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意外と知られていない離婚調停当日の流れ/持ち物や服装についても解説
こんにちは。ゆりです。
初めての離婚調停。
その緊張感はかつて感じたことがないほど強いものだと思います。
この調停であなたの運命は大きく変わってしまう可能性があるのですから。
人は緊張したり焦ったりすると、普段なら考えもしないようなミスを犯してしまうものです。
そうならないためには、事前準備が何よりも大切です。
持ち物や服装の注意、さらに当日の流れを事前に知っておけば、落ち着いて挑むことができます。
私と一緒に、離婚調停の当日をシミュレーションしてみましょう。
ぜひ、最後までご覧ください。
離婚調停当日の流れ
では、離婚調停の流れを簡単にご説明します。
まず、家庭裁判所についたら、書記官室で受付をしましょう。
受付では、以下のことを伝えて下さい。
・離婚調停にきたこと
・事件番号
・氏名
・相手方であること
家庭裁判所では、複数の調停が同時に行われているので、どの調停なのかを伝えるために「事件番号」が必要です。
事件番号は、呼出状に書かれてありますので必ず確認してください。
そして、「相手方」とは、離婚調停を申し立てられた側のこと。
つまり「あなた」のことです。
あなたは、相手方の待合室へ案内されます。
ちなみに、パートナーは別の待合室で待機します。
そして、調停室に呼び出され、原則としてパートナーとあなたが同席し、調停の説明が行われます。
パートナーと直接話し合いはしませんが、最初の説明時と、離婚調停が成立したときの2回は、パートナーと顔を合わせることになります。
ですが、DVなどの理由でパートナーが事前に同席を拒否している場合は、個別で行われることもあります。
事前説明が終わると、まず申立人であるパートナーから調停室で話し合いが行われます。
パートナーが退室した後で、次はあなたが呼び出され話し合いをする、という流れが繰り返されます。
1回の話し合いは30分程度で、それが数回繰り返されるので、トータルで2~3時間ほどかかります。
離婚調停が申立てられてからの流れは、こちらの記事でお伝えしています。
離婚調停に持っていく物
では、離婚調停当日に何を持っていけばよいのでしょうか。
リストアップしてみます。
✔家庭裁判所から届いた書類
✔身分証明書
✔認印
✔ノート
✔筆記用具
✔スケジュールが分かるもの
✔待ち時間を過ごせるもの
順番にご説明します。
【家庭裁判所から届いた書類】
裁判所から届いた書類は以下の3つです。
・呼出状(調停期日通知書)
・申立書の写し
・進行に関する照会回答書のコピー
先ほど、当日の流れでもお伝えしましたが、呼出状には、事件番号が書かれてあります。
申立書の写しは、当日にパートナーが離婚したい理由などを見返すために持っていきましょう。
また、家庭裁判所に返信した照会回答書は、必ずコピーを取っておき持参しましょう。
自分がどのように回答したかを見返すことができるからです。
【身分証明書・認印】
調停をする前に、本人確認をされることもあるので、運転免許証や保険証、マイナンバーカードなどを持っていきましょう。
また、裁判所の書類は押印するものが多いので、認印も持参しておくとよいでしょう。
【ノート・筆記用具】
自分が離婚調停で話したいことをノートにまとめておくと便利です。
当日は、緊張して思うように話せないもの。
しかも、一回30分程度の時間で、自分の言いたいことを上手く伝えるのは難しいですよね。
メモを持ち込むことはOKなので、それを見ながら話すと失敗しにくくなります。
パートナーへのあなたの真摯な思いを丁寧に伝えられるよう、時間をかけて考えておきましょう。
要点を箇条書きでまとめておくのがおすすめです。
また、話し合い中に、調停委員から言われたことや、思ったことなどはメモしておきましょう。
離婚調停は、録音や録画は禁止されていますが、メモは取ることができます。
聞き逃してしまっても、もう一度お願いしますと伝えて、しっかりメモしておきましょう。
次回の調停で役に立つ、大切な資料になるはずです。
【スケジュールが分かるもの】
次回の離婚調停の日程を決める時に必要になります。
【待ち時間を過ごせるもの】
調停中は待ち時間が多いので、待ち時間を過ごせるものを持参することをおすすめします。
本や、音楽を聞くためのイヤフォンなど、ご自身がリラックスできるものを持参しましょう。
もちろん、メモや書類を見返したりなど、次の話し合いに向けて準備することも大切です。
弁護士が同席している場合は、打ち合わせの時間にあてて、作戦を練ることもできます。
ですが、ずっと緊張状態にあると、いざ自分の番になった時に精神が疲れ切ってしまう可能性があります。
適度にリラックスできるように心がけてください。
離婚調停はどんな服装で行けばいい?
意外に気になるのが服装ではないでしょうか?
家庭裁判所の調査官にいい印象を持ってもらえるよう心がけましょう。
無難なのはスーツです。
スーツを着れば気持ちが引き締まり、社会的な信頼性も上がります。
◆色に関する豆知識◆
スーツの色は、ネイビーやダークグレーがおすすめ。
スーツの色が濃いほど、信頼性がアップします。
そして、ネクタイのおすすめの色はブルーです。
ブルーは「誠実・信頼・落ち着き・知性」を表します。
また、ストライプやドットなどの小さ目の柄がおすすめです。
シャツは、無難な白が清潔感があり、最もフォーマルです。
色が与える印象や効果は思ったよりも高いので、ぜひ活用してみて下さい。
もちろん、必ずしもスーツでなければならないことはありません。
世間的に見て、常識的な服装であればOKです。
一番大事なのは「清潔感」と「身だしなみ」です。
ヨレヨレやシワシワの服は当然NG。
髭はちゃんと剃り寝癖を直し、爪も切っておいてください。
手元は意外に目立ちます。
また、髪の毛は過度なカラーリングは避けましょう。
時計やバックの高価なブランド物は、印象を悪くしてしまうので避けたほうが無難です。
人は見た目も大事ですし、特に第一印象は重要です。
なぜなら、第一印象であなたのイメージがほぼ決まってしまうからです。
清潔感や誠実さを感じない外見では、調停委員はあなたの味方をしようとは思わないでしょう。
あなたがいくら誠実に思いを伝えたところで、第一印象が悪ければ効果も半減してしまいます。
離婚調停の鍵を握る調停委員からの第一印象はとても大事なのです。
離婚調停当日の流れと持ち物・服装まとめ
今回のまとめは、このようになります。
【離婚調停当日流れ】
受付
↓
待合室で待機
↓
事前説明(パートナーと同席)
↓
調停室で話合い(申立人:パートナー)〈約30分〉
↓
調停室で話合い(相手方:あなた)〈約30分〉
↓
※数回繰り返し〈トータルで約2~3時間〉
↓
次回の日時の決定
↓
離婚調停終了
【当日の持ち物】
・家庭裁判所から届いた書類
・身分証明書・認印
・ノート・筆記用具
・スケジュールが分かるもの
・待ち時間を過ごせるもの
【離婚調停の服装】
・常識的な服装であればOK
・おすすめはスーツ
・清潔感と身だしなみが大事
・ブランド品は避ける
何度も繰り返しますが、離婚調停は調査官に好印象をもってもらうことがとても大切です。
第一印象で、あなたの運命が左右されてしまうこともあるのです。
だからこそ、できる限りの準備をして挑みましょう。
次回は、離婚調停委員についてお伝えします。
ぜひ、目を通してみて下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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