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虫の好かない相手と付き合う方法

虫の好かない相手には頼み事をしてみましょう

職場でも学校でも虫の好かない相手という方はいますよね。

※ここでは「苦手な人」「嫌いな人」を総称して「虫の好かない人」と表現します。

一時的なイベントや出会いで、次に出会う機会はないというのであれば別にどうという事はないのですが、同じ空間で長い期間顔を突き合わせ、それなりに付き合っていかなければならないなら避けてばかりというわけにはいきません。

同じクラスや同じ職場で目標に向かってグループを組んだメンバーのなかに虫の好かない人がなぜか一緒になるケースがあるものです。

そんな時には虫の好かないその相手との共通点をまず探してみる努力をしてみましょう。

直接会話が出来れば手っ取り早いのですが、虫の好かない相手とは話しにくい時は誰かと話している内容から貴方との共通点を見つけるのです。

たとえば好きな曲のジャンルとか、苦手な事、好きな趣味、変なクセとかがわかってそれが自分と共感が出来れは、その虫の好かない人になんとなく好感度が湧いて興味がでてくるかもしれません。

ミーティングや会議の時に、虫の好かない相手の意見や主張に同意してみたり、支持してみるのもいいでしょう。

もし虫の好かない相手も同じ共感を持ってくれれば、相手にとっても何となく気になる存在になるものです。

そんな気持ちを感じてきたら思い切って頼みごとをしてみましょう。


最初はそんな大した頼み事でなくてはいいのです。

「資料の配布を手伝ってください」とか「窓を開けてください」とか、ほんとに細かいお願いでいいのです。

人は普通、気の合う人とか好きな人だから頼み事を聞くのであって、虫の好かない人の頼みなんか聞こうとはしません。

それが何かのイベントでグループで行動しなければいけないなどの状況で苦手というか極端にいえば嫌いだと思っていた人の頼みごとを不承不承受けてしまった時、どんな感情が起きるでしょうか。

まずは「虫の好かない人の頼み事なのに引受けてしまった」という行動と気持ちの矛盾が生まれます。

そして「虫の好かない人のお願い事は受けない」⇒「虫の好かない人のお願い事を受けてしまった」⇒「虫の好かない人だと思っていたのに本当は嫌いじゃなかったのかも」⇒「本当は好意があるから助けた」という矛盾解消の作用が働くのです。(認知的不協和理論)

虫の好かない相手はアナタの鏡かもしれません


苦手や嫌いと言う感情は「嫌いな理由を考えたくない」という事を意味しているといいます。

その理由のひとつは、「自分自身が相手の嫌な面を持っていることを無意識に自覚してしまう」からなのです。

相手の虫の好かない部分が自分にも似通ったところがあったことに気付き、そのことは考えたくないので、虫の好かない人として考えてしまう事です。

第二の理由は逆に「自分にないものを持っていることに気付いた」からです。

自分にない能力や容姿などに嫉妬している自分に気付き、自分の器の小ささを自覚した自分を隠すために、その相手を虫の好かない人として見てしまうというケースです。

虫の好かない相手と対峙した時はまず自分から積極的に相手を受け入れる心の準備と行動をおこすようにしませんか。

巡り巡ってすべて自分のためになることですから。

参考書籍:「まんがでわかるワルい心理学」

▷次回は「まんまと相手を説得する交渉術」です




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