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Marketoを使い倒したら、Championを受賞しました。 #今日のヤプリ

こんにちは!マーケティング部の遠藤です。
今回、アドビが年に一度開催している「Marketo Engage Champion」という賞を授与しまして、Marketo Engageや受賞までの経緯をご紹介したいと思います!

遠藤 実咲
大学卒業後、PR会社にてプランナーを担当。2018年ヤプリに入社。オフラインマーケティングを経験後、Marketoの導入を担当。データ整備やナーチャリングの仕組みの構築を担当し、現在はデジタルマーケティングを担当。最近、半年続けたダイエットを終え、暴飲暴食に邁進中。

Marketo Engage Championとは

アドビが年に一度、Marketo Engageユーザーの中からマーケターとしての情熱を持ち、高い目標に向かってチャレンジし、ユーザーコミュニティやイベント参加を通じて社内外でマーケター市場の活性化に貢献したユーザーに贈呈する賞です。

公式案内は上記の通りで、Marketo Engage Championは、Marketo Engageで取り組んだ内容をレポートにまとめ、事務局に提出し、1ヶ月後に選出されます。

今回、大学生ぶりに10,000字近いレポートを書き、とても疲れました。
本当はこんなに文字数を書く必要は無かったようで、アドビの方から「熱量を感じました!」とコメントを頂き、恥ずかしかったですね...笑

Marketo Engage ってなあに?

まず、「Marketoってなに?よくわからない」という方も多いですよね。私もヤプリに入るまで、見たことも聞いたこともありませんでした。

MarketoはMA(マーケティングオートメーション)ツールの1つなのですが、具体的に何をやっているのかというと...

獲得したリード情報(Yappliの資料請求やセミナーに参加してくださった方の個人情報)を一元管理して、

・リードの流入経路や属性、行動(Webサイトへの訪問や、メルマガの閲覧状況)など、必要なデータを自動で付与
・そのデータに応じて、リードにスコアや優先順位をつけ、適切なインサイドセールスに割り振り
・顧客の状況や業界などに応じて自動でメルマガを送付
・セミナーサイトや、資料ダウンロードページを誰でも簡単に作成

つまり、今のヤプリにMarketoが導入されていなかったら、

・月に数千と入ってくるリードを、1つ1つ手動で仕分けて、アタックの優先順位を決める
・リードの流入経路や活動履歴は、すべて手動でメンテナンス
・ヤプリに興味があって、サイトにアクセスしてくれたユーザーがいても、どのリードかわからないので、アタックできない
・セミナーページや資料ページはデザイナーに依頼したり、外注しないといけない

などなど、マーケティング、インサイドセールスの業務が回らなくなってしまいます。

インサイドセールスチームのお話はこちら。

受賞までの経緯

1.地獄のマージ祭
2018年の年末から導入を始めましたが、当時はリードのデータが整っておらず、Marketoを活用できる状態ではありませんでした。このままだとMarketoを契約したのに、運用し始めることができなかったので、チーム総出でデータを整える「地獄のマージ祭」期間がありました。

通常、同一人物のリードはデータベースにも1人が当たり前なのですが、当時は同一人物のリードが複数あり(重複リード)、しかもその重複リードが数1,000件ある状態でした。数100件ずつマーケや営業企画メンバーで割り振って、ひたすら重複データを突合して、1つにしていく作業から始まりましたね...。

その後、地獄のインポート祭もあるのですが、そこは割愛します。

2.Marketoとのfriendship
データが整ってからは、手動で行なっていた作業をMarketoで自動化したり、リードの状態(アタック対象のリードなのか、アタックしたリードなのか等々)をルール化して、そのルールが動くようにMarketoに落とし込んでいきました。

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最初は設定に時間もかかりましたし、やりたいことが沢山あったので、勝手に遅くまで会社に残って作業をしていました。イヤイヤ残っていたという訳ではなく、不便だと思っていたことがどんどん改善されていくのが、すごく楽しかったんです。(実は大事なデータを書き換えてしまって、直すのに時間がかかっていたこともありましたが…多分、誰も気づいていないと思うので秘密にしておきます。笑)

ちなみに、あくまで”勝手に”残っていただけなので、誰に強制されたわけではありません。 このとき、「遠藤さん、今日も遅いね」と言われると「Marketoと仲良くなってるところなんです」と返答していました。こうして黙々と作業をする中で、Marketoとの友情をいち早く築くことができました(謎)

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3.現在
それからは、リードがサイトに訪問したり、メールをクリックした時につける、スコアリングの精度を磨いたり、リードにフェーズ(アプリの検討度合いをリードの動きから示すもの)をつけて、メルマガを出し分けてみたり...色々しました。マーケティングチームの目標に、リードの質(リードの業界とアクションでリードの優先順位を定義)の向上が加わった時は、そのための設定をするなど、Marketoがなければ実行できない施策も多くありました。

また、今では色々なチームでそれぞれMarketoを活用して施策を行なっています。インサイドセールスでは、リードの割り振りの調整や、リードの精査をMarketoで実施していたり、オフラインマーケチームでは、セミナーページの作成や集客メールなど行なっています。

例えばこんなページも、HTMLなどの知識なしで作れます。

チャンピオン選出の理由はまだ聞けていませんが、Marketoの活用度合いはもちろん、マーケティングチームの積極的な試行錯誤の姿勢や、部全体でのMarketoの活用度合いの高さからこういった賞を頂けたのかなと思っています。

最後に

導入当初、Marketoで困ったことがあった時、歴代のMarketo ChampionやMarketoのユーザー会にとても助けられました。これからは、社内でも困っているメンバーがいれば恩返しできたらなと思っています。
ヤプリは、Marketoのような新しい取り組みにもどんどんチャレンジできる環境なので、ご興味がある方、ぜひお気軽に一度話を聞きに来てください!


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