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「Yappli Hang Out」〜ヤプリの社内アプリは、なぜ生まれたのか?〜 #ブラヤプリ

#times_yappliの編集部員がオフィスを “ブラブラ” 歩きながら、知られざるヤプリの歴史やメンバーの暮らしに迫る「ブラヤプリ」。話題の出来事や人々に出会いながら、ヤプリの新たな魅力や歴史・文化などを再発見します。

ついに、ヤプリの社員用アプリが誕生!

こんにちは!春が待ち遠しい、コーポレートPRのちみんです!

ヤプリでは昨年末、社員用アプリ「Yappli Hang Out(ヤプリハングアウト)」をリリース・運用開始しました。私たちが提供しているノーコードでアプリ開発・運用・分析ができるサービス「Yappli」と、ノーコードで顧客行動やデータが管理できるシステム「Yappli CRM」を活用して作った社員限定でアクセスできるスマホアプリです。

「Yappli Hang Out」は、社員同士の繋がりとカルチャーをより大切にするために、会社と社員が平等に情報を共有できるツールになることを目指しています。

社員の「溜まり場(Hang Out)」を由来としており
・会社からの重要なお知らせを固定で表示
・社員名簿で、同僚の顔、名前、趣味、お誕生月などを確認できる
・イベントのお知らせをプッシュ通知で受け取れる
・会社のルール周りのFAQを簡単に確認できる
などの機能があるアプリになっています。

通常業務中は、PCからSlackや各種ツールで情報収集や確認をする内容に
いつでも(業務外でも!)
どこでも(移動中でも!)
アクセスできちゃうのです👏👏


社内アプリが誕生したきっかけは、全社イベントだった!

社内アプリ「Yappli Hang Out(以下、ハングアウト)」は、着想からリリースまで1年以上の時間がかかったと小耳に挟みました。労務チームの倉田さん(くらたん)が構想を練っていたそうなので、まずは彼女に話を聞いてみることにします。

ちみん:くらたんさ〜ん〜〜!ハングアウトについて知りたいなと思って、ちょっとお話聞いてもいいですか?

くらたん:あ!ちみんさん。私がわかる範囲で良ければ!

ちみん:ありがとうございます!風の噂によると、2021年のCustomer Success Day(以下、CS Day)で一番最初に話題に上がったとか?

くらたん:そうですね。その年のCS Dayは、Yappliのサービス課題を解決するために、アイディアをディスカッションするグループワークがあって、私は組織内の情報交換をするアプリの活用方法「Yappli for Company」をもっと盛り上げるにはどうすればいいか考えるチームでした。

セールス、ディレクター、開発エンジニアなど、様々なポジションの人が集まっていたのですが、労務の私は「普段YappliのCMS(管理画面)やアプリを触る機会が少ないので、自分ごとに出来る課題がない」という話をしたところ、「社内アプリがあったら、労務やコーポレートメンバーが運用することになるし、全社向けのお知らせ発信にも課題感があるから良さそう!」と盛り上がりました。

新入社員のサポートや、全社員の評価業務を担う労務としては、全社員向けの重要なお知らせをSlackやカレンダーで配信しても膨大な情報に埋もれてしまう、社内ポータル内から新入社員の情報や人事制度周りの情報へすぐにアクセスできないという課題があったので、これらが「いつでも持っているスマホのアプリ内で、TOPページ・一番目立つ場所に情報が固定で掲載されている状況は嬉しいな」とずっと思ってて。

また「Yappli for Company」としても、社員が活用すれば、フィードバックも早いだろうし、サービスの進化・成長に直結するのではないか?ということで、アイディアを出し合うだけでなく、実行してみよう!となりました。

ちみん:そういう経緯だったんですね!これまでもアイディア自体はあった中、実際に推進できたのはなぜだったのでしょう?

くらたん:CS Dayでワークショップ内容を全社に展開したのですが、そこで多くのポジティブな声をもらえたこと、全社イベントで話が公式に出たことで、動きやすくなったのはあるんじゃないかな。あとは、一緒のチームでディスカッションしてた小野塚さんが、プロジェクトの進行も、アプリディレクションもできるという部分が大きかったと思います。

CS Dayで出たアイディアを具体化できないか考えた時に、イメージが掴めないと巻き込めないかも…ということで、小野塚さんが裏でサンプルアプリを作ってくれてたんです。他の業務もあるから、すぐ取り組めたわけではなかったそうなのですが、半年後くらいにサンプルが出来上がり、本格的に始動しはじめました!

ちみん:サンプルアプリができたことで現実味が湧いて、本当に実施する空気感や気持ちが動き始めた第一歩だったんですね!アプリの内容ってどうやって決まりました?

くらたん:労務・総務メンバーを中心としたコーポレート側で、社内アプリに入れたい要素を洗い出して、いったんは今公開中の機能をフェーズ1としてリリースすることになりました。他にアイディアとして出てたのはドラマで主人公周りの相関図とかあるじゃないですか?あれの「ヤプリ版相関図」とかいつかやりたいな〜って思ってます。

ちみん:え、ドラマ相関図おもしろい!やりたい!!気になります!

くらたん:本当ですか!嬉しい。一緒に作りましょう〜。(笑)ヤプリって他社にはない職種が多かったり、案件によって様々な部署と関係を持つので、新入社員の方でも、すぐ組織に馴染めるきっかけにならないかな〜と思って。実際のアプリ制作は、小野塚さんがディレクションしてくれたので、聞いてみると面白いかもですね!

ちみん:たしかに!ちょっと小野塚さんに聞いてきます!ありがとうございました!


Yappli CRMを活用した1to1の社内アプリ

ちみん:塚さん〜!今お時間ちょっと大丈夫ですか?ハングアウトは小野塚さんがキーマンとなり、ディレクションされていたと伺ったのですが、CS Dayで話が上がった後、どうやって制作を進めたのか知りたいなと思ってて。

塚さん:大丈夫だよー。社内アプリ作りたいという話題は2021年よりもっと前からあったんだけど、自分たちがアプリプラットフォームやってるからこそ「社内アプリ」に求めることが、普通の企業さんより高くて。どうしても、社員のデータベースとかがないとやりたいことできないよね、ということで頓挫しちゃってたんだよね。

早い時期に、無理やり作っても軌道に乗らなかっただろうという思いが根底にあったんだけど、2021年に顧客情報を管理できる「Yappli CRM」がサービス提供し始めたことで、「Yappli for Company」と「Yappli CRM」を掛け合わせたらヤプリらしいアプリができそう!とひらめいて。

ちみん:あ、だから21年10月のYappli CRM(以下CRM)を発表した後に、制作着手し始めたんですね!

塚さん:そう。顧客情報=社員情報をユニークで持ちたかった。「面」で情報提供がしたい場合は既存のYappliで提供している内容でアプリとしても成立するんだけど、個々人に沿った情報「点」を活かしたい場合はCRMが必要だな〜って。

ただ、今はまだその点の情報はそんなに使ってなくて。1to1のアクション、例えば、ちみんちゃんだけへのプッシュ通知で「〇〇をやってください」みたいな使い方はまだないじゃん?

ちみ:「ちみん、目標設定出してないですよ〜」ってお知らせとか?
塚さん:そうそう、だから社員名簿とか、今月誕生日の人一覧、とか細かいことをやるとなるとCRMは必要。

ちみ:最近驚いたのは、社内の人の性格がわからないけど、業務上で会話する前に入社時にSlackで投稿された自己紹介文を何年も前まで遡って見てる方がいることでした。

塚さん:その使い方いいよね!でも、それこそ6年前に入った僕の自己紹介探すの大変じゃん。だからすぐに全社員の情報が一覧で見れる名簿を作ったんだよね。いずれ入社同期で繋がれるコンテンツも作りたいなと思ってて。最近はオンライン入社メンバーが多いし「同期」とかない限り、繋がる要素が限られてしまいがち。そうゆう横の繋がりを作るきっかけになればいいなと思って。

労務の倉田さんが欲しかった「会社として重要な連絡」を固定や定点して置けるものだけだったら、これまでのYappli機能だけでもアプリは成立するけれど、社員同士の繋がりを生むコンテンツを作るにはCRMが必要だったから、今の時期になったというのが正直大きいね。

ちみ:最近、オフィスでの雑談とか個人timesとかでも、みんなハングアウトについて会話してますよね。もっとここ良くなればいいのにとか、仕様が〜とか。今まで自分たちがユーザーとなる提供がなかったから、共通認識できる状況になっただけでも、グッドですよね!

塚さん:ほんといいよね!みんなもっと関わって好きにやってくれると嬉しい。自分たちでサービスを使うからこそ、提供している製品の強みと弱点もわかる。新しい製品アイデアも出てくるし、リテラシーも高まる。Yappli for Companyの製品を高めていくサイクルを回す一つの材料になればいいよね!ヤプリのみんなも「CRM難しいな〜」って感じてる人いるだろうけど、そんなことないのよ。

ちみ:言われてみれば「CRM難しそう」って勝手に思ってたかもw 去年のYappli SummitのアプリはCRMガッツリ使ってましたよね!来場申し込みしてもらった情報をCRMで管理して、入場チケットやアプリで表示される内容も個々人で違って。お客様からするとSummitのテーマでもあった「&EASY」な体験だったと思う!

塚さん:そうそう、あのアプリはまじでヤプリ史上最高傑作のアプリ!機能盛りだくさんで、実際に来場いただいたお客様からも使いたいって声も届いてたんだよね。EASYを提供する裏側は確かに大変。でも難しいと思って理解しようとしなかったり体験しないとサービスとしても前に進まないから、そういう意味でも自分たちがユーザーになって体験することは本当に大切

ちみん:それこそ、いろんな使い方をテストして、ノウハウを貯めていきたいです!プッシュ通知の開封されやすい時間帯とか、WAUに繋がる施策とかをゆくゆく情報として発信したいですよね。運用してる梅ちゃんにもお話聞いてみようかな。ありがとうございます〜!



ブラブラしていたら、もっと面白い話も聞けましたが、今回はここまで!

・リリース後に展開したアプリ内企画やイベント
・アプリ運用者のチャレンジ
・SaaS企業が自社サービスを使う「ドッグフーディング」
は、次回のブラヤプリで。お楽しみに!


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