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リンナイのDX推進を叶えるビジネスアプリの成り立ち #アプリになるまで

こんにちは!CS企画のざきさんです。Yappliで制作されたアプリの成り立ちをご紹介する #アプリになるまで。第5弾はリンナイ株式会社さまの「Rinnai BiZ(リンナイビズ)」。一般消費者ではなく、リンナイさまのお取引先の方が利用する、ビジネスアプリの成り立ちにせまります。

お話を伺ったのは、こちらの4人!

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どんなアプリ?

増田:配布対象はリンナイさまのお取引先です。ガス器具を販売しているガス事業者・工務店・設計事務所などですね。営業の方や販売後のサポートをしてくださる方にご利用いただいていて、商品情報の閲覧や修理用具の問い合わせが行えるアプリです。同様に関係者ウェブサイトでも閲覧・問い合わせできるようになっています。

ざき:一般の方はアプリの中身は見られないので、導入事例でご紹介している内容をチェックしてくださいね!

「競合他社の1歩先へ」アプリをDX戦略の一環に

ざき:受注にあたって、どういったアプローチを?

中原:何度かYappliのセミナーにお越しいただく中で、2021年1月ごろに、ちょうどDX戦略本部ができたと伺ったんです。
先方は既に別のチャネルの検討を開始されていたので、アプリの優位性をお話しつつ、中長期・本質的な課題を捉え提案させていただきました。関係者ウェブサイトをより見ていただけるように、アプリも含め全方位で対策が必要です!とお伝えしました。

中原:当時、ブランドのリブランディングをされたタイミングだったので、Yappliのデザインの幅の広さをアピールしました。商談では「競合他社の1歩先にいきましょう」と偉そうなことを言ってしまったんですが、ご担当の亀島さん・加賀さんはとても熱量がある方で会社のDX推進への思いが強く、「将来アプリでこんなことやりたい、変えていきたい」と熱く語ってくださったのが印象深いです。

増田:僕はもっと後で関わるんですが、担当になってから、良い意味でやることがあまり無い状態でした。技術面・施策面のサポートはさておき、そもそもアプリの意義について説明する必要がなかったのは、中原さんの会話のおかげですね。

中原:そうだったら嬉しいですね!でもとにかく楽しかったです。未来に向けて加賀さんと語れて。そういうのが好きなんですよ。できなかったことができるようになる、こういう広がりがありますと、お客様と理想に向かって話をするのが。リンナイさまにはYappliが絶対必要と信じていたので、受注が決まったときは本当に嬉しかった…。加賀さんとこれから一緒にやっていけるんだってワクワクしました。

1度壊して作り直す、必要不可欠な工程

ざき:本番アプリの制作過程で何か苦労はありましたか?

小野塚:先方がチャネル開設とウェブサイトリニューアルを並走していたので、ドタバタしていたかな。グランドデザイナーと呼ばれる、デザインの方向性を決める方と動いていて、キーカラーやロゴを全部作ってくださったから、我々はそれをアプリに最適化していきましたね。特段苦労はなかったです。
赤石くんには僕があーしろこーしろ言ったから、苦労あったかも(笑)

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赤石:Yappliの生体認証機能を初めて設定したのですが、リンナイさまの開発環境にアクセスするためにVPN接続の必要があり、それにテンパって小野塚さんには多大なる迷惑をおかけしました(笑)

小野塚:あったね!教えるために、ちょっと今このZoomに来いやっつって(笑)いや、でも赤石くんはいつもしっかりやってくれるし向上心あるんで、一緒に対応できて良かったですよ。
印象的だったのは、本番アプリを作るとき。受注前のサンプルアプリ(以下、サンプル)提案は、そこまでやる?みたいなだいぶ作り込んだサンプルだったんだよね。本番アプリ制作のために、サンプルのイメージを一旦ぶっ壊す作業が僕は必要だったんですね。

小野塚:当時の資料を見ると、上のサンプル構成は階層が深くて複雑でしょ。これを、認識合わせながら下のように浅くシンプルにしたんだよね。想いを詰め込んだサンプルと、最終的に落とし込むリアルな本番アプリって全然違うんだなって。


資料上下

ざき:おぉ〜ものすごいシンプルに!確かにサンプルって出来上がってますもんね、ほぼ本番アプリというか。

小野塚:そうそう。とはいえ、ウェブサイトがまだリニューアルされていない状態だと、完成図を想像しやすくするために、作り込んだサンプルも必要なんですよね。結果、シンプルな構成で先方の希望は実現できるし、有事の際の切り分けがしやすい・メンテナンスしやすいとかで、運用においても正解だったなって思います。

ざき:アプリに夢を持っていただくことと、現実として運用すること、両方提示できるYappliすごい。

小野塚:実はサンプルを作り込むほど、本番アプリの制作においてこうやって分解する工程が必要になるんですよ。そのままリリースできるクオリティに見えても、1回壊してもう1回作り直す。これがめちゃくちゃ大変。しかも、同じチームメンバーが想いを込めて作ってくれたサンプルを壊していくって、罪深いし身内としては心苦しかったり(笑)ものをつくるってそういうもんなんだけどね。

「他の導入企業さまにも紹介したい!」

増田:アプリをやる意義は既にリンナイさま側のお考えがあったので、僕は、施策のやり方・効率的な方法・テクニックやTIPSを必要に応じて伝えさせていただきました。インストール方法のヘルプやプッシュ通知の頻度のような、具体的な運用の話がメインですね。

ざき:アプリリリースから1年間、社内ではリンナイさまのお名前を聞く機会が増えました。施策の数や素晴らしさ、加賀さんの熱意、ご登壇いただいたセミナーの内容など、なぜここまで注目されるのでしょうか?

増田:施策に関しては、ゴールのイメージや中間地点が見えているからだと思います。例えば「ユーザーデータや利用状況を把握する」というマイルストーンに対して、やりたいことを解像度が高い状態で相談していただけるので、具体的な解を提示するだけで施策実行につながります。スピードも早くなりますよね。
加賀さんとお話させていただく際も、次にどんなことをお考えになられているのかを伺うと将来の展望をご紹介いただけますし、その展望を実現するための課題を明確に認識されていらっしゃるので、このお話を他の導入企業さまにも参考にしていただきたい!って思うんですよね。

ざき:2021年10月に行われたYappli Summitでも、初速の推進力が驚異的なアプリ「#ROOKIE」として表彰させていただきましたよね。亀島さん・加賀さん、いつも本当にありがとうございます!

チームメンバーに何を想う?

ざき:ぶっちゃけこのチームで仕事して、どうでした?

中原:いやもう感謝しかないっす(笑)受注に至ったのは僕だけの力ではなくて、やっぱりサンプルアプリがかなりのインパクトだったんですよ。社長にも見ていただきましたし。ただ、さっき小野塚さんの話にあった1度サンプルのイメージを壊すのって、セールス側で要件定義があまり出来てなかったなと。その他たくさんご苦労おかけしたのに文句1つ言わずに…

小野塚:文句言った気がするけどな!これどうするんだって(笑)

中原:もう言われすぎて忘れちゃった(笑)

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小野塚:制作過程では赤石くんに助けられてる。僕の甘えもあって、10段階中の2と4と6と8を端折ってボールを渡しても、2と4と6ぐらいまで埋めて返してくれるのね。「多分こうだろう」でやってくれるんだけども、8はやっぱり足りなくて、ちゃんと抜けてる(笑)でもそれは僕が伝えていないからであって、結果問題ないんですよ。複数案件を並走している中では、汲み取ってくれるのが本当に助かってます。

中原:あ、赤石さん、裏話思い出しました。リンナイさまとはプレスリリースを出させていただいてるんですが、別の企業様がプレスリリース内のアプリ画面を拝見されて「同じデザインで制作したい」とおっしゃられていましたよ。

赤石:本当ですか!サンプルのベースも素晴らしかったですし、先方のグランドデザイナーさんのビジョンを参考にしながら、シンプルさを守って作りました。実はYappli for Businessの別のアプリでも参考にさせていただいたので、お手本のような作りになっていると思います。

チームリンナイの仕事を経て

ざき:この案件を通して、学びや気付き、成長ポイントはありますか?

中原:リンナイさまも最初は、アプリをやりたくて僕らと接触していないんですよね。僕たちセールスは、お客様がどんな姿を目指しているか伺って、短期的でなく本当に必要なものを提供すべきです。お客様の課題解決につながるのか?Yappliがお客様の目指す姿に最短距離でいけるのか?を考えて提案することが、本当に大事だなって感じました。

小野塚:今回ウェブのベンダーさんとも一緒に仕事していて、結構慎重に進めたんです。JavaScriptの仕様など、Yappliのおさらいをする良い機会になりました。
それと亀島さんや加賀さんには、常に物腰の柔らかさを感じていて。例えば「〜ですね」のような、角の取れた表現を使われるんです。柔らかく変換して言えるのは、話の中身を腹落ちできているからだと思うので、とても勉強になりました。

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赤石:Yappliの製品理解が早く、運用展開や今後やっていきたいことが見えていたからこそ、最初のレクチャー会はスムーズでした。本当にお手本のようなデザインになっているので、アプリユーザーさんにとって「こんな素敵なアプリを使っている」というような、良いモチベーションになると嬉しいですし、今後もそういうアプリを制作していきたいです。

一同:素晴らしい!(拍手)

増田:リンナイさまと関わっていく中で、どんどん施策実行されるし熱量も非常に高い方々ですので、Yappliとしてちゃんと未来をお見せしていかないと、と強く実感しました。そのようなお客様に期待され続けるサービスを作るために、精進します。

ざき:綺麗に締まりました。皆さん、インタビューへのご協力、ありがとうございました!


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