VRChatは僕の生活をどう変えたか
つまり
VRChatをやりましょう。きっと外に出たくなります。
はじめてのVRChat
ちまきんです。note初投稿です。ねこますさんの動画とツイッターを見て、年末くらいからVRコンテンツにはまりだして、HTC ViveとゲーミングPCを購入し、VRChatの世界に入っています。ツクモさんやG-Gearさんの店舗に行ったりして、何のPCがいいかなーとワクワクしながら物色していました。
最近ではご存知の方も多くなったと思いますが、VRChatはVR空間のSNSという説明をされることの多い、3Dアバターでの交流が可能なプラットフォームです。
しかし、少なくとも僕にはこの表現はあまりピンと来ません。VRChatというのは一個の世界であり、SNSという一個の機能的なものとはまた一線を画したものだと感じているからです。
僕が初めてThe HUB(VRChatでログインして初めて入るワールド)以外に行ったのは、確かJapan Shrineでした。神社を模したワールドで、ツイッター上でクオリティが高いと話題になっており、VRChatにログインしたらまず見にいこうと思っていました。
このワールドにログインして、目に飛び込んでくる景色を見たときの印象は、それまでVRZoneなどで体験していた、自分と距離感のあるVRとは違い、一個の世界が自分の行動エリアとして追加された感覚がしました。
背景の音や話し声、凝った内装など、バーチャルとは分かっていても奥に進みたくなる気持ちが溢れてきました。
その後、ワールド散策をするためにリストを見ていたのですが、押し間違えてしまいAkihabara Live Clubにログインしてしまいました。
このときの僕のきょどり具合と言ったらなかったでしょう。そこには踊り狂う大勢のアバターの真ん中で左右に揺れて怯えるユニティちゃんに扮した僕がいました。リアルでクラブなど行ったことのない僕にとってこれは劇薬でした。
ワールド散策
その後様々なワールドをめぐり、ニーアオートマタやSAOの世界、バーチャルめいどりーみんに行ったり、座敷で花火を見たり、バーチャル空間で太鼓の達人やったり、廃工場のようなところをブンブン飛行ユニットで飛び回ったりしました。SAOではシリカになってました。太鼓の達人は擬似モナコインでプレイするのですが、そのワールドに突っ立ってるモナーを触るとモナコインが吹き出て来て、ジンバブエドルのようなインフレを感じました。
夜の絶景
そんな中一際異彩を放っていたのが、JAPANELAND NIGHT SKYというワールドです。これは夜の日本列島を飛行ユニットで飛び回るというワールドなのですが、そのスケール感とエフェクトの美しさ、飛んでいるときの安定度がズバ抜けています。
このワールドは限定公開なので、製作者の方に招待していただく必要があったのですが、たまたまパブリックになっている別バージョンの昼の日本列島の方に行って楽しんでいたところ、まさかの遭遇を果たし、inviteしてもらいました。
この時も尋常じゃなくキョドッていました。「アッアッいつもツイッターでお見かけしてます」というネット弁慶の本性が現れた時のようなヤバイファーストコンタクトをかましたあと、ワープエリアが出現して、夜の日本にいくことができました。飛行ユニットで上空から見る夜景は、筆舌に尽くしがたいものでした。二十歳を超えてから、久しぶりに「うわぁ〜」という声をあげました。鳥はこんな景色を見ているのか、あるいはパイロットなら...と考えて、それを体験させてくれるVRというものに心の底から感銘を受けました。東京から名古屋へと飛んだ時、楽しさと感動が入り混じったあの気持ちは鮮明に思い出すことができます。
VRから現実へ
さて、VRChatを一通り巡ってみて、VRに感動する一方、自分の中にあるモチベーションが生まれていることに気がつきました。それは、「現実世界の自分がまだ見てない場所を少しずつ開拓していきたい」というものでした。
これを自覚した時、少し驚きがありました。VRというコンテンツは、室内に閉じたインドアなコンテンツであり、それを好きになればなるほど内側にこもるのではないかと考えていたからです。現実はその逆でした。
なぜこう考えたか振り返ると、おそらくVR空間の細微を見た時の感情に起因していると思いました。VR空間では、鳥瞰的に見れば非常にスケールの大きな、新たな世界を見ることができます。しかし、その中で触れる水や、降り立った時の土地の心地はまるで現実の五感を刺激するものとは違います。そのギャップが、映像だけではない現実の良さというものを知りたいという反動を生んでいたのだと思います。
JAPANELAND NIGHT SKYに行って少ししてから、土曜日のお昼にVRChatにログインして、この考えを自覚した直後、僕はすぐに外にいく準備をしました。僕が住んでいるのは東京駅八重洲から少し離れたところですが、そこから先日ドンキで新調した自転車に乗って、爆走していました。
結果的に、両国国技館を通過 -> 刀剣博物館併設の庭園でカワセミと黒鷺らしきものを見る -> 人生初のスカイツリーまで爆走 -> 人生初の雷門 -> 上野 -> 秋葉原 -> 日本橋という東京観光かよというルートを2時間近くで回って、現実を楽しんでいました。不思議だったのは、その時に自転車をこぐ時の感覚は、JAPANELAND NIGHT SKYで、飛行ユニットのブーストをかけて日本列島を縦断する感覚に似ていました。
VRChatという世界は、僕の現実世界での行動範囲を拡張してくれました。
さいごに
長々と個人の体験をつつりましたが、VRというのは「Google Earthで旅行してるから実質旅してるわ」とかぬかしてた僕ですらもこれくらい行動させる威力があります。
ぜひまだVRChatをやっていない方は、VRのヘッドセットを買わなくてもいいです、あの世界を見てください。そしてtimakinにフレンド申請をしてください。お待ちしてます。
#VR , #VRChat , #バーチャル , #VTuber , #バーチャルユーチューバー
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