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京都で2回ぶっとんだ


「地元の人とする観光ほど、

楽しいものはない!」

私の短い人生でたどり着いた、
数少ない真理。

京都検定をお持ちの博識、
Happyさんに導かれるまま、
ワクワクと驚きの
京都観光がはじまる。

京都でレバノン料理を食す

Happy88さんに
事前にいただいていたランチの候補。


京都料理、レバノン料理、フランス料理、香港料理。


もう一回いこう。


京都料理、レバノン料理、フランス料理、香港料理。



いやレバノン料理って何!気になる!

レバニラ定食じゃなくて
レバノン料理である!


お店の前でHappyさんと出会う。

「ここを選ばれるとは、流石です」

なんか嬉しい。
珍しいから選んだだけなんだけど
褒められちゃったヨ。


おすすめを待つこと数分、

ビジュアルに度肝を抜かれる。
厨房で画像加工も済ませたんじゃないかって
疑いたくなるほどだ。

無加工ですよ、これ


灰色のピタパンに
色とりどりの具材を挟んで食べる。
あなただけのオリジナルブーケの完成だ。

味もスパイシーで最高だよ


彼女と京都にデートに行ったら
必ず連れてってといわれるだろう。
それくらいに華やかな料理だった。


「200円になりました」

ランチを終え、
小さな八百屋さんを発見!

京野菜を買ってみたい!
そう思った。

ししとうが好きだから
似ている万願寺唐辛子を買う。


店員の方、


「あ〜、200円になりました」


なりました?
なっちゃったの?
過去形?

関西ではよくある言い方だそうだ。

かわいすぎ地蔵

京都四条を歩いていたら、
小さなお寺を発見。
そこにいた、お地蔵さま。

顔がまんまるで可愛すぎる。

タプタプしているぞ、ほっぺたが


“キャラ”が立ちこめる

今回の旅行で、
私が一番嬉しかったのは、

お香で有名な松栄堂の本店にて。

Happyさんと世の中で
一番高級なお香の話題になった。

ちなみに皆さんは
そのお香の名前をご存知だろうか。

名を、伽羅(きゃら)という。

この匂い、
ぜひ一度は嗅いでみたいと思いつつ
ついぞ機会に恵まれてこなかった。


松栄堂本店には、
さまざまなお香の試香スペースがあるのだが、

伽羅だけは最高級というだけあり、
ショーケースの中にキラキラ眠っていた。

値段を見ると、「時価」とある。

やばいぞ、時価は。
最高級の証である。
一般人が手を出してはいけない。


ううっ、やっぱり嗅ぐのは難しいか。

諦めかけたとき。


「伽羅って試せますか?」


うわっ、Happyさん、大胆!!


店員さん、一瞬考え、

「できますよ」

Happyさん、本当にありがとう!!


店員さんはさっと
お香を温める香炉という機械を出して、
小さな伽羅の木辺をのせた。


スイッチオン。


「どうぞ。」


私は目をつむって香炉にむかった。


ぶっとんだ。


息をすった瞬間、
まるでハーモニカに
おもいっきり息を吹きかけて
ブワァ〜って色々な音が出るように


七色の香り爆弾が脳内でスパークした。

人生で今まで一度も
体験したことのない香りだった。


最後にHappyさん、

「これいくらですか?」

「1g44,000円です。」


もう一回ぶっとんだ。


あとがき

お仕事で超多忙なHappyさん、僕の知らない京都を案内してくれて、本当にありがとうございました!レバノン料理も、塩芳軒も、六波羅蜜寺も、空也も、万願寺とうがらしも、木製エレベータも、365日チョコも、可愛すぎるお地蔵も、青い郵便局も、伽羅の香りも、風の森も、初めてがいっぱいでした!