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ちんちん短歌カードゲームを思いついた。(その2)

【はじめに】

 前回の記事の続きです。今回はとにかくルールをまとめました。いまだに作られていない『ちんちん短歌カードゲーム・ちんちん百人一首』の説明書です。

【ストーリー】

 「ちんちん短歌」以外世界全てが全滅してしまった世界。
 「あなたとセックスがしたいです。本当の気持ちなんです」という事を、本当に好きで好きで、でもその人の名前以外全然知らない相手に伝えたい場合、どうしたらいいか。もはや己の存在すら消滅してしまっているのに。
 ちんちん短歌があるじゃないか。
 ちんちん短歌が、ここにあるじゃないか。
 俺の世界は、かつてちんちんだったじゃないか。
 ちんちん短歌を、もう存在しない愛する相手に、送ろう。手札から選んで、「お前みたいな俺ごときが愛する人間は所詮こういうちんちん短歌が好きに違いない、愛するから死んでくれ」と思いながら、場に出そう。
 もう僕たち私たちは、ゲーム性と共に、とっくにこの世にあれないのだから。

【ゲームの概要】

 「セックスルール」「ロイヤルハウスルール」の2つがあります。

 ※セックスルール 
 2人用の運命です(宿命ではない)。
 プレイヤーの一人(「ちんちん」と呼称します)はちんちん短歌所持者の一人となり、もう一人の相手はそのプレイヤーの、本当に好きな相手(「まんこ」と呼称します)となります。
 ちんちんはまんこに、自分が手にしている「ちんちん短歌」、つまりちんちんをすべて見せ、まんこにちんちんを入れてもらう事、愛されてしまう事を仕方なく許してもらおうとします。
 しかし、まんこの中に入れる「ちんちん短歌」は一つだけです。
 まんこが「入れることも仕方ないか」と思われるちんちん短歌と、ちんちんが「人間関係とか社会のあれとかもう全然どうでもよくて本当に本当にちんちんを入れたい」と思うちんちん短歌が、マッチングしない限り、セックスはできず、世界は消えたままです。
 1ゲームごとにちんちんとまんこを入れ替え、セックスがお互いにできたら優勝。片方だけできたら準優勝です。

※ロイヤルハウスルール
 3人以上用のゲームです。
 プレイヤーの一人は「まんこ」になり、残りは「ちんちん」になります。
 ちんちんはまんこが入れたくなるようなちんちん短歌を一つ出し、その短歌のプレゼンをして下さい。さらにその後、ちんちんたちは他のちんちんが出したちんちんを罵倒し、貶め、じぶんのちんちん短歌こそ素晴らしいと吹聴しましょう。
 それを見たまんこは、ちんちんたちから出されたちんちん短歌を一つだけ選択したら、そのちんちんの優勝です。
 1ゲームごとにまんこ役をぐるぐると入れ替えていくうちに、バターになると思います。バターになったら、バター犬です。 

【カードデータの見方】

ちんちんカード

 こんな感じで、カード1枚につきちんちん短歌が書かれています。全100種類。百人一首です。それ以外の情報はありません。

【ゲームの準備】

 セックスルール 
 
二人用のゲームです。
 両プレイヤーは対面に座り、中央にカード出せる程度の空間を用意してください。
 そして二人とも、持参した「ちんちん短歌」カードをお互い5枚を手にしてください。それがそのまま手札となります。
 その後、手の中に握れるサイズの「1」「2」「3」の番号札が、お互いあることを確認してください。
 もし番号札を用意することができなかったら、水性ペンを用意してください。手に、ペンで、数字を直接書きこむことで、番号札の代わりとします。

 ジャンケンをして勝敗を決めます。このジャンケンで勝った方が勝者で、負けた方は敗北者です。この後のゲームで何をなそうとこの結末は覆りません。ここで勝敗を決めておけば、わざわざゲームで勝敗をつける必要はなくなりますので、心置きなくゲームに集中できます。ちゃんとジャンケンをしておきましょう。

 勝者が「ちんちん」か「まんこ」のどちらになるかを選択できます。
 敗者は勝者が選ばなかった方の立場になります。

※ロイヤルハウスルールは説明が面倒くさいので、もう説明しません。

【ゲームの手順】

 1
 まず「まんこ」側のプレイヤーは、手札から1枚、「わたしはこのちんちん短歌が好きです。たとえ殺されてでも私はこのちんちん短歌と共に生きていきます」というちんちん短歌カードを出してください。
 そして可能ならば、その短歌がなぜ好きか、自分の解釈を語ってください。語れないなら、表情だけで結構です。

 2
 そのちんちん短歌を見て、「ちんちん」側のプレイヤーは「このまんこにはこのちんちん短歌が入るだろう」と思われる3首のちんちん短歌を、対面に居るまんこプレイヤーが読みやすいように場に出してください。
 この時、出した順番が分かるようにおいてください。おすすめは、左斜め上、真ん中、右斜め下、みたいに、階段状に置くといいでしょう。

ちんちんカード2

 このようにし、三首のおすすめちんちん短歌のうち、もっとも自信のあるちんちん短歌のプレゼンをちんちん側プレイヤーはしてください。

 3
 それが終わったら、まんこ側のプレイヤーはそのちんちん短歌の中から、一番よい、まんこの中に入れてもいいと思っている短歌の、出された順番の番号の札を手の中に一枚握りしめ、残りは捨ててください。(つまり2番目に出された短歌がよいと思ったら、「2」の番号札を握り、残りは床にでも捨てましょう。番号札が用意できなかった場合は、ペンで掌に数字を書き込みましょう)

 ちんちん側の人は、まんこ側の人が何を握ったのかを予想し、同じく番号札を握ります。この時、別にプレゼンしなかったちんちん短歌の番号札を握っても結構です(このテクニックを「ちんちんプレゼニックフェインター」と言います)。
 とにかく、ちんちんをまんこに入れたい。その気持ちで番号を握ってください。

 4
 お互いが番号を握ったら、ちんちん側のプレイヤーが番号札を開示してください。まんこ側のプレイヤーは、番号札が的中しているかどうかはさておき、「この人とセックスして、ちんちんをまんこに入れてもいいかな」と思ったら「優勝」と口にし、そのちんちんを受け入れてください。
 そうでない気分なら、首を静かに振るなど、拒否の姿勢を見せてください。
 この時、まんこ側が握った番号札をちんちん側に見せ、確認する必要は全くありません。ちんちん側の予想が当たってようが間違ってようが、別にどうでもいいのです。
 要するに、ちんちんプレイヤーの人柄です。人柄がよければ、まんこはどんなちんちん短歌を受け入れてもOKですし、またちんちん短歌がよくても、そのプレゼンの仕方や人格がよくないと感じたら、たとえ握った番号札が的中したとしても、受け入れを拒否して結構です。

 5
 要するに、人生とは、セックスとは、人格なのです。

 6
 (4)の処理が終わったら、ちんちんとまんこの立場を入れ替えて、(1)からゲームを繰り返します。
 勝敗は最初にジャンケンで決めているのでもう決める必要はありませんので、あとは飽きるまでこれを繰り返してください。

【ゲームの終了と勝敗】 

 先ほども言いましたが、このゲームの勝敗は最初のジャンケンで決まっています。また終了という概念はこのゲームにはありませんので、なし崩し的に辞めたくなったら終わってください。

【選択ルール・ロイヤルハウスルール】

 先ほどルール説明を放棄したこのルールですが、要するに複数人仕様のゲームです。3人以上でやります。この場合番号札は「参加人数-1」分の数字分用意してください。用意できないのなら、ペンです。ペンで掌に数字を書くことで代わりとします。
 プレイヤーは全員、1枚以上のちんちん短歌を用意してください。
 その後、ジャンケンをして勝敗を決めます。このくだりはセックスルールと何ら変わりありません。一人の勝者が出るまでジャンケンをしてください。
 ジャンケンの唯一勝者は「まんこ」となり、そのほかはちんちんになります。


 「まんこ」側のプレイヤーは、手札から1枚、セックスルールと同じく、いいと思っているちんちん短歌カードを出しその短歌がなぜ好きか、自分の解釈を語ってください。語れないなら、セックスの時と同じく表情だけで結構です。


 「ちんちん」側のプレイヤーは、出された短歌を手掛かりに、まんこが好きそうなちんちん短歌を「1枚だけ」、ちんちん側は同時に、いっせーのせで、出します。


 ちんちん側が全員ちんちん短歌を出したら、そこからフリー討論で、各自自分のちんちん短歌がいかに素晴らしいか。まんこ側にアピールしてください。
 フリー討論は時間無制限です。全員が飽きるまで語ってください。そろそろ終わりたいなあと思ったら、まんこのプレイヤーが、静かに首を横に振るなどで、「そろそろ」感を出してください。
 この時、ちんちん側が、万が一同じちんちん短歌カードを出して被ってしまったら、そのちんちんはちんちん失格であり、その回には選ばれることはできません。ただし討論に参加することは可能です。文句だけ言いましょう。

4
 フリー討論が終わったら、まんこ側プレイヤーは番号札を握ってください。まんこ側から見て左から数えた数が、ちんちんプレイヤーの番号になります。

ちんちんカード3

(※図は6人プレイ時の様子)

 まんこプレイヤーは、一番いいちんちん短歌を出し一番いい討論をした、一番いい人格の持ち主の番号札を、ちんちんたちに気づかれないように握ってください。

5※
 また、ちんちんプレイヤーは、「誰のちんちん短歌をまんこが受け入れるか」を予想し、番号札を各々握ってください。
 この時、ちんちんは自分の番号札を握っても構いません。

6※
 全員が握り終えたら、まずちんちん側のプレイヤーが番号札を開示してください。
 この時もっとも握られた数の多かったプレイヤーは、露骨なちんちんを見せたと天下の物笑いにとされ、ゲームから脱落、もしくは、マイナス1点に相当するペナルティ(顔に墨で落書きされる)などされます。
(最多得票が同点で複数人の場合は、その全員がマイナスになります。5人ちんちんがいて、2票・2票・1票と票が分かれた場合、2票を獲得した二人がマイナスです)

※注
3人プレイの場合は、5と6はやらなくていいです。
どうしてやらなくていいかは、やってみればわかります。


 その次に、まんこ側プレイヤーは、口頭で誰が優勝だったかを口にしてください。優勝した場合、まんことちんちんの両者に1点相当のプライズ(ポッキーを一本食べてよい)等されます。
 誰も優勝ではなかった場合、また、脱落したプレイヤーのちんちん短歌を優勝と思ってしまっていた場合は、静かに首を振り、ゲームから離脱か、マイナス1点に相当するペナルティ(尻の穴を見せる等)してください。
 当然、番号札を誰かに見せる必要はありませんし、握った番号札は確認されないので、急遽優勝をその場の空気で変えても構いません。そうすれば、まんこ側はマイナスのペナルティを受けることはありません。
 が、内心傷つくことになるでしょう。すばらしいものを、周囲の揶揄する意見によって曲げられ、誰にも知られず第二候補をまんこに入れることになるのですから。
 まんこプレイヤーは、番号札を確認される必要はないため、番号札を握ることすらしなくてもゲームは進行します。
 しかし、ちんちん短歌を確実に「選んだ」ことはしてください。
 選んだことを見せる必要はない。しかし、選ぶことだけは、してほしいのです。
 たとえ、好ましいと思える選択肢がなかったとしても。


 7の処理が終わったら、現在のまんこの立場を左へ移し、1に戻ってゲームを繰り返します。
 勝敗は最初にジャンケンで決めているのでもう決める必要はありませんので、あとは飽きるまでこれを繰り返してください。
 一巡してもっとも得点が多かった者が「ああ、君は得点が多かった人なんだね」と、天下から思われる事でしょう。思われるだけで、別に勝者であるとは私は思いません。ただ、得点が多かっただけです。それだけです。
 これが、ロイヤルハウスルールです。

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【まとめ】

まとめたいことは特にありません。

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