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エンジニアに聞く!プロダクトアップデート「時間指定出し分け」って何? #おしえてヤプリ

こんにちは!カスタマーマーケのざきさんです。突然ですが問題です。Yappliのプロダクトアップデートは、年間どのくらい行われているでしょうか?答えは、なんと200!
今回はそんなプロダクトアップデートから気になる内容をピックアップし、開発に関わったエンジニアに話を聞いてみました。

今回取り上げるのはこちら。

担当は、プロダクト開発本部の尾宇江(おうえ)さんです。

尾宇江 広太(おうえ こうた)
ゲームプランナーとして社会人デビューした後、友人と企業しようとして失敗。その後、Slerでプログラマ→社内SE→ゲーム会社でサーバサイドエンジニアを経験して、2020年にヤプリに入社。今年40歳でめでたくメタボ認定!社内の自動化がブームで「ルーチンワークはないすかー」とSlackを徘徊中。

出し分け機能って?

ざき:早速ですが、尾宇江さんって何をされている方なんですか?

尾宇江:インテグレーションエンジニアをやってます。YappliがSaaSとして多くのクライアントさんに使っていただけるように、システム連携の際に発生する微調整やカスタマイズを行っています。

「プロジェクト工数が付いてないエンジニア」でもあります。
所属するYappliコネクト部は、クライアントさんの依頼を受けて仕事をします。普通は何かしらプロジェクト単位で業務を行うので、私たちは仕事の発生の仕方が少し異なるんですよね。

ざき:今回のアップデートは「出し分け機能」の改善ですよね。そもそも「出し分け機能」って何でしょうか?

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尾宇江:例えばサブブランドを複数抱えているアパレル企業さんが、アプリのホーム画面を開いた時に、ユーザーさんの指定したお気に入りブランドをTOPにするとか、ある条件によってアプリに表示するものを変えられる機能です。

これまではユーザーさんが指定した情報に基づいて出し分けを行うパターンと、クライアントさんが持つユーザーさんの情報に問い合わせして、それに基づいて出し分けるパターンが主流でした。

「Yappdate Day」を活かしたスピード実装

ざき:改善のきっかけは、クライアントさんからの依頼ですか?

尾宇江:いや、実は社内の全体朝会で、とあるクライアントさんの「出し分け機能」の活用事例を聞いたのが発端でした。担当ディレクターが朝と夜で表示を変えるために1週間分の設定をして、定期的に手動で切り替え作業を行っていると。これ自動化できるのでは?と思ったんです。

普段はクライアントさんの依頼を受けてから動き出すので、たまたまニーズに気付くことができました。実はこんなやり方があるとか、改善できそうなことってたくさんあると思います。

ざき:思い立ってから実装までは、どのくらいかかったんですか?

尾宇江:実装は1日…いや半日?(笑)月曜日の朝会で「できる」と思って、翌日のYappdate Day(ヤップデートデイ)で取り組んだので、QAテストを挟んでも営業日で数日ですかね。

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ざき:思った以上に爆速(笑)あの、「Yappdate Day」って隔週に1回やってる、アレですよね?

尾宇江:ですです!開発メンバーが1日、改善案件だけに取り組む日です。ものすごく端的に言うと、「Yappliが良くなると思うことをやる日」。もし自分がプロジェクトにベタ付きのエンジニアだったら、ここ直したいって思うものを自分の裁量で直せるってとってもいい日だなと。

ざき:素敵文化なYappdate Dayについては、また今度詳細を聞いてみたいですね。

そんな経緯を経て、今回は出し分け機能がどうアップデートされたんでしょう?

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尾宇江:時間と曜日を軸に出し分けできるようになりました。例えば、毎週土曜に行うセール情報を土曜のみに表示するとか、クリニックの変動する営業時間に合わせて、時間内は電話番号、時間外は問い合わせフォームに表示を切り替えちゃうとか。

手動で対応して間違えることを考えれば、そういうところで是非使って欲しいです。

ざき:つまり、ユーザーさんの入力した情報・クライアントさんが持つユーザーさんの情報、どちらでもない条件を利用できるようになったんですね。

尾宇江:そうですね!出し分け機能を使っているならば、どんなアプリでも使えます。汎用性高いと思います。

「より多くのクライアントさんに使ってもらいたい」

ざき:実際にリリースできて、どんな想いですか?

尾宇江:エンジニアにとってはYappliを使う社内のメンバーもお客さんですから、メンバーもその先にいるクライアントさんも、手間がかかってるなら楽にしてあげたいって思ってます。今回たった1日の実装でそれが叶えられたのは嬉しかったですね。

実のことを言うと、まだ機能としては足りてないんです。29日は肉の日とか、毎月5日は5%オフとか、そういうのたくさんありますよね。次の改善として、乞うご期待です。

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ざき:社内・社外から反応はありましたか?確か、ヤプリ公式Twitterでコメントをもらっていましたね。

尾宇江:クライアントさんから直接反応をもらうことは少ないですが、評判が良かったのでどのアプリで使用されているか調べたりしましたね。

私がゲーム会社で働いていた頃、作ったものが世に出ないってよくあったんです。慣れてしまいましたけど、普通フィードバックは欲しいですよね。このリリースを朝会で報告したら、社内がすごく盛り上がってくれたのは良かったです。

ざき:あの場は盛り上がりましたね!最後に、尾宇江さんが伝えたいことはありますか?

尾宇江:Yappliはクライアントさんの数が多いですよね。開発したものが簡単に、数百のアプリへ影響する。1アプリにしか使われないよりも、2アプリ3アプリとより多くのクライアントさんに使ってもらえると嬉しいな、やりがいあるなって思ってます。

ざき:Yappliがあるべき姿ですよね。どんな人にも使ってもらえるプロダクト。とってもいい締めをありがとうございます!(笑)

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あとがき

尾宇江:そうそう、この間のYappdate Dayでは「リモート勤務になってから会議が増えた気がする問題」に切り込みました。部内メンバーのカレンダーを2年ほど遡って、「コアタイムの空き時間が1日60分以内しかなかった日数」の推移と、部全体のミーティング以外の空き時間を拾って…

ざき:面白い(笑)結果どうでした?

尾宇江:1日60分以内の空き時間しかなかった日数については、特定の人が右肩上がりに増えてました(笑)飯食えてないんじゃないのって(笑)

ざき:尾宇江さんにとっては、もはや自分の部署の人もお客さんですね!Yappliコネクト部のメンバーが気持ちよく働けることは、会社全体の業務効率アップに繋がりますし。ぜひ改善まで持っていって欲しいです。

尾宇江:社内も社外も結局、キツキツでやってるとやっぱミスするじゃないですか。余裕は持ちたい。よりクオリティの高い仕事を会社として提供できるよう、どうしたらいいのってことは今後も考えていきます!

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