僕のお金の価値観には問題があると理解したからこそ、僕から歩み寄る必要があると実感していました。

これを変えないと僕は成長することができないと確信したのです。

ただ、僕の思いもよらなかった癖は、浪費癖ではなく、買い物への恐怖の方でした。

前述にある通り、前妻との生活の中で浪費が酷かった時期を思い出すと申し訳なくなる気持ちになる通り、僕にとって買い物は自分の抑えられない物欲を開放するトリガーになるのではないかという恐怖がありました。

そのため、苦行のような貯金をする傾向が強く、生活を楽しみながら貯金していく、適度に自分にご褒美を与えることが非常に下手でした。

ある目標金額に達成するために期間限定で忍耐することは良いことだと思います。しかし、モチベーションが低下しきっているにも関わらず、ひたすら貯金することだけしかしないことは避けた方が良いと思います。

まずは、自分の状況を正確に把握して、必要に応じて自分の状況に合わせて固定費を最小化する努力をしてください。

そして、ある程度のゆとりができたら、自己成長と健康、ちょっとしたご褒美を捻出するようにすると理想的です。

どうしても固定費が大きすぎてどうしても貯蓄が出来ない人もしっかりと数字で把握し、「具体的にいくら足りないのか、いくら以上あれば余裕がでる」を明確にしておくと副業など別な手段で収入を得るための指標になるのではないでしょうか。

お金の管理はお金持ちになってもついて回る課題です。

お金持ちになったらもっともっと複雑化するのはないでしょうか。

だからこそ、今のうちから身に付けておく必要があるのだと思います。

僕自身もまだまだ発展途上です。これからももっともっと成長していかなければなりません。

より良い管理の仕方を継続して模索し続けようと思います。

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