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子供にお手伝いをしてもらう方法

子供がお手伝いしてくれたら、どれだけ助かるだろう! そう思われる親御さんはいっぱいお見えだと思います。

しかし、子供が自主的にお手伝いするのは、ほぼ奇跡としか言えないでしょう(笑) そこをいろんな工夫を施すことで、自主的にやってもらい、なおかつ質の高いお手伝いをしてもらえるのです!

やる気をくすぐる

「やりなさい!」で動いてくれる子供はまずいません。大人でもいないと思います。強制力というのは、だいたい反発しか生み出しません。

そうすると、子供が自分から「やりたい!」と思わせる何かが必要になります。たとえば「お手伝いしてくれたらお小遣いをあげる」です。1回のお手伝いで10円、月に何回やってくれたかでまとめて払うという形がいいと思います。

こうすることで、お小遣いをもらうためにお手伝いするという動機づけが出来ます。また、やればやるほどお金がもらえますから、働いてお金をもらうという労働の基本が身につきます。

他には「お手伝いしてくれると嬉しいな!」といった、ポジティブな言葉で誘導するやり方です。「〇〇さんだったら出来るもんね!」のようなポジティブな言葉で叱咤激励するような形もいいと思います。

やって欲しいことに対して見本を見せる

子供がやる気になってきたら、次は見本を見せましょう。特に、気をつけないと行けないポイントは念入りに、ゆっくりやりましょう。

子供がやり方を理解したら、次は実際に子供にやってもらいましょう。ここで大事なことは「決して焦らない」です。子供は慣れないことをするわけですから、最初はかなりぎこちないと思います。そんなときに、親が手を出してしまう、あるいは「そうじゃない!」等のネガティブな言葉で叱ってしまえば、子供のやる気はたちまち地に落ちます。

子供なりに必死になってやっているので、言いたいことはぐっと飲み込んで、我慢しましょう。そして、見守りましょう。そうすると、子供なりにコツが掴めてきて、徐々に上手く出来るようになっていきます。こうなってくると、子供は少しずつ自信を持ち始めます。自信を持ったら、こっちのものです!

望むレベルになっているか確認する

子供がコツを掴んで出来るようになってきたら、そのレベルが親が望むレベルかどうか確認しましょう。

もし、レベルに達していなければ、出来ていないところを指摘していきます。ここでも威圧的な叱り方はNGです。事実を淡々と指摘するやり方がいいと思います。「ここが出来ていないね。こうするんだよ。」と言って、再度見本を見せるのもアリです。

ここで大切なことは「望むレベルになるまで根気よく教える」です。せっかくお手伝いしてくれても、望むレベルでなければ意味がありません。ですので、望むレベルは確実に子供に伝える必要があります。

そして、習得が難しいお手伝いであれば、OJT(On Job Training)的なやり方で教えていくといいと思います。つまり「やりながら教える」です。子供がやっているのをそばでじっくり見て、終わったところで修正が必要な部分を指摘するやり方になると思います。

このやり方だと、最初はつきっきりになってしまうため、時間がないとなかなか難しいかも知れません。しかし、この過程を省略してしまうと、正しいやり方が子供に伝わらず、望むレベルのお手伝いになりません。ここは時間を確保して、じっくりやりましょう!

お手伝いしてくれることに感謝する

最後に忘れてはいけないのが「お手伝いしてくれたことに感謝する」です。子供も立派な一人の人間です。子供を尊重し、やってくれたことに対して感謝の心を伝えれば、子供も嬉しい気持ちになって、さらにお手伝いしたくなると思います。

親が子供に感謝の心を伝えることは、子供の自己肯定感を高めます。子供が親から感謝されることで自信を持ち、「私なら出来る!」になるからです。

自己肯定感が高まれば、自分を受け入れることが出来るようになり、自己成長につなげていくことが出来ます。また、自分を受け入れることができれば、他人も受け入れることが可能です。

自己肯定感の話は、また別の機会に記事にしたいと思います!


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