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組織に属することのリスク


今の時代で、組織に属するということは、様々なリスクを伴います

・労働の搾取
・自分で管理できないことが多い
・レバレッジが効きにくい

上記に挙げた3つの観点が最大のリスクだと私は考えています


・労働の搾取

労働の搾取とは、労働に見合うだけの対価を企業側が払っていないということです
会社組織にいる以上、労働時間に対して正当な賃金が支払われることはありません
なぜなら、会社は社員が挙げた利益から自分たちの取り分を差し引いて、人件費として給与を支払っているからです

ここで着目するべきなのは、なぜ固定給と賞与に分けて支給しているのかということです
会社は固定給を上げてしまうと、業績が不調でも社員に払う金額を下げることは契約上難しくなってしまい、会社の取り分を手元に残すことは難しくなります
そのために、固定給と賞与の2つに分けて支給を行なっているのです

この仕組みの上で働いている以上、自分が頑張っても会社に一定率利益を持っていかれるということです
言い換えれば、会社の都合の良い仕組みで働かなければならないということです

会社は労働の搾取から成り立ってるということを前提に考えると、従業員はなぜ会社に属して働いているのでしょうか?
ここを紐解かない限り、一生搾取され続ける人生で終わってしまうでしょう

なぜ、会社に属する選択を是とするのか
そこには、3つの要因があります
・教育システム
・日本の歴史
・時間の安売り

この3つの要因によって、会社ために働くことが是とされているのです

教育システムでは、サラリーマンを育成するために、お金、経済、ビジネスについての学習を学校で学びません
これでは、ルールを知らないまま社会に出て、働くことを強制されてしまうのです
例えるなら、「サッカーのルールを知らない人が、試合に出ている状態なのです」
本当に教育するべきことは、お金、経済、ビジネスのルールであり、なんのために人生を使うのかを考える教育が重要なのです


日本の歴史では、侍を代表格として主人に尽くすことが美徳とされています
現代に当てはめると、「会社という主人のために、自分の時間を使う」という状態と言えます
日本の文化として、一度始めたことを最後までやり遂げることが良いことだという風潮があり、それが自分の人生ではなく、他人の人生を生きる原因を作っていると私は考えています
一度忠義を誓うと死ぬまで他人のために生きる人生を歩むことになるのです
ここで、私が考えるのは侍ではなく主人になろうとする人が日本には少ないということです
侍を美徳とする人が多く、ほとんどが侍のような生き方を選択しますが、侍が尽くしたいと思う主人になることの方がかっこよくないですか?


時間の安売りという言葉の裏には、ほとんどの人が目先の利益しか考えられないという意味を込めました
なぜ時間を安売りしてしまうのか
要因として、

・目に見えない
・価値を感じにくい
・時間の使い方を知らない

3つの要因が考えられます

この中でも、最大の要因は時間の使い方を知らないということです
「もし毎日自由に使える時間があるとして、あなたは何に時間を使いますか?」
これに答えられる人が少ないと感じています

ちなみに私は自由な時間を、好きな人と過ごす、多くを経験すること、見聞を広げること、多くの人の人生に影響を与える生き方
これらに時間を使います

あなたは、自由な時間を何に使いますか?

逆に、時間の使い道がはっきりしている人は、いますぐにそこに時間を投資するべきです
時間は有限で、自分が成し遂げたいことに早く時間を投資した方が、それを実現できる可能性はどんどん高まっていくからです


・自分で管理できないことが多い

会社に属している方なら理解していただけると思いますが、自分で管理できることがとても少ないです
管理できることといえば、配属された部署のことくらいでしょうか
例えば、営業への配属の場合、商品開発、マーケティング、会計、マネジメントなどのビジネスの根幹となるスキルを身につけることには、時間がかかりすぎます
なぜなら、上司に管理される仕組みだからです
自分が何に向いていて、何に向いていないのかを見つけたことには、定年かもしれないですね笑

だからこそ、自分の人生くらいは自分でコントロールできるようにすることが重要です
経済面、人間関係、仕事内容、時間などを自分でコントロールできないということは、自分の人生を他人のために使っているということです
自分の人生を何に使うのかは自分で決めるべきです

それが、どんな不純なものでも。それを決めた心は純粋なものなので、そこに最大限の時間を投資すれば良いのです
それが、自分を管理するということです

会社に管理される人生か、自分で管理する人生にするか選択する権利は誰にでもあります


・レバレッジが効きにくい

レバレッジとは、てこの原理のことでです
自分が持っている物よりも多くを手に入れる手段となるものがこのレバレッジにあたります
例えば、借金、人脈、スキル、知識、事業、健康

これらのレバレッジを最大化しにくいのが組織です
組織に入ることで、唯一レバレッジをかけやすいのは、借金です
会社の信用力があるので、ローンを組むことは簡単になります(おすすめはしません)

一方で、その他のレバレッジは聞きにくくなります
なぜなら、会社内でしか使えないものになってしまうからです
一般の市場に出されたときに、使える資産になっているかがレバレッジの度合いを考える上で重要になります

会社でしか使えない資産しか溜まっていない人は、会社にリストラされたときに何もできない人に変わってしまいます

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