仏教とは。

新刊書店の宗教コーナーの前を通りましたら「仏教の13宗派」について「やさしい解説」て本を見たんで手に取って見てみたんですけどね、圧倒的多数の日本人って仏教のこと何も解ってないんじゃないかと思うようになったんですよ。

単に日本で私一人が知らなかったんだったらすいません。

ちょっと知識を目にしただけで本当の事なんか解るかよ!嘘ばっかり書くなよ!という詳しいことを知っている人、すいません、先に謝っておきます。(_ _)

読みましてね、「密教とは仏教にヒンズー教の要素を取り入れたものです」だと。

密教って別に秘密な要素があるというネーミングではなさそうだ、でも何故そういう名前が付けられたのかはその本には書いてなかったんです、んでおかざき真里さんの描いたマンガ「阿・吽」は一度読みました。100%真実が描かれているわけじゃないでしょうけど。

空海と最澄という天才が唐に渡って難しい経典を読み解いて自分の中に取り込むって内容で面白かったんですけど、そうか、密教ってヒンズー教の要素を取り入れたものなのか。

お釈迦様って悟りを開いたとき、当時のインド宗教(ヒンズー教?それ以外も含む?)に疑問を持って「救い」とは何かとか探していたわけで、非従来宗教なわけですよ、後世の人たちがそこにヒンズー教の要素を入れていったと。

教義的にプラスな面は、お釈迦様の教えよりも深いところまで思索が潜れるという感じなんでしょう、深みが出たとか世界が広がったとかいろいろあるのでしょう。

ほーんと思って、夜になってYouTubeライブを聞いていたら鬼子母神の話を聞いて、インドで仏教がヒンズー教の要素を取り入れた機関って長い時間あって、その中でヒンズーの神様が仏になっていったのかなと。

で興味を持って検索したらこういうページが。

まじ?インドで仏教が滅びた一因は、仏教がヒンズー教の要素を取り入れて、程度が過ぎて「じゃもう仏教じゃなくていいじゃん」って感じ?

※日本では仏教は多神教、他の宗教の神様でも取り入れる寛容な宗教、みたいなことを言う人を多く見るけど、インドではそれが一因で滅びたことがある?!※

それもそれで驚いたんだけど、実は上記の本で、日本の仏教の宗派の中には密教を認めない宗派もある、と書かれていたんですね、具体的にどこの宗派とは書いてなかったんですが、

戦国時代に織田信長と敵対した大坂本願寺、浄土宗って、「南無阿弥陀仏」を唱えれば誰でも極楽に行ける、これって難しい密教の教えを学ばなくても極楽に行けるってことじゃないですか?

なので浄土宗のご本尊を調べてみると、例外はあるけど「南無阿弥陀仏」なので阿弥陀様なわけですよ、で阿弥陀様を補佐する仏様はいても、ヒンズー教由来の仏様はいないんです。例外はあるけど。

そして「南無妙法蓮華経」を唱えろという日蓮宗、法華経はどうか?曼荼羅とか日蓮聖人の像とかで、やはりヒンズー教由来の仏様はいないっぽいんです。

でちょっと話は逸れるんですが、戦国時代に織田信長を危険視する実力者たちが信長包囲網てのを築きまして、武田信玄と浅井朝倉とか有名ですけど、比叡山の天台宗、最澄を祖とする宗派と、浄土宗石山本願寺が手を結んだのも信長包囲網の白眉なのかもしれませんね。

閑話休題、もちろん今の時代に密教の教えとは違う宗派のお坊さんが、ヒンズー教由来の神様について「信仰は人それぞれです」と優しいことをいうでしょう、けど自身は特に拝もうとはしないわけでしょう、

でもだからといって「日本の仏教は多神教」、それしか知らないのって、拙いんじゃないかなぁと思のですね、仏様は神様ではなく生き方を説くのであって、強力な力を持っている神様の力には関与せず、生き方、心を説いている、仏になる、仏に帰依するとは、神性を失うということではない、荒ぶる神様が静謐な神様になるのは心が変化したのです。
仏様の教えとは、神様すら生活態度を改めて穏やかな日々を迎えるようになるのです。

しかし浄土宗も日蓮宗もそれは大した問題ではないと。

ちなみに神社でいただくお守り、昔はいろんな神社のお守りを持つと神様が喧嘩してよくないんだよ、と言われていましたが、最近は神社の人が「そんなことはありません、神様は喧嘩しません」と言っていると聞くんですが、リップサービスか本当か、よく調べないといけませんね。

そうだ、あと最近、国籍というのはその人がどこの国に属しているかをいうのではない、どこの国があなたに責任を持つのかということだ、という意見を見ましてね、あなたの宗教はなんですか?というのも、あなたを見ている神様は何ですか?という思いが重要なのかな、という気がしてきました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?