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少額でもコツコツ貯める方法

お金はあればあるほど、嬉しいものですよね。でも、現実問題としてコロナ等の影響もあり、お財布事情が厳しくなる一方だと思います。しかし、日本銀行の発表によると、2020年9月末の家計の金融資産残高(速報)は、1,901兆円で、そのうちの現金・預金が1,034兆円とのこと。この水準は過去最高水準のようで、庶民の感覚からすると「なぜ?」と思ってしまいます。

日経新聞の記事を見ていると、「新型コロナウイルスの感染拡大の影響で消費を抑制されたことや政府による1人あたり10万円の特別定額給付金が寄与した」という記載があります。国民に現金がバラ撒かられたから現金が増えたという理屈でしょうか。

貧富の差がどんどん激しくなる?

一方で、日経平均株価はコロナの影響で3月にはかなり下降しましたが、今は26,000円台を回復し、さらに上を目指しているようにも見えます。実体経済はかなり厳しい状況にあるのに、株価は右肩上がりとかなりいびつな傾向が見られます。この株価上昇の波に乗ることが出来た人は利益を上げることが出来たわけですが、一方で何の恩恵も受けていない人々がいることも事実です。こういう形で貧富の差がどんどん広がっていく社会になってきている気がします。

経済的自立を果たすために

バブル崩壊前は「お金は貯蓄に回せ」とよく言われたものです。銀行に預けていれば、金利が5%以上ありますから何もしなくてもお金が増えていきました。私の親世代はまさにそういう時代を生きてましたので、満期が来たら金利の高いところにお金を移動して、さらにお金を増やすことを普通にやっていました。

しかし、現在は銀行の金利が5%もつく時代ではありません。気がつけば「マイナス金利」の時代です。銀行に預けていても、お金は増えるどころかお金を預ける手数料がかかり、マイナスになってしまうことも考えられます。ですので、預金はお金を増やす選択肢にはなりません。では、他にどういう選択肢があるのでしょうか。

私が実践しているのは、毎月定額を投資信託に投資することです。「お金にも働いてもらう」環境を強制的に作り出しています。もちろん、目の前の生活で必要なお金はありますので、その分は十分確保しますが、いわゆる余剰なお金は限りなく投資に回します。

これをかれこれ10年弱続けていますが、今では「こんなにあったの?」と思うくらい増えてます。定額はホントに微々たるものです。しかし、時間を見方にしたことで、この嬉しいサプライズが発生しています。

コップの水は飲んではいけない

成功者の話をいろいろ調べていくと「コップの水を飲んではいけない」という格言を目にします。この意味は「コップに貯まった水を原資とし、コップから溢れ出る水を飲むことで生活する」ですが、私は「お金が自然に入ってくる仕組みを作り、利益を得なさい」が真意だと理解しています。

私の場合で言うと、「毎月一定額を投資する」がコップに水を貯める行為です。そして、投資信託でお金にも働いてもらうことで、コップから溢れ出る水、つまり利益を得ています。この利益をさらに投資信託に回せば、さらに利益が得られる理屈です。

もちろん、どの投資信託にするかは各個人の責任ですし、見極めが非常に重要です。自分が信用できる投資信託を見つけ、そこに毎月一定額を積み立てることで「お金が自然に入ってくる仕組み」が作られます。毎月積み立てるお金が1万円でも10年経てば120万円が原資になるわけです。ここに年率3%の利益が乗ると、140万円程度になります。これってすごくないですか?

時間を味方につけて、自分の財産を構築していくやり方もあるんだということをまずは理解いただければ幸いです。

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