見出し画像

リンパ浮腫ってこんな感じです!!⑩

この記事も10回目となりました。
2度目の手術報告です。予定通り手術を終えて本日無事生還しました。

6月23日(水)PCR検査、心電図、エコー検査を経て午後入院手続き。荷物を運んで午後は歯科検診。歯のクリーニングをしてもらってシーハーシーハーいい気分。


24日(木)は1日体を休める日として与えられているので(体が疲れた状態で手術すると効果が出にくいそうです)病院内に囚われの身。もちろん外には出られません。残念ながらWiFiのない病院のため本を読んだりして過ごしました。
夕方、麻酔科の先生が来てくださいました。前回全身麻酔から目覚めたときの吐き気がすごかったことを話すと、今回は事前に吐き気止めのお薬も使ってくださるとのこと。ありがたいです。

25日(金)当日は朝から食事なし、正確には前日の夜10時以降は水も飲めません。食事はいいとして、朝起きて水も飲めないのは辛いですね。手術着に着替えて点滴の針を挿入。主治医の先生に手術前の脚の状態の写真を撮影してもらって一旦部屋で待機。

9時。看護師さんに付き添われて手術のフロアへ。待合室のようなところに入ると他にも2人手術待ちの方々が緊張の面持ちで座っていました。今回も手術してくださる先生や看護師の方々、みんなアイメイクバッチリです。ドラマや映画などでも皆さんご覧になったことあると思いますが、手術室内にいる方々は頭にはシャワーキャップのような帽子、顔はマスクをしているので目しか見えていません。でも、その「目」のメイクがバッチリなんです。アイシャドー、アイライン、マスカラ。キラキラ。

「眉毛綺麗に描けてるなぁ〜。」などど思って見ていたところ、酸素マスクをはめられました。全身麻酔スタート。主治医の先生が麻酔が入る腕の部分をさすっていてくださったので痛みも軽減されました。と思っているうちに夢の中。
次の瞬間はもう、「終わりましたよ!」です。

全身麻酔から覚めると右脚全体に痛みを感じたので、その旨を伝えるとすぐに「強力な痛み止め入れます」と準備してくれました。吐き気は少しだけありましたが、麻酔科医の先生の事前準備のお陰で前回ほどではありませんでした。

病室に戻って先生と再会。その頃には痛みも吐き気も大分落ち着いていました。先生に「手術後脚のどの辺が痛かった?」と聞かれたので「全体です」と答えたら、「そっか、開脚している時間が長かったからかな?」と。か、<開脚!?>まぁ、そんなあられもない格好で手術されていたんですね(笑)。その姿を想像すると恥ずかしいやら可笑しいやら・・・。

その後、徐々に痛みも引きました。その日の夜は、血栓ができるのを防止するため左脚にポンプのような装置を付けて過ごさなければならないので、あまりよく眠れませんでした。残念ながら幻覚もなし。ただ軽いせん妄(夢かも?)で茶色のスーツを着たおじさんが出て着て「もう、大丈夫だよ」と言ったので多分大丈夫なんだと思います。

翌朝には、繋がれていた各種の管も取れて点滴も午前中で終了。翌日の退院許可もおりました。もちろん手術はこれにて無事に終了ですが、リンパ浮腫の場合、患部が落ち着いてその効果が現れるのは1ヶ月後くらいなのでそのころに期待したいと思います。マッサージや体操の日々も続きます!

余談ですが、主治医の先生との面白かった会話をご紹介:
先「6月は学会が多いんだけど。」
私「そんな忙しい時期に手術して頂いちゃってすみません。」
先「大丈夫、今、全部オンラインだから。」
私「あ、なるほど。」
先「この間の学会でね、脂肪の中の遺伝子が(リンパ浮腫に)悪さをしているっていうアメリカの論文が発表されてね。その遺伝子をやっつける薬を開発すれば薬で抑えられるんじゃないかという話が出たの。」
私「それは素敵なお話!でも、これから薬開発するってことは私が生きている間にはその薬出回らないですよね?」
先「ううん、アメリカはね(開発が)早いの。これお金になるって解ったら早いのよ。遅いのは日本だけ。5年くらいですぐやっちゃう。」
私「ほう。。。」
先「さすがアメリカ、脂肪の研究進んでるなって思ったわ。」
私「あはは。」
現在、リンパ浮腫は飲み薬や塗り薬など薬での治療法がないのでもし薬が開発されたら画期的かつ世の中の患者さんの救いになることは間違いないです。
アメリカに頑張ってもらうしかない!頑張って、アメリカ!!

サポートしていただいたお金は有効活用し、noteで報告します!(*^^*)/