幸福について

幸福分類マトリックス

自然由来で必要→食欲、睡眠欲

自然由来だが過度には不必要→性欲

自然由来でなく、不必要→金銭、名誉

幸福に関する基礎知識

①幸福は、脳内の快楽物質による(セロトニン、オキシトシン、ドーパミン)生理現象

オキシトシン→主に人との関わりによるもの、家族、恋人、究極はセックス

ドーパミン→困難の達成によるもの。ビジネス、スポーツ分野で一番になる

セロトニン→自然から分泌されるもの、日光、運動

②幸福を感じるのは、今、ここにいる、自分である(主観的、相対的)

、幸福は、行為に対する報酬である

、予期するだけでも報酬は働く

アドレナリン、ノルアドレナリンは対ストレス

幸福とは何か?

生存行為に対する、肉体からの報酬。

このうち、個体として生存には、食事、睡眠、人間の種としての生存には、性行為などが含まれる。

幸福か興奮か

副交感神経優位か、交感神経優位か

心拍数の増加に見られる

継続するか、インフレするか

静かか激しい

食事に関わる(狩猟)、睡眠に関わる(妄想)、性行為に関わる行為から得られる幸福度が暴走、あるいは一人歩きした状態。

人間関係も同じ。

幸福か快楽か

快楽は、個人的かつ、一時的なこと。行為そのものに対する。動物的な物。

幸福は手段か目的か

「何かをするために幸福でいたいか?」

「幸福であるために何かをしたいか?」

幸福は、行動とその結果、あるいは結果への期待に対する報酬である。やりたいことであれば自動的に生じる。求める必要はない。

ただし、ただ幸福を追い求める場合、死にもせず、薬物にも頼らないのであれば、結果的に行動を伴うことになり、行き着く先は出家である。

極端な話、不幸のどん底にいては、やりたいことが達成されない。

やりたいことができるなら幸福である。でも、やりたいことができなくても幸福は感じられる。

①やりたいことさえできれば不幸でも構わない(仕事、研究、創作)
→究極の自己犠牲

②幸福にさえなれれば、好きな事はできなくても構わない(悟り)
→究極の自己完結

③やりたいことをやりつつ、幸福でもありたい
→究極の自己満足

人間として1番の幸福と、0番の幸福

幸福状態を、快楽物質の分泌量で定義するなら、薬物が最高である。0番は死ぬ事である。

生命と理性を保ったまま幸福になるのはその後に続く。

肉体がある限り、不調、不良に対処しなければならず、理性がある限り、不安、不満に対処しなければならない。

後者は宗教への盲信により達成される可能性がある

無邪気に遊ぶには、どちらもないが、あなたはもう戻れない。外国語の習得のように、知識と経験、学習を重ねる他ない。

幸福の限度

肉体的な幸福度には、肉体的な限度(許容度)か設定されている。食事や睡眠、性行為、それが直接的な死因になることは稀である。

ただし、精神的な場合(物欲、金銭欲、名誉欲、承認欲求)の場合、肉体的な限度が存在しない。それゆえ限度に達する事はなく、同時に満たされる事はない。あるいは、満たされた瞬間に、物足りなくなる。

その尺度が、成長の度合いの場合、指数関数的な伸びでさえ現状維持になる。

例えば年収100万から1000万になった時と同じ喜びを得るには、1000万→1900万(+900万円)ではなく、1億(10倍)になる必要がある。

現代におけるトラップ、逆作用

食事→栄養の過多と偏り(塩分、糖分)、飲酒

狩猟→賭け事

睡眠→不足、過多、不順、体内リズムと日射とのズレ

性行為→豊富なポルノ

人間関係→家庭、地域、職場への広がり、ネット

人類共通のチューニング法

原始人になったつもりで自然に身を置く。

自然、日光、運動、感覚、親しい人とのつながり、あるいはゆるいつながり。

自然→視覚(山、森、土、川、海、空、宇宙)

聴覚→自然音(木々のざわめき、川のせせらぎ、虫や動物の鳴き声)

運動→全身を使って、木登り。歩く、泳ぐ、全力疾走。ストレッチ、ヨガ

感覚

視覚→自然

聴覚→自然音

触覚→裸足で歩く、あるいは日光、風、水を感じる

嗅覚→自然から

味覚→自然的で美味いもの

仕事から得られる幸福について

地位、肩書き、役職から得られる→生活には何ら関係ない。極端な話、無人島では何の役にも立たない。

仕事全般に言えることは社会奉仕活動。仕事そのものから幸福が得られるなら、究極の幸せ者である。

多くはそうではない。行為や対象から幸福を得ている。シェフ手間あれば、行為は料理、対象は食材、あるいは客である。

人間関係から得られる幸福について

存在そのものから得られるか、関わり合いによって得られるか?親密か、そうでないか。

親密・存在→家族と暮らす

親密・関係→家族で食事、お出かけ

連帯感? 仲間との関係。

存在と共時と相互作用。

肉体的か精神的か?

肉体的→食欲、性欲、睡眠欲。一時的だが満たされる。肉体的な限度が設定されている。現代においては、比較的安価に達成される

精神的→物欲、知識欲、創作意欲、名誉欲、支配欲、権力欲、自己顕示欲、承認欲。基本的に満たされない、行動と発展と成長の原動力になりうるが、破滅の原因にもなりうる。

絶対的か相対的か?

絶対的→セロトニン、オキシトシンつまり自然から得られる幸福か、良好な人間関係(家族、友人など)から得られる。他者や過去との比較、発展、優劣、成長などを必要としない。

相対的→主にドーパミン。金銭、地位、名誉、競争、など。他者との比較、個人の達成を必要とする。

本能的か理性的か

本能的→動物的、三大欲求に加え、社会的動物である人間に取っては、他者との関係も含める。

理性的→学習、創作、研究、労働。

行為か状態か(金を稼ぐ、金持ちである)


継続するか達成するか

個人的、民族的、世界的

自己完結するか相手を必要とするか?

金銭的


雑記

常に自分よりも下の人と比べれば幸せでいられる。成長するなら過去の自分と比較すれば良い。

世界三大幸福論に対する、現代幸福論

幸福な時、これは幸福だ。とは思わない。これは幸福か? とも思わない。

幸も不幸もプラマイゼロであるという考えは、幸福は相対的なものという考えからきている。最終的に平均値が決まり、それに合わせてプラマイが相殺する、だけである

同じ種類の幸福が続くことはない。幸福は行為から抽出できる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?