UXリサーチのためのワークショップを開催しました。 #今日のヤプリ
こんにちは!
プロダクトデザイナーの村上(@masa64xxxx)です。
今回は、UXグループとカスタマーサクセス部で始めたアイデアの価値を検証するための、アイデアワークショップについてお伝えします。
Yappliには様々な機能があり、多くのお客様のニーズを叶えている一方で、現状Yappliにない機能があり、まだまだニーズを汲み取れていない部分があると感じています。また「お客様にニーズがあると思う!」とか、社内で「こういう機能があったらいい!」など、出てきたアイデアをすぐに実装するというわけにもいきません。
そういった背景から、実際にお客様が抱えている課題や、求めている管理画面やアプリの機能ニーズについて社内で仮説をたて、出たアイデアを実際にお客様にヒアリングして検証する取り組みをはじめました。
今回手法として、デザインスプリントの一部を取り入れ、ワークショップでアイデアを募りました。
デザインスプリントについて
ご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、デザインスプリントとは、GV(旧 Google Ventures)によって開発されたもので、高速でプロセスを回し、アイデアの価値を検証するフレームワークです。
デザインスプリントのプロセスは5段階(6段階の場合もあります)で構成されています。
理解する
ビジネスチャンス、聴衆、競争、価値提案を発見し、チームメンバー全員のいるもとで、見える化する。発散する
実現可能性にかかわらず、問題を解決するための創造的な方法を模索し、開発し、そして繰り返す。決定する
次の製品サイクルに適合するアイデアを特定し、ストーリーボードを使用してそれらをさらに詳細に検討する。試作する
ラピッド・プロトタイピングによるプロトタイプ(デジタルデータ、紙プロト、ビデオ動画、寸劇など検証可能なもの)。検証する
製品の主な対象3〜5人に1:1のインタビューを実施する。 これは、ユーザーテストではないことが特徴である。
デザインスプリントについてもっと知りたい方は、GV(旧 Google Ventures)によるデザインスプリントの解説書などの記事やデザインスプリント――プロダクトを成功に導く短期集中実践ガイド オライリーの書籍を読んでいただければと思います。
今回のワークショップでは、社内の様々な職種の方(セールス・カスタマーサクセス・エンジニア・デザイナー)を募り、あらかじめテーマを設け、1~3の部分について4チームに分かれ、ディスカッションを行いました。
準備編
ワークショップの運営は4人。課題の設定・当日のタイムスケジュールの作成・参加メンバーが円滑にディスカッションできるように準備を行いました。また、当日はオンライン開催だったので使用するzoomの設定や、FigJamテンプレートも作成しました。
運営編
当日は
ワークショップの説明・課題についてインプット
↓
チームでのディスカッション
↓
アイデアをシェア
という流れを2時間で行いました。
ワークショップの説明・課題についてインプット
ここではワークショップを行う目的や、実際に出たアイデアをどのように活用するかを参加メンバーに共有しました。また事前に設定したテーマについてのインプットを行い、より議論に入りやすいようにサポートしました。
チームでのディスカッション
設定されたテーマについて各チーム4~5名で構成し、チームでデザインスプリントの理解・発散・決定までのフェーズについて議論してもらいました。
休憩のおやつタイムでは、FigJamのウィジェット機能を使って、おやつのリンクを共有しているチームも。(食べたいw)
最終的なアウトプットは、実際の課題に対する機能やUIのアイデアを特徴・ユーザー・シチュエーション・何に対しての課題解決をするのかを個人でまとめ、チームで共有しました。
ワークショップを終えて…
これらの内容から検証アイデアをアンケートにし、実際にお客様にインタビューを行いました。(こちらについてはまたどこかで記事にしようと思います!)
今回のワークショップを運営視点から振り返って
良かった点
ディスカッションが活発にされるように、各チームのファシリテーターに当日の流れ、や課題に対するインプットを事前に行うことで、とてもスムーズに議論に入ることができたこと
ホワイトボードの役割をするFigJamを1枚にすることで運営サイドからすると各チームの進捗を追いやすかったこと
ホワイトボードを1枚にすることでタイマー管理も運営で一括に行えること
Zoomのブレイクアウトルームをつかうことで、全体のアナウンスがスムーズに行えたこと
改善したい点
いい議論もできており、実際に2時間はちょっと短かった(最後の全体発表ができなかった..)ので少し時間を増やしてもよさそう。
ファシリテーター以外のメンバーに対して、事前の(?)インプットを行ったほうがより解像度の高い議論ができたかも。
ワークショップを2回に分けて宿題形式にするとよいかも
まとめ
ワークショップに関しては全体を通して「また是非参加したい」「時間が合えば参加したい」という回答をいただきました。改善点はあるものの、初の開催にしては短期間で準備し、次のアンケート・インタビューに活かせるアウトプットを得ることができたと思います。
リモートでのワークショップを初めて行いましたが、全体的にツールが近年進化しているのでオフラインで行うのと同じクオリティのアウトプットが出せるように感じました。
さいごに
いかがでしたか?こんな感じで、プロダクトのUX/UIのデザインだけではなく、価値検証やワークショップ・ユーザーヒアリングなどのUXリサーチも取り組んでいます。
あらゆる企業とユーザーがアプリのテクノロジーにアクセスできるプラットフォームを一緒に創りませんか?
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