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「長期投資」で時間を味方につけて資産を構築する

「長期投資」ってお聞きになったことありますか?「投資」と聞くと「怪しい!」という印象を持つ方が少なくないと思います。なぜ「怪しい!」という印象になるのでしょうか?私は「投資に対する教育が行われていない」ことが根本原因だと考えます。そして、残念ながら「投資」に関して学ぶ場は、自分で探さないと見つかりません。

10年ほど前に、私は「長期投資」という考え方に触れる機会を偶然持ちました。その当時、勤務していた会社の社長が「長期投資をやったほうがいい」「長期投資のカリスマである澤上篤人さんを知っておいたほうがいい」と、社員に対してしきりに話をしていたことが発端です。「お金持ちである『社長』が言うんだから、お金持ちになれるのかな?」程度の興味で、「長期投資」と「澤上篤人」をキーワードにして調べてみました。そうすると、「さわかみファンド」にたどり着きました。さわかみファンド澤上篤人さんが1996年に創業された独立系のファンドで、直販しかやられてません。これは非常に珍しいです!

今でこそ「R&Iファンド大賞2020」で【投資信託20 年:国内株式部門】の「優秀ファンド賞」で表彰される等で有名なファンドになってきていますが、その当時はまだまだそこまで有名ではなかったです。しかし、その頃からセミナーには力を入れていて「長期投資とはなんぞや?!」等の疑問に答えながら「『長期投資』で世界を良くしていこう!」と熱心に啓蒙活動をされています。

このセミナーで「長期投資」を学ぶ機会を得ました。しかも、澤上篤人さんが講師をやられるという幸運に恵まれました。1時間程度の予定が、澤上さんの熱い講義で予定時間を大幅にオーバー!しかし、参加されている方(50名程度だったと思います)は誰も途中退席せず、全員が澤上さんの説明に集中し「一言も聴き漏らさないぞ!」といった熱気ムンムンな状態。ここから私の「長期投資」が始まりました。

そこで学んだ長期投資の極意は「将来の納得に対し、いまの不納得で行動するもの」です。「長期的な価値の高まりを読み込んで、現在の企業価値に対して株価が低くなっている企業の株を買っておく」ことを意味します。もっと簡単な言葉で言えば「安く買っておいて、高くなったら売る」が投資の大原則・極意です。これを「時間を味方につけて」やってしまおうというのが「長期投資」です。

さらに「生活者投資家」という概念も提唱されています。これは「生活者が自分たちの現在そして将来をより豊かにしていく為に『お金』に働いてもらう」ことを意識し「応援したい企業」に投資することを言います。「応援したい企業」は自分たちの生活に欠かせない企業から探します。そして、応援したい企業の株価が下がってきた時に「応援」するために株を購入することを行います。これを「応援買い」と呼んでまして、「安く買う」を「応援」するために行うものです。

株価が暴落する時、普通は「株価が落ちるのが怖くて」売り一辺倒になります。売り一辺倒なので「暴落」するわけです。そんなときに「応援買い」をするわけですから、非常に勇気のいる行動です。でも「応援したい企業がピンチだから応援するぞ!」となれば、買わない理由はありません。これが「安く買う」を容易にできるカラクリです。そして、しばらく経って株価が上がってくれば「高くなったら売る」ことで、買値と売値の差額が利益となり、資産を構築することが出来ます。

ですので、生活を脅かすことのない「余剰資金」で「長期投資」をされることを強くおすすめします。少額から始めて全然問題ありません。「お金にも働いてもらう」ことを実感いただければ「安く買っておいて、高くなったら売る」が自然と出来るようになってきます。

なお私は、2012年にさわかみファンドで「定期定額購入」を始めました。リーマンショックで株価が落ち込んだところから始めているので「安く買う」から始めることができ、時間を味方につけて資産を増やすことが出来ました。ここでは記載できませんが、時間を味方につけた分、結構大きなリターンを得てます。

そして、2020年の今は株価が高値になっています。しかし、実体経済との乖離の大きさから、これはバブル状態であることは一目瞭然です。いずれ近いうちに「株価の暴落」が始まり「安く買う」時期が来ると思っています。そのときに向けて、今から準備していきましょう!


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