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成長と停滞、そして新天地へ【タイムカプセル大学 Vol.23】

縁があってタイムカプセルにデザイナーとして入社することになったAさん。前回のインタビューでは、高校時代には理解できなかったプログラミングの面白さも仕事をはじめたら分かってきたとおっしゃっていましたが、他にはどのような成長があったのでしょうか。


ーー高校時代は勉強とかプログラミングとかから逃げることが多かったと言っていましたが、今はどうですか?
就職してからは、苦手なことも「仕事だからやるしかない!」と思って頑張りました。
入社2年目の時、先輩も同期も全員社外で仕事することになってしまい、岐阜オフィスに私と新入社員2人だけで回さないといけなくなりました。その半年間は、実質岐阜オフィスの責任者みたいになってしまったので、色々やるしかなかったんです。

ーー高卒で入社2年目ということはもしかしてまだ10代でしょうか? その年でオフィスの責任者ってすごいですね…!
はい、19歳のときでした。
私は元々人見知りで電話がすごく嫌いで、どうしても電話予約が必要な場合とかは、事前に隅々まで情報を調べてから電話するくらい心の準備が必要だったんです。
それまでは会社に電話がかかってきても、分からなければ他の人に変わってもらったりできたのですが、自分以外は入社1年目の後輩しかいない状況では、何かわからないことがあると最終的には自分がやるしかないじゃないですか。
でもやっぱり電話は怖いから、あらかじめ聞かれそうなことの対応方法を全部メモしたり、サイトをブックマークしておいて、すぐに対応できるようにしていました。それでも、言葉使いが大丈夫だろうかとか心配は尽きませんでした。

ーー今は電話に対する苦手意識はなくなりましたか?
そういう時期を乗り越えたので、仕事の電話は対応できるようになりました。
今携わっている仕事でも、案件の窓口をしているので、お客様とのやり取りが多いですが大丈夫です。未だに初めての人に電話する時はビビりながらですが、知ってる人に対してはある程度準備しておけば、後はその場で対応できると思います。そう思えるようになったのは、仙台へ異動して、すぐそばに頼れる人がいるのが大きいです。

ーー頼れる人がいるのは心強いですね! 電話以外でも誰にも頼れない事が多かったのでしょうか?
実は、私が入社して1年目の12月でデザイナーの先輩が辞めてしまって、デザイナーの社員が私しかいない状況になってしまったんです。それから、聞ける人がいない・人に頼れない、自分がやらなきゃいけないという時期が長く続きました。だから、何でも自分でどうにかしようという気持ちが強いと思います。ただ、その反動で今も人に相談ができなくて、やらないといけないことをギリギリまで放置してしまったこともあったので、今は自分一人で抱え込まず周りに相談することを意識しています。

ーーお話を聞いているとなかなか壮絶ですが、やはり辛かった時期があったのでしょうか?
ありました。わりと最近の話なのですが、今年に入ってからすごく大変でした。
入社4年目になったので、案件のリーダーになることが増え、Webサイト作成の実務に加えてお客様との最初の打ち合わせから途中のやり取りもしないといけなくなり、だんだん返信が滞ってしまうようになりました。そうすると当然お客様から進捗を催促されるんですが、実務の時間が取れなくて成果が何もない状態では返事ができないという負のループに陥っていました。しかも月末は総務の仕事で請求書を作ったりしなくてはいけなかったり、秋には求人の対応をしないといけなかったりで、やることが多くて大変でした。

ーー話を聞いているだけで負のループのしんどさが伝わってきました。どのようにそこから脱出したのでしょうか?
仙台に来る直前まで、自分が勉強したことのないPHPとかJavaScriptとかの案件をやっていて、上長のHさんが気にかけてこまめに電話くれたり、相談に乗ってくれたんですけど、常時助けてくれるわけじゃないし、もう無理だと思っていました。
その時に“仙台の案件の人員を増加したい”という話が出て、Hさんが隣にいれば、電話して出てもらえない時でも直接聞きに行けるし、仙台の状況もわかるから、そのほうが仕事がしやすいかもと思って、自ら「私、仙台に行きたいです」と立候補しました。
3~4年ずっと岐阜オフィスにいたので、そろそろ違う環境にいって、案件に集中してみたいという思いもありました。
仙台に来てからは一つの案件だけに集中できているから、岐阜にいた頃よりは落ち着いています。

案件に集中してみたいと思っていたAさんは、
仙台への移動を決意したようです。
次回は仙台に行ってから、そして未来のお話を聞きたいと思います。

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