不安や妄想をなくす「今ここ」を生きる技術を紹介します

https://www.youtube.com/watch?v=udZU2whkA2U

↑動画

どうも、ちもやです。
書籍の紹介です。
仏教の基本であり、最も大切な智慧を教えてくれます。

2007年にサンガから出版された「いま、ここに生きる智慧 シスターが長老に聞きたかったこと」です。

著・アルボムッレ・スマナサーラ 鈴木秀子


この本では「いまここを生きる」というシンプルで奥が深い智慧をその方法を含め、分かりやすく説明しています。
妄想や不安ばっかで目の前のことに集中できない人にオススメです。

オススメの理由は2つです。
1、いまここに生きる技術が分かる
2、今を生きる技、ヴィパッサナー瞑想で妄想を抜け出す

1、いまここに生きる技術が分かる

「今を生きる」とはどういうことか。本書ではそのときにぴったり正しいことをやると説明しています。

そもそも、僕らは「今を生きていないのか」という疑問ですが、長老曰く妄想や感情を管理できていないから、考える時間が増える。その結果、現実から離れているそうです。

あれこれ妄想して、目の前のことに集中できず悩んだり、落ち込んだりしてませんか?

本書のなかで今を生きていない事例として挙げられてますが、朝に出社して上司に挨拶した。しかし、上司が返事をしてくれなかった。返事がない。どうしてだろう?もしかしたら、自分のことを嫌いなのかもしれないとグルグル考えて、目の前の仕事に集中できなくなった人がいたそうです。

返事をしたら返してくれるという、自分の期待と違う現象が起きたため、たったそれだけで集中力がなくなっています。

他の人間関係でも、似たようなことは多いと思います。

その問題を回避するのが、仏教の要である「今、ここ」を生きる技術です。
シンプルですが、今このときにするべきことをすることです。

先ほどの事例でいえば、上司の挨拶がなかった。それで終わりです。それ以上感情や妄想に反応せずに、目の前の仕事に取り掛かります。

今というのは、やるべきことしかありません。やれることも1つです。そこで、あれこれ妄想すると、やるべきことをやれません。

今の僕でしたら、文字を起こす。これだけです。これ以上できることもないし考えることもありません。

しかし、タイピングしている最中に、これから食べるご飯のことを考えたら、多分進みが遅くなって上手くまとめられず失敗です。できること、やるべきことを失敗して落ち込みます。そうすると集中力が落ちて、上手くいかない原因ばかり考えて、やっぱ面倒だとなって、最終的に目的を果たせずに終わります。

その問題を回避するために、タイピングすることだけに集中しています。

本書では「いまここ」を生きていないために、起こった、出来事以上の悩み苦しみが生まれる、様々なケースが紹介されています
・生死に関わる出来事
・未来、過去が原因で進めない
・親子関係まつわる問題
等です。生きていれば必ず起こる出来事も「いま、ここ」という智慧があれば、乗り越えられます。そして、今を生きることが幸せになるシンプルなコツになります。

2今を生きる技、ヴィパッサナー瞑想で妄想を抜け出す

本書ではヴィパッサナー瞑想の解説がたびたび出てきます。

それは、「今を生きる」というのは目の前の自分が何をしているのかを、しっかり気づくことなので、ヴィパッサナー瞑想こそシンプルで強力な技だからです。

僕たちは、目の前の出来事に対して、心の中では瞬間で、思考妄想感情が起きるので、目の前のことに集中することが難しくなっています。

本書の中でも長老は「心は暴流のようなもの」とおっしゃっています。

それを直すのがヴィパッサナー瞑想です。詳しいやり方は割愛させていただきますが、出来事で起きた感情に気付き、その感情を言葉で確認する。そしてそれ以上は反応しない。その繰り返しによって、心は鍛えられ、出来事に振り回れないようになります。

本書の中では感情に気づく際の言葉の使い方や、瞑想の注意点等をケースごとに分かりやすく説明されていて実践しやすいです

以上の2つのポイントを説明してきました。

僕自身は、あれこれしょうなもない妄想ばかりしている人間です。しかし、その流れを止める技術や、シンプルに生きる智慧が詰まったこの本で、日常で試してみようと、すぐに取り入れることができました。

すぐに上手くはいきませんが、何度も手軽にトライできるし、上手くいくと、動きがスムーズになって心と身体が軽くなります。

「今を生きる」こととヴィパッサナー瞑想はイコールなので、その知恵を分かりやすく学べる本書は目の前のことに集中して心を軽くしたい人にオススメです。


また前回に続き対談本を紹介させていただきました。

僕は仏教の書籍は対談本から入るのをおススメしています。

なぜかというと、対談相手が長老に聞きたい内容というのは、日常で自分たちが捕らわれる問題が多く、その答え、向き合い方を教える中でブッダの教えを示していくので、なじみがない人でも非常に分かりやすいんです。

ー終わりにー

思い出しながら文字おこししようとしたら、それを行う時間が取れなくなってしまっているので、とりあえず台本を貼り付けました。笑

投稿することが大事ってことにします。

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