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人事評価されるための目標って立てる必要があるのか考えた話

私は目標を立てるのが苦手な方なんだと思う。
なんなら正直夢もなくてずっと探してる。
言われたことを自分のものにして全力で取り組めるタイプ。

大学時代、異国の地で勉強頑張って成績優秀者として卒業出来たのは、祖母から「何でも良いから1番になりなさい」と言われたことと、母から「アメリカ行っても良いけど奨学金取ってね」と言われたから。
補足するとアメリカでは成績などの条件が合えば貰える奨学金が沢山ある。大学側や卒業生の寄付で成り立っている、返さなくて良いタイプ。だから成績クラスで一番になって奨学金貰えれば2人ともに喜んでもらえるという理屈で勉強頑張った。
結論奨学金で100万円くらい学費浮かせられた。
(アメリカのこういうところが好き)

余談だけどアメリカでは返済義務があるのはスチューデントローンと言われている。日本で奨学金と言われている殆どはこのローンに当たると思うので学生ローンとかに名前を改めて欲しいと思っている。新卒の面接で奨学金取ったってアピールしても全然凄さが伝わってない反応されたのを覚えてる...

話は逸れたけど、そんなわけで人に言われたことを自分の目標にするのが得意だし、人に喜んでもらえるのが嬉しいし、昔から競争心が無いので目標とかなくても人生楽しく生きていけるし別に幸せ。
だから会社の個人年間目標が無くても向上心持って取り組めるし問題ない。

で、この間今の会社に転職してから初めての目標設定のタイミングがあった。
正直今までの会社では自分の目標=部やチームの目標だったし、お父さんみたいな上司だったので適当に書けばそれっぽく直してくれて、それを自分の目標にしてた笑
あとは多分こういう評価に対する不信感も積み重なっていて、年間目標に対する信頼が自分の中であまりないんだと思う。会社の予算と鑑みてA評価やB評価を調整している会社だったり、大した評価軸無しにとりあえず評価する会社だったりにいたから。
会社側としては目標立てて人材管理するという意味は理解できるんだけど、働いてる側としては「これ必要?(無くても十分頑張るよ)」と思ってしまう。

でも今の会社では新規事業に携わっているので部やチームのやることもみんなで決めていくし、お父さん的上司もいない。
そして多分適切に評価してくれる。
正直自分の目標なんて決められなくてもそれっぽいこと真面目にやるから要らないのにって思ったし、目標決めることに何の意味があるのかくらいに思いながらしょうがないから書いてみた。

とは言えここまで書いて思い出したんだけど、カフェに着いたらナプキンにカフェにいる間にやるべきことを書き出してto doリストをこなしていくのが好きだし、短期的な目標は立てるけど、1年先とか長期的なのが苦手なんだと思う。

で、目標を書いてみた。
それっぽいことを5種類書いてみた。
ちなみに私腹黒さもあんまり無いので、これなら達成して来年お給料上がるだろうみたいなことを考えながら決められないタイプ。
つくづくこのタイプの目標設定に向いてないのかもしれない。(向いてないとかあるのかな)

いざ上司と面談して内容確定させたら不思議とちょっと視界が明るくなってやる気が出てきた。
自分のやるべきことが明確になり、周囲とも認識が合った、それだけでも目標設定の意義が大いにあると感じた。

振り返って評価する時にまた悩むのは分かってるけど、少なくとも今自分はどこを目指してどう振る舞うべきなのか理解出来て、その目線が他者とも合った、そしてその目標を元に自分自身が成長できる、これだけで目標設定の重要性が十分理解できた。
競争心が無い者としては”評価”という言葉がアレルギーを起こすんだと思うけど、そのワードをスルーすればすんなり腹落ちして行動できる気がした。

おかげで今回の目標は珍しく”自分のもの”感があるので頑張ろう。

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