見出し画像

砂糖断ちを知ってるかい?其の四

 黄砂がひどいですね。鼻をかみつつ、書いています。さて前回の続き。マイ砂糖断ち食として選抜した1位〜7位の食材たち。この食材たちに、お砂糖は入っているのか・いないのか?今日はこのお話です。

 残念ながら、入っています。では砂糖が入っているのはどれか、分かりますか?

 1位 ぬか漬け
 2位 ごはん
 3位 みそ汁
 4位 納豆
 5位 たまご
 6位 シャケ
 7位 のり

 まず、みそ汁。「え?味噌って塩っぱいじゃん。砂糖、入ってんの?」。そう、味噌に砂糖は入っていない。が。出汁には入っている。えー。

 どういうことか?
 出汁は、いわゆる本だしの類の顆粒だしと、鰹節などを粉砕した出汁パックに大きく分かれる。圧倒的に割安なのは顆粒だし。パラパラ入れるだけだし、量も調整し易いから、すこぶる便利だ。ケチでずぼらな私は、もちろん顆粒だしを買うつもりだった。道場先生も顆粒だしでいいと言っていたし。「でもま、一応念のため、ね」。軽い気持ちで原材料表記を見た。・・・。砂糖と書いてある。えー。しかも原材料表記の筆頭じゃないのよ。えー。

 原材料表記は、製品の重量中たくさん使われているもの順に書く、というのが決まりなんだそうだ。したがって原材料表記の筆頭に砂糖と書いてあるということは、顆粒だしのなかで一番たくさん入っているのは砂糖ですよ、ということ。えー。

 昨今の物価上昇のせいなのか、顆粒だしと出汁パックの価格差はすごかった。陳列棚を前にしばし佇む。もちろん何分佇んでも安くはならない。気を取り直して出汁パックをかごに入れる。しくしく。
※ところがこの出汁パックが、後々とんでもない働きをしてくれた。これは砂糖断ちの効果として、いずれ書こうと思います。

 次、海苔。私はすこぶる味付け海苔が好きだ。ほかほかの白いご飯に、ちょっぴり醤油をつけた味付け海苔。考えただけで、うっとりする。久々の味付け海苔購入に、るんるんしていた。
 もちろん原材料表記は確認した。冷静と情熱の間。そして恋は儚い。またも原材料表記に砂糖のふた文字。えー。

 焼き海苔って美味しくないからやだなー。食べ続けられなかったらどうしよう。しかも焼き海苔の方が高いじゃん。またも陳列棚の前で佇む。もちろん焼き海苔買いました。しょんぼり。

 さらに、シャケ。私はすこぶる西京漬が好きだ。地方によるだろうけど、シャケにも西京漬がある。私が住む地域では、シャケの西京漬は重量の割に値段も安かった。しかも焦げた皮目が美味しかった。どういう訳か鰻の蒲焼の味がするからだ。シャケで鰻気分♡美味しい上にお財布にやさしいシャケの西京漬。勝利を確信していた。

 ところがどっこい。二度あることは三度ある。またも原材料表記に砂糖のふた文字。それどころか、ブドウ糖果糖液糖も書いてある。ブドウ糖果糖液糖は、白い砂糖以上に依存性が高いとも言われています。えー。

 行きつけのスーパーはただのシャケがお高かった。養殖じゃないシャケは高い。仕方ないから別のお店で、泣く泣くただのシャケを買った。もちろん養殖だ。これが後に問題になる。その辺はいつか書きます。たぶん。

 さあ、納豆の話をしよう。オフコース・イッツ・アウト。ワイ・ナットー・イズ・アウト?ビコーズ・オブ・タレ・アンド・カラーシ。
 みそ汁同様、納豆そのものに砂糖は入っていない。しかし付属のタレとカラシには入っている。例のブドウ糖果糖液糖です。えー。
 要注意なのは、タレやカラシの原材料表記が、納豆とは別に書いてあるということ。うっかりな私はまんまと見落とした。そして砂糖断ちを始めてひと月以上、「やっぱ、これが美味しいんだよねー」とタレとカラシを混ぜ込んでいた。やだー。
 真実に目覚めた現在、タレとカラシは捨てています。しくしく。

 ちなみにぬか漬けは、セーフ。糠床を買って、自家製にしている。

 ご飯は、ただの白いご飯とか玄米ご飯ならお砂糖フリー。でも、レトルトのお粥とか炊き込みご飯になった途端、話が変わる。レトルトのお粥には、砂糖が入っていることがある。炊き込みご飯の素には、確実に砂糖が入っている。お茶漬けの素も、怪しいかもですね。

 やれやれ、長い文章になってしまった。その分スッタモンダは伝わるだろう。こうして、私の砂糖断ちメニューは完成した。でも皆さまが想像する旅館の朝ごはんのような食べ方はしていません。どういうことだそういうことだ。紙幅がつきました。次回はたぶんおやつの話です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?