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テモテ牧師のエッセイ

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2019年9月の記事一覧

苦しみを乗り越える力

苦しみを乗り越える力



「苦しみを乗り越えるとは、苦しみの中でくじけそうになっている自分を乗り越えること」。自分との戦い、ということです。

確かにそうです。でも聖書にはこうあります。少々長いですが引用します。


** 生きているのは、もはや、わたしではない。キリストが、わたしのうちに生きておられるのである。しかし、わたしがいま肉にあって生きているのは、わたしを愛し、わたしのためにご自身をささげられた神の

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協力し合える関係を育てる

協力し合える関係を育てる



※本日9月29日の投稿が遅くなってしまい済みませんでした。よろしければ最後までお読みいただければ嬉しいです。


誰も完全な人間はおりません。だから人には協力者が必要なのです。そうです。人に欠点があるのは恥ずかしいことでなく、愚かなことでもなく、ただ謙遜になって協力し合い、人生を共に生きていくためなのです。

と言っても協力し合うために必要なことは“関係”です。良好な関係があってこそ

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真珠のように

真珠のように



アコヤ貝にとって中に入れられた異物は、字のごとく、痛み苦しみをもたらす異物でしかありません。アコヤ貝は、痛み苦しむ異物を吐き出そうとして涙のような体液を出すのです。それはちょうど目に入った微細なゴミを流し出そうと涙がでるようなものです。

何年もの間、アコヤ貝は涙を流しているうちに、その涙が異物を幾重にもコーティングしていって美しい真珠が出来上がっていきます。

私たちの人生にも異物が

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命の交響曲

命の交響曲



私たちは、この世に誕生するキッカケが、親にとって想定外なものであったにせよ、神が望んで誕生したことを忘れてはなりません。何故なら命を司っている方は人間ではなく神だからです。神の許しなくば、誰一人この世に生を受けることはできません。


ですから、いかなるキッカケにせよ、この世に誕生したことは、神があなたの誕生を望まれたからであり、あなたの存在は神に喜ばれているのです。本文で言うならば、あ

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関係が大事

関係が大事



私たちの心の問題の殆どは関係から来ています。愛してほしかった人から愛されなかった寂しさ。認めてほしかった人から認めてもらえなかったくやしさ。受け入れてほしかった人から受け入れてもらえなかった疎外感。そういう寂しさ、くやしさ、疎外感が長く続くことによって、痛んだ心は叫び出します。

実は、そのように叫べば叫ぶほど、人々はその人から離れていってしまい、益々寂しさ、くやしさ、疎外感は増大してしまうの

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ただ聴いてあげる

ただ聴いてあげる



 悩んでいる人の答えはその人の中にあると言っていいと思います。ただそれに気づかないだけ。もしくは気づいていても見ようとしていないか、実行を嫌がって別の方法を見つけようとしているだけかも知れません。

 私たちには、特に男性にはウルトラマン症候群のようなものがあるようで、相談された問題に対しては解決しなければいけないという思いに駆られてしまいます。時には相手の話を十分聴かずに、ああだこうだと

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自分の人生を人任せにしない

自分の人生を人任せにしない



「体と心と頭が、調和の内に、一つの目的に向かって進んでいく」。この姿を最もよく現しているのが、趣味を楽しんでいる姿ではないでしょうか。大好きな趣味に熱中している人は、時間を忘れ、体も生き生きして疲れを知りません。正に体と心と頭が調和して一つの目的に向かっています。

ところがその反対は、やりたくないのに押しつけられ、義務感のみでいやいや取り組んでいる姿です。そういう時は、時間が何倍も長く感じる

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人生を楽しむ

人生を楽しむ



私たちが生きていく上で本当に必要なものだけとなると、相当持ち物が減るんじゃないかと思います。もしほんとうに必要なものだけとなると、人類
の歴史に何の文明(文学、おしゃれ、料理、芸術など)も興らなかったかも知れません。人間は動物のようにはいきません。人間には文明が必要であり、それによって人生をより豊かに生きていくことができます。

神様は、私たちがこの地上で必要なものだけで生きていくように

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命と形

命と形



私たちの課題の1つは、命と形式化のバランスではないでしょうか。

例えば…仲間意識を強めるために始めた年に一度のバザー。最初は楽しく仲間意識が強くなって良い流れだったけど、年月を経るうちに、こなすべき恒例行事となって、止めるに止められずただ続けているだけ。責任感と義務感だけでこなしてるってやつです。

本文にあるように結婚もそうなる傾向大です。いや、みんなそうなると言っていいでしょうね

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正しさには愛を

正しさには愛を



 小さなお友達は、見たままスバリを言います。時々ドキッとすることがあります。お友達ですから何の悪意もなく、ただ見たままを口に出しただけのことですが、しかし、これが意外に心に深く突き刺さることがあります。そういう意味で小さいお友達は怖いところがあります。無邪気な邪気です。

 それでも小さなお友達ですから赦されることが多いですが、中学生以上になっるとそうはいきません。どんな理由があれ、中学生

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人間力を養う



今日の本文を日常生活や学校、職場の人間関係のレベルで考えてみましょう。

 一年ほど前でしたか、スポーツ界でパワハラ事件がマスコミによく取り上げられました。私たち日本人にとって(といっても私の感覚ですが)、スポーツ界のパワハラは、いわゆる“体育会系”という言葉で一括りで理解され、当たり前のこととして受け止められていました。

 指導に熱が入ってしまい、または、なかなか言うとおりにしない

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弱さの中にある強さ

弱さの中にある強さ



 最近は蟻の行列を全く見る機会がなくなりましたが、小さい頃は時を忘れて蟻の行列を見ていたものです。特に蟻たちが自分たちの身体よりも何倍も大きい獲物を力を合わせて移動させている姿には感動したものです。蟻は人間から見れば弱く小さい虫です。しかし大きな力を持っています。

 このように自然界の生物達は小さく弱い存在ですが、観察すると、彼らの持っている逞しさと力強さに感動します。彼らの姿は私たち人間を

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生き方を美しく

生き方を美しく



 最近は美魔女などという言葉が飛び交い、実年齢とは思えない美貌を求める女性が沢山いるようです。この傾向は男性にもあるかも知れません。外見の美しさを追求し、保持することは悪いわけではありませんが、でも一言言いたくなります。あなたの生き方の美しさはどうですか?と。

 往年の大女優オードリー・ヘップバーン。絶世の美女として憧れの的となりました。しかし晩年の彼女は、品のある「皺くちゃ」レディのように

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本質を問うアドバイス



 私たちが人生を豊かに生きていくためには様々なアドバイスが必要です。アドバイスを大きく分類すると3つになるかと思います。

①ハウツーアドバイス
②外的アドバイス
③内的アドバイス

です。

①は字のごとくにハウツー(技術)を教えるアドバイスです。一所懸命やっているけど、もう一つ成果が上がらない場合、ハウツーを少し変えるだけで成果が違ってくるものです。しかしながら本人に情熱が

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