「Zoomで飲む酒ってうまいんスよね、意外と」 #おしえてヤプリ
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今回はヤプリに入社して3ヶ月、データサイエンティストとして活躍する阿部さんにZoom飲み会の秘訣を紹介していただきます!
いち新入社員が飲み会に期待すること
こんにちは、データサイエンティストの阿部です。
入社して3ヶ月目になりますが、実はオフィスに出社したのは初日のみです。
会ったことのない同僚!
初めてのプロダクト!
未知のデータ!
そんな新入社員 with コロナの状況でも、意気高く働いております。
その一因は、Zoom飲みの新境地を開拓したことにあります。僕が尊敬するかつての上司は言いました。
飲み会は、すべてを解決する
ええ。さすがに、すべては解決されません。でも飲み会で語り合うことで、同僚の人となりを知って会社が面白くなった方、いると思います。あるいは、仕事への情熱を高めた方、いると思います。
特に新入社員にとって、飲み会というのは、プロダクトへの思いを共有し、チームと一体感を高める効能を持つ場所です。
ただ、経験ある方はわかると思いますが、Zoom飲みには
・大人数で盛り上がりにくい
・初対面だと打ち解けにくい
・会話が間延びしやすい
という弱点があります。仲良いもの同士が少人数で楽しむ分には、まだいいのですが、新参者にとっては、なかなかのハンデです。
しかしです。
そんな弱点を克服して、Zoom飲みを有意義にする1つのメソッドを、我々ヤプリ社員は発見しました。報告させて頂きます。
有意義なZoom飲みメソッド
それは、語り合えるフィクションを用意すること、です。
記事タイトルのもじりで気づいた方もいるかと思いますが、本メソッドは、漫画『キングダム』を肴にした社内Zoom飲みが基になっています。
『キングダム』でなくとも、参加者共通で思い出深いフィクションであればなんでもいいと思います。が、ここでは便宜上『キングダム』とさせて頂きます。
弊社のSlackには、漫画『キングダム』についての雑談チャンネルがあり、全社員の15%(阿部調べ)が所属しています。今回は11人で「キングダムZoom飲み」を開催しました。結果、僕の士気は大いに向上しました。そのZoom飲みをケースに置いて、要因を3つ説明します。
1. フィクションの力を借りて熱くなれた
お酒の力を借りても、初対面でZoom越しだと、腹を割った話はなかなかしにくいと思います。人数が多くなるほど、その難易度は飛躍的に上がるでしょう。
しかし、そこにフィクションがあれば、普段はできないような、己をさらけ出す話ができます。
『キングダム』ならば、
・好きなキャラクター → 人に対する価値観
・誰の配下で働きたいか → チーム・仕事に対する価値観
・好きなシーン → モチベーションが上がる場面
の話に通じやすいです。例えば
「やっぱりベンチャー的な、成長実感の観点から、飛信隊か玉鳳か楽華隊に入りたい。その中ならフレックスがありそうな楽華隊がいい。30歳過ぎて飛信隊はきつい。カラダや家庭が保たない。実際去年……」
「本当のスタートアップっていう意味だと、今の尾平の部隊かもしれない。ただ、そこにはベットできない。なぜなら……」
のような会話をするわけです。そうしてフィクションと現実をリンクさせることで、お互いの人となりがわかってきます。
リアルな飲み会で、お酒にも雰囲気にも酔って「もう一軒いきたい」くらいのテンションになってはじめてできるような、心に秘めた話ってあると思うんですよ。その時の熱い思いの共有が、チームをドライブするとも思っています。
『キングダム』57巻分の共通の記憶は、思いを引き出すテンションづくりの助けになるのです。そのテンションに到達すれば、Zoomで会話が間延びしても初対面なことも、さほど気になりません。
2. Zoomの画面共有の威力を発揮できた
Zoomの画面共有を使えば、みんなが一番好きなシーンを熱弁しながら、画面をシェアすることができます。
この威力は、相当です。
全俺が涙したあの場面を見れちゃうのです。みんなで、よく分からない声を上げながらページをめくっていくのです。大人数でも関係ありません。むしろ人数が多いほどいい。
(ただしキングダムZoom飲みの翌日、盛り上がりすぎたため、家内との協議が発生(笑)、騒音対策のため僕がZoom飲みをするときは別室に閉じこもることになりました。)
この熱気は、リアル飲み会では得難い利点です。
3. 事前準備の一手間があった
これが大事なポイントです。
手ぶらで集まると、盛り上がりにくいかもしれません。今回、運営担当というべきメンバーがいて、事前にトークテーマを用意してくれました。クイズや参考資料もGoogleスライドにまとめてくれたことで、作品を振り返る時間として機能しました。
(スライドを作成したいしむさん(@asako_ishimu)は、準備段階ですでに目頭が熱くなっていたそうです)
その甲斐もあって、実りある飲み会になったと思います。ここまでの準備はなくとも、トークテーマだけは共有しておくと良さそうです。
それから、記念写真をとっておくと、チームの一体感醸成にも寄与します。
Zoomでさらにうまい酒を飲める日を目指して
上記メソッドも、試した回数はまだ少ないです。今後、改良を重ねて、よりチームが活性化するZoom飲み会を実現していけたらと考えます。
プロジェクトの打ち上げのような、互いに労いあって、思い出を共有する飲み会はリアルで心置きなく実施できる日が早く来ることを願っております。
一方、今はZoomの利点を活かして、みんなで意外とうまい酒を飲んで、明日への狼煙を上げたいと思います。
以上、長文失礼しました。次回もお楽しみに!