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シリコンバレー銀行倒産後の相場観

シリコンバレー銀行の倒産が倒産!
相場に影響を及ぼしそうなので、調べて推察していました。
私見が入っていますので投資判断は自己責任でお願いします。

1.シリコンバレー銀行の状況まとめ


①総資産は2,000億ドル(=27兆円)
②保護される預金の上限は25万ドル(≒3,400万円)
③同行の預金1750億ドルのうち89%(≒21兆円)が保護の対象外
④FDICはこの週末、シリコンバレー銀行との統合に応じる金融機関を探す予定。保護対象外の預金を守るためにも13日までに経営統合を取りまとめたい考えだが、合意が成立するかは不透明

2.なぜ倒産したのか

SVBは主力の融資先であるシリコンバレーの新興企業に他行より高い金利を提示して預金を集め、そのお金の多くを米国債などに振り向け運用益を得ていたが、22年3月からインフレ抑制のため米連邦準備制度理事会(FRB)が急ピッチで利上げを始めると、長期金利の上昇に伴い保有国債の価値が急落、含み損を抱えたとのことです。

3.今後の影響

やはり預金1750億ドルのうち89%(≒21兆円)が保護の対象外の行方ですね。運用商品は国債等だったとのことなので、比較的安全資産でもあったのでこれが全く預金者に返ってこないということは考えにくいのかなと思っています。
経営統合等がまとまらなくても、6割~8割程度以上は戻ってくるのではと想定すると、まだ影響は限定的であるので、これがリーマンショックみたいになるとは今のところ思えないです。金利も少し上げにくくもなるでしょうし、ここの株式の下げは十分引き付けてから拾っていくと案外全体は戻すのは早いのではと想定しています、あくまで想定です。
ショックがあるとするとこれで利上げができずインフレが続いてしまい、結果また利上げを行っていった際に不動産などの相場が完全に崩れると危ういかなと思います。ただまだそのフェーズではないと思うので、株式投資としてはある意味でチャンスの可能性があります。
ということで、月曜は日経も下げてくるとは思いますがここは買いのチャンスなのかもしれません。改めてですが投資判断は自己責任でお願いします。

本日は以上です。



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