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金は天下の回り物

「金は天下の回り物」とはよく言ったものです。意味は「お金は一箇所にとどまるものではなく、常に人から人へ回っているものだから、今はお金が無い人の所にもいつかは回ってくるという励まし」とあります(出典:故事ことわざ辞典

そして、この注釈には「貧富は固定しないということ。お金がない者に対し、今貧しいからといって悲観するな、まじめに働いていればいつか自分のところにも回ってくるだろうという励ましの意味を込めて使う」とあります。

辞書的にはこういう意味だそうですが、私は違う解釈をしています。

お金は回さないと価値がない?!

現代のお金は「借金」から生まれます(詳細はこちらの記事をご覧ください)。そして、借金することが義務付けられています。借金をしないとお金が増やせないからです。

つまり、お金の流通を止めることは許されていないと私は思っています。お金は人間の身体で「血流」に例えられることが多いです。身体の中に血が流れなくなれば、それはすなわち死を意味します。

2021年現在、コロナ禍なので、世界ではロックダウン、日本では緊急事態宣言による外出自粛の状況になっています。これにより、各種飲食店が軒並み窮地に追い込まれています。売上が立たないので、閉店に追い込まれるお店も少なくありません。つまり、お金という経済の血流が止まってしまっているため、あちこちで死の状況が発生してしまっているのです。

このことからも、お金自体に価値があるのではなく、お金を世の中で回すことがお金の価値を生み出すと言えます。

恩恵に預かるには?

では、どうしたら「金は天下の回り物」の恩恵を受けられるのでしょうか。私は「施す」という概念がここで重要な意味を持つと思います。

商品を買う、サービスを買う等でお金を使います。このとき、どういう気持ちでお金を相手に渡しますか? 「商品・サービスを買ってやるよ」という横柄な気持ちでしょうか? それとも「商品・サービスを提供してくれてありがとう」という感謝の気持ちでしょうか?

私は感謝の気持を持ち、その感謝に対してお金を施すという感覚を心がけています。ですので、お店でお金を支払った後には、必ずお店の人に「ありがとうございます」というようにしています。飲食店であれば「ごちそうさまでした」を必ず言います。

これを実践すれば「幸せのお金」が必ず回ってきます(詳細はこちらの記事をご覧ください)。これこそが「金は天下の回り物」の恩恵だと私は思います。

幸せも一緒に回そう!

感謝の気持ちを持ち、お金を施す行為を世の中に広めていけば、必ず幸せに満ちた世界になると思っています。「幸せは天下の回り物」とでも言いましょうか。

こういう気持ちでお金を使うと、お金に囚われることない人生が過ごせると思います。そして、お金が「目的」になることがない、豊かな人生を過ごす事が可能になります!

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