【趣味のお話】ガガ様のライブに行ってきました

それは本当に偶然見つけたカード会社の告知からだった。
あれ？ガガ、日本にくるの？！
しばらく海外アーティストの来日がなかったため、すっかりライブに行くという感覚を忘れていた。
迷わず飛びついた、だまだ先の予定だった日がついにやってきた。

西武球場までの遠い道のりを、イヤホンを大音量にして気持ちを高ぶらせながら向かった。　　　　　　　　　　　　　

開演までのそわそわした会場の雰囲気を存分に味わいつつアリーナ席へ向かう。ステージの照明はすでにこだわり抜いたであろうガガワールドが出来上がっている！
いよいよだ！！！

登場した女王様はいつも見る者の想像の斜め上を行く。
今回も例外にもれず、なにか入れ物のような筒のような…ちょこんと顔を出しているのが、ガガだった。しかし、その圧倒的オーラといい、歌唱力といい歓声を独り占めするだけの迫力があった。

「8年ぶりの日本！東京愛してる！！」
何度もハートマークを手で示し、何度も日本への愛を叫んだ。
観客はもちろんそんな女王様の愛にこたえるべく拍手とマスクからもれる歓声で呼応する。
会場を包み込む愛の応酬…ハードな曲と目の前で繰り広げられるド派手な演出にもかかわらず心はホッと温かくなるようなそんな雰囲気ができていた。

セトリがどうとか、曲がどうとか…きっと語るまでもないだろう。
そのアーティスティックな演出のひとつひとつが目の前ではじけていく。
熱い炎、きらめく衣装と、装飾…そして女王様を盛り上げる異世界から飛び出てきたような美しき肉体のダンサーたち。
すべてが煌めく舞台を前にこの雰囲気を味わいつくそうとする客席の熱気がさらにヒートアップしていく。

こんなにもエネルギーにあふれた、愛にあふれたライブに出会えたことがとても幸せだ。ライブの素晴らしいところは、舞台にたつ人間とそれをみる人間が作り上げていくところにあると思っている。たとえ同じライブに行っても異なる感情を抱くことがあるのがそのせいだろうと。

「ありがとう！愛してる、ガガ！」

そして、説に願う…世界が平和であるようにと。そんなメッセージを受け取ったように思う。