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「この難問に取り組むのは世界で自分しかいない」TimeTreeバックエンドエンジニアのやりがいとは

こんにちは! TimeTreeで採用広報を担当することになったCap(キャップ)と申します。発音は帽子の「キャップ」ではなくあだち充の「タッチ」でお願いします。

▲Capです! よろしくお願いします!


「これからTimeTreeの魅力をたくさん発信していくぞ!」と息巻いてはみたものの、入社して一週間では同僚の顔と名前すらわからない…。


さらにTimeTreeはニックネーム制度を導入しているので(冒頭で「Capって何やねん」と思われた方すみません)、「この人が松永さんね。よーし!」ではなく「この人がSteve?誰?アオキ?」てな具合で右も左も顔もニックネームもわからない状況。

う〜ん困った。これはひとりひとり仲良くなっていくしかない。そうだ、そこでの会話を通してTimeTreeの魅力を発見できれば一石二鳥だ! と思いはじめたインタビューシリーズの第2弾。今回のゲストはバックエンドエンジニアのJustin(ジャスティン)です。

前回インタビューしたScott(スコット)から「すごい真面目そうなんだけど、すごいボケてくる」と紹介してもらったJustin。はたしてどれぐらいボケてくるのでしょうか。早速インタビューをどうぞ。


*Justintの過去インタビューはこちら



あなたのJustinはどこから?

Justin


──Justinはじめまして! 今日はよろしくお願いします

はじめまして。よろしくお願いします。

──さっそくJustinのニックネームの由来を聞きたいのですが、ちょっと予想していいですか?

いいですよ。

──ずばり、ジャスティン・ティンバーレイクですね?


惜しいですけど、違います(笑)。

──違いましたか。ではどちらから?

ジャスティン・カウフリンっていうジャズピアニストからいただきました。



──めちゃおしゃれだった。

ミュージシャンっていうことでは一緒ですよ。盲目のピアニストなんですけど、彼のドキュメンタリーをNetflixで観てめちゃくちゃ感動しまして。ニックネームを考える際、自分の中でホットだったのでその名前をもらいました。

──ドキュメンタリーが刺さったんですね。

刺さりましたねえ。めちゃくちゃ良いんですよ。コーチとなるジャズのトランぺッターの方がいて、レジェンドみたいな人なんですけど、その人が「頑張れ!」と。「お前ならできるから!」と言って、亡くなる直前まで応援し続けるんですよね。

そのレジェンドは70歳とか80歳ぐらいなのかな。情熱を持って応援されて、それにジャスティン・カウフリンも応えてピアノに打ち込むんですよ。最終的にクインシー・ジョーズっていうコンポーターがいるんですけど、その人のライブに出て栄光の道を歩んでいく、みたいなそういうストーリーです


──話を聞くだけでもめっちゃおもしろそう。TimeTreeはアーティストからニックネームを引っ張ってきている人が多いですね。前回インタビューしたScottもそうだし、Fred(フレッド。代表取締役社長)もそうだ。Justinは音楽全般がお好きなんですか。

そうですね。大学のときはジャズ研に在籍していました。

──おお、本格的ですね。楽器はなにを?

ギターです。ジャスティン・コフリンはピアニストなんですけど(笑)。


プリンターに強い人、エンジニアを志す

謎カットにも快く応えてくれるJustin


──ではここからまじめな質問を。Justinがエンジニアになったきっかけはなんだったんですか?

小学校の頃からパソコンはよく触っていて、なんとなく好きだなと思っていました。あるときパソコンで動いてるものはプログラミングで作れると知って、やってみたいと思ったのがたぶん最初ですね。

──小学生の頃から興味があったんですね。

エンジニアになろうと思ったのは就職活動のときですかね。「パソコン好きだからパソコンの仕事をしよう」と安直な感じで。今思うとエンジニアじゃなくてもパソコンを使う仕事ってめちゃくちゃありますが、当時はそんなこと考えてなかったです。

──たしかにパソコンを使う仕事って今星の数ほどありそう。

就活する時って、例えば服が好きだったら服屋になろうと思うじゃないですか。その感じに近くて「僕はパソコンが好きだからパソコンの仕事をしたい」みたいな、それぐらい本当に単純な職業選択だったと思います。

──素直でいいですね。当時からプログラミングとかやってたんですか?

やってないです。大学生の頃にプログラミングをちょっとやってみたんですけど、まったくわかりませんでした。Javaの教科書を読んでもちんぷんかんぷんでしたね。

──エンジニアになる人ってそもそもプログラミングが得意だと思ってたので意外です。

友達グループの中でちょっとパソコンに強いやつとかいるじゃないですか。プリンターがうまくつながらない時に助けてくれる友達。僕はそういう存在でした。ちょっとWindowsに詳しい人、ぐらいのレベル。

──それは親近感の湧く話ですね。学生時代にパソコンが好きだからエンジニアになりたいと思っていて、新卒で入った会社でエンジニアになれたんですか?

YesでもありNoでもありますね……。ややこしいんですけど、最初に入った会社がシステムエンジニアの会社で、システムエンジニアの仕事っていっても、プロジェクト管理をする仕事だったんですよ。

システム自体を作るのは業務委託で入ってくださってる会社の方で、その会社はそもそも何を作るかを決めたりとか、問題が起きた時の対応を考えるとか、そういったことをやってたんです。

──なるほど。

そういう会社だったので、ちょっと土日に頑張ってプログラミングの勉強をすると、社内で「プログラミングができるやつ」みたいな感じになれたんですよ。そしたらその後研究開発みたいなチームに異動になりました。

当時ビッグデータとかデータサイエンティストとか、そういったキーワードが話題になっていた時期で、それらについて調べたりしていました。そこで自分で開発することも多少あったんですけど、基本的には業務委託の人にお願いしていたんですよね。だからちゃんとエンジニアになったと思ったのはその次の会社です。

──ご自身の中でエンジニアのキャリアは2社目からという認識なんですね。

そうですね。2社目で毎日開発の仕事をするようになったので。もちろんシステムエンジニアもちゃんとしたエンジニアではあるんですけど、僕はどっちかというとプログラマーになりたかったっていう感じでしょうか。

──2社目ではバックエンドを担当したんですか?

はい。その会社でデータ基盤を作る仕事とか、あとは機械学習の開発をやっていました。そうこうしてる間にウェブエンジニアにもなったりしてたのが前職ですね。

──幅広くやられてたんですね。

在籍4年半ぐらいいたので、ちょっとずつ変わっていったっていう感じですけど。その次の会社がTimeTreeです。


自分が使ってるプロダクトの開発をしたい


──TimeTreeは3社目なんですね。どうでしょう。面接って覚えてますか?

FredとLouis(ルイ。「s」は添えるだけ。最高データ責任者)としゃべった記憶があります。2人とも僕より緊張してました(笑)。

──ちょっと光景が目に浮かびます。

ですよね。当時いろんな会社を受けてたんですが、会社の面接って基本的に自社の良いところを伝えることが多いと思うんです。悪いところも伝えてくれる会社もありますが、外部に伝えるように加工してるというか、パターン化してるものがほとんどだと思ってて。

けど、TimeTreeの面接ではFredとLouisが「うちにはこういう課題があります」と会社の未熟な部分も包み隠さず話してくれたのが印象に残っています。実際入社して、伝えてもらった課題は本当に課題でした(笑)。その正直さというか誠実さというか、そこはすごくTimeTreeの魅力だと思っています。

──その辺は僕もTimeTreeに入社して驚いた点ですね。ある面接後のMTGで、ひとりのエンジニアが「もっとうちの課題を伝えればよかった!」と言っていたのが印象に残っています。

TimeTreeのカルチャーが表れていると思います。面接の思い出はこんなところでしょうか。TimeTreeを選んだ理由としてデカかったのは「自分が使ってるプロダクトの開発をしたい」と思ってたことですね。

──『TimeTree』ユーザーだったんですね。

そうですね。もともと前職に転職した理由も自分が日常的に使ってるものを作れたら楽しそうだなと思ったからで。前の会社の社訓が「あたりまえを、発明しよう。」だったんですよ。

──素敵な社訓ですね。

「この会社だ!」と思って入社したんですけど、当時自分が使ってるサービスがなかったんですね。まあなかなかないですよね、自分が普段から使ってるサービスに携わることって。だからこそ毎日使っているTimeTreeで働いてみたいって思いました。

──実際に自分が日常的に使うプロダクトに携わるようになってみていかがでしたか。

実はあんまり実感を得られてないですかね(笑)。TimeTreeでは広告の分析とかデータ基盤を作ったりとか、そういった仕事をメインにやってきたので、自分が使ってる機能の開発をする機会が少なかったんです。

今は『TimeTreeギフト』を担当しているのでちょっと携われてる感はありますが。たぶんCapが望んでいる回答ではないと思うのですがこんな感じです。

──気にせずしゃべってください(笑)。

唯一あるのは、「デイカウント」っていう日づけをカウントダウン・カウントアップできる機能を実装した時でしょうか。あれを作ったあとに『TimeTree』で自分の結婚記念日を登録して、100日後とか1000日後とかに通知がきた時は「きたきた!」となりました。あれはうれしかったですね。


この難問に取り組んでいるのは世界で自分しかいない

謎カットにも快く応えてくれるJustin(再)


──JustinはTimeTreeのエンジニアとして働くやりがいってどんなところにあると思いますか?

国内プロダクトのユーザー規模でいうと、数百万ぐらいユーザーがいると十分でかいサービスなんですけど、アプリ『TimeTree』は登録ユーザーが世界で5,400万人もいるんですね。

そうなると単純作業でも勝手が全く違ってきます。例えば、ケーキ屋さんがあったとして、1日の来客数が30人程度だと手作業でレシートを分別できるけど、来客数が300人だと無理じゃないですか。そうなると「freee入れましょう」とか、そういう工夫が必要になる。つまり同じことをやるにしても、事業スケールによってやることが全く違ってきます。

エンジニアの領域でもそういうことがあって、ユーザー規模がそこまで大きくない時は問題ないけど、世界規模で数千万ユーザーが使うサービスになると「あれ?これどうやればいいの?」ってことが出てきます。

いろいろなノウハウや解決策がテックブログなどで公開されてはいますが、『TimeTree』のユーザー規模だと適応できないことがあるんですよ。そういった答えのない課題に取り組む難しさとおもしろさみたいなものはありますかね。

──なるほど……。それってやってる側としてはどういう気持ちなんですか? 僕は単純に「こわすぎる」と思うのですが。


こわさもありますね。責任の重さは感じます。けど、先ほどの話で言うと、規模が小さなシステムの開発ってすでに答えが世の中にあるんですよ。それだとおもしろくなくて。「この難問に取り組んでいるのは世界で自分しかいないだろう」みたいな、TimeTreeの仕事にはそういう瞬間があって、それが楽しいです。

──それはあつい話ですねえ。答えがない状態ってストレスがかかるじゃないですか。だから嫌な人もいると思うんですよ。そうじゃなく、Justinは正解がない状態に対してポジティブな気持ちになってるんですね。

そうですね。僕は好きかな。


まじめになりすぎゴリラになる


──そうだ、肝心なことを聞くの忘れてました。前回の
Scottインタビューで「Justinはすごいまじめそうなんだけど、すごいボケてくる」と紹介してもらったんですが、自覚ありますか?

あります。狙ってやってます(笑)。

──確信犯だったのか。

僕、まじめすぎてメンバーからするとイジりづらいと思うんですよ。だからイジりやすい人になりたいなと思ってボケるんですけど、みんなあんまりイジってくれなくて……どうしたらいいのかなあ。

──イジられ待ちだったのか……。ちなみにどんなボケをやってるんですか?

昔はゴリラとかよくやってましたけどね。

──ゴリラをやってたんですね。ゴリラをやるってなんですか?

Slackでいきなり「ウホ」って言ったりとか。

──なるほど、自分でゴリラになるっていうことか。

そういうパターンもあります。

──そういうパターン“も”ある?

自分がゴリラになるパターンもあるけど、架空のゴリラを登場させるパターンもあります。脈絡なくゴリラの解説記事を投稿したりもしますね。自分で自分のボケを解説するのつらい。

──Justinのゴリラボケ勉強しないと。

勉強しなくていいです。まったく。見守っていただければと思います。

──ゴリラを見守る。

はい。あたたかい目で。


持ち場を守り、議論をし、ともに歩む


──御意です。では、少しかためな質問ですが、TimeTreeを将来こういうふうにしていきたい、みたいなものってあったりしますか。

ないです(笑)。

──ないです!?

ないですね。今やるべきことを頑張るしかないと思っています。正確に自分の考えてることを表現してみると、昔のTimeTreeはもっと会社が小さかったので、自分が考えたことを表現するとそれが経営判断に直接影響を与えることがありました。けど、今は会社が大きくなってちゃんと役割分担をする組織になってきたと思うんですね。

その役割のひとつに「将来を考える役割」があって、その担当者が本気でTimeTreeの将来を考えています。だからその人に任せた方がいいと思うんです。もちろん感じてることや考えてることはぶつけますよ。けど、最終的な意思決定はその人に任せた方がいいなと。

──なるほど。

僕が今携わっている『TimeTreeギフト』プロジェクトでも、そのプロジェクトの将来を一番考えているメンバーがいます。僕はもともと反対意見も含め自分の意見をすごく言うタイプの人間なんですけど、やっぱり一番プロジェクトの未来を考えているのはそのメンバーなので、議論はするけど最終的な意思決定をするのは自分じゃない、とわきまえるべきだと最近感じるようになりました。

なので、僕は僕で今持ち場を任されていて、その役割をしっかり果たすべなんですよ。だからTimeTreeの将来を考える、とはちょっと違うよなと感じています。

──組織が大きくなって「未来を描く」という役割の人が登場したんですね。

そうですね。僕も道中でああだこうだ言うけど、「こういうふうにしていきたい」を最終的に決める人はその人で、結論が出たら一緒に頑張るのが大事だと思います。

──いい話ですね。では最後の質問です。次はこの人にインタビューするといいよ!っていう人を挙げてほしいのですが誰がいいでしょうか?

たくさんいますが、SREチームのGreg(グレッグ)がいいんじゃないでしょうか。

──Gregはどんな人ですか?

Gregは仏であり救世主ですね。

──なんかすごそう。

すごいですよ。年末に社員同士で感謝を伝え合うピアレビューってのがあるんですが、そこでGregは入社した年に「バックエンドの救世主」と言われたんですよ。「菩薩(ぼさつ)」とも言われてましたね。

──人間ですか?

人間です。あと「覇者」とかもありましたよね。

──よかった。人っぽいあだ名もあって。

おだやかでやさしくて頼りになる。そういう人です。

──うわ〜それは楽しみです! Justin本日はありがとうございました!

ありがとうございました!


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