見出し画像

人格総集会

初めまして、本日は集会があるので我々の"総意"が解説を務めます。

毎日ではないが、何か思う度に脳内にて、総集会なるものを実施しております。


総意「ただ今より、我々の人格たちによる総集会を開催します」

この頭の中には127の人格たちが蠢いている。
そして現在、集会の席に着いている者は12人のみ。

12「総意ー、総集会にしては人格たちの数が少なくないですか?」
総意「大丈夫、問題ない。今はコロナで大変な時期だ。最低限の人数に絞らせてもらった」
10「脳内だよ?」
9「総意、アホ?」
2「感染のリスクってある?」
総意「そこの9番目あとで話しがあります。
残念なことに現在、我が精神世界において人格たち127名の内、ここに居る12名以外の者がコロちゃんウィルスに感染し全滅した」
5「何それ初耳ー」(ボー読み)
3「そんなバカなー」(ボー読み)
12「暑くてリアクションできません」
4「ってか人格が127も居ることが初耳だよ。どんだけいたんだよ」
6「全くだ…そんな設定はいらん」
総意「設定とか言うな。まあ、ホントは皆んな熱中症だったんだ」
10「あー、常に頭に陽が当たってるからねー」
11「熱中症なら納得」
12「我々は暑さに弱いからな」
4「最近やる気が出ないのはそう言うことか…」

バン!…ガタン!!
机を叩いた総意が勢いよく倒れる。
無表情のまま、転んだ事実を無かったことに捻じ曲げた総意は、姿勢を正す。

全員「…。」

総意「おもろない!!お前ら全くおもろーないぞ!!いつものキレはどうした!!脳みそが蕩けとるぞ!!」
11「何だか、総意がいつにも増してやる気だ」
3「修造さん並みにアツい…」
5「もうテキトーでいいじゃん」
8「まあまあ、我々の妄想集会が初めて公開されるんや、責任者としてのアレがあるんやろうな」
総意「そこの8番目!妄想集会ではない!
…という訳で"超集会"を始めようと思います!
ところでお題は…、どうする?」

全員「…!」

5「総意考えて来いよ」
3「あんた、まとめ役だろ」
総意「と、とりあえず、自然の流れに身を任せよう」
12「我々は本当に行き当たりばったり…」


お題その1『シラカバ』

総意「ちょっと待て、誰だ?お題をシラカバにしたの?俺、ほとんど知らんぞ!」
9「昨日の出張のとき、そこの社長に聞いたじゃん。シラカバは漢字で白樺といい、主に長野県の高度700m以上の場所に伸びる落葉樹で暑い所ではまず育たないって」
総意「それは聞いた!だが面白いか?」


『ハゼを釣りに行こう』

総意「行かない!」
4「まあ待て、お爺ちゃんたち曰く、この時期のハゼ釣りは大漁で、とにかく楽しいらしいよー」
総意「お前、絶対思ってないだろ」


『イタチとキツネ』

総意「…?これは一体どういう組み合わせ?」
3「全ての動物の中で、最も不味い組み合わせ。カラスも不味かった」
総意「お前、喰ったのか!?我々の記憶にございませんよ!」
3「もちろん、お爺ちゃん情報ー」


『サルスベリ』

総意「あっ、猿も滑る木だね。昔は花の色が紫とか色素が薄かった。だけど今は品種改良を重ね綺麗で鮮やかな紅い花を咲かせる…。って言う」
10「そうそう、百日紅って書くし覚えてやすかったよねー」
1「…。」_φ(・_・

12「…なんかさ、仕事に関係無い知識ばかりが増えてない?」
6「着実に増えてる。我々は現在洗脳されてるからな、これまでどれくらい洗脳されたっけ?」
7「例えばえっと…
・植物の話し
・魚の話し
・ポチ&タマの話し
・動物の美味い不味い話し
・競馬の現実
・ヤクザの実態
・Gを電子レンジに入れた場合
・トランプ先生の嫁事情
・UFOや宇宙人との接触
・松岡修造の特殊能力
・宗教の違いから遂には天国と地獄
・コロナとは…、トヨタの車です」

7「これでも一部だが、こんなとこか?」
6「本当に色んな話しをしたな…」
10「ねえ、ちょっと変なのあったね
Gを電子レンジに入れるとどうなるの?」
8「良い子はマネしちゃいけないヤツだな」
10「解説すると香ばしく、とてもいい香りがしてね、電子レンジをもう二度と使用する気が起きないらしいよ」
総意「お前ら詳しいな…、やったのか?」
5「お金が無いんだぞ?やる訳ないじゃん」
4「YouTubeで見たのよ」
6「我々はバカみたいな面白いことが好きであろう?」

3「そういや、最近ハマった"すゑひろがりず"のフレンチトーストを作ったとか面白かったよね」
2「普通にルールとかオッケーとか言ってたな(笑)」
8「あの2人はいつも楽しそうでええな(笑)」
12「我々も今度フレンチトーストを作ってみようか」
3「はい!私が食べます!」
6「アレは甘過ぎて苦手なんだよな…」
総意「同じ"人"なのに好みが違う…」

9「ところで、たまにゲームやってても草類のアイテムがヨモギにしか見えんのは…これは洗脳?」

8「そういや、マリカーやってたダイヤって子はイケメンやったな。あーいう子は好き」
総意「アホなことぬかすな!読者の方に勘違いされたらどうする?」
10「いや、精神的に落ち着いている人が好きなだけだよ…」
7「あれ?我々は、み島さんも好きでしょ?」
総意「こんにゃく持ってた人って人生迷走してる人じゃなかった?」

1「…。(時間が)」


〜休憩所〜
先生「おい、仕事だぞ?」

現実に引き戻されました。

〜脳内〜
7「ちょっと遊び過ぎたな」
11「昼休憩から5分も経ってる」
5「我々は最近ホントに自由になったね」
3「昔は如何なるときも時間をキッチリ守ったり、超真面目だったクセに…」
9「特別忙しくなければ多少は良いんだよー、これくらいで警察に逮捕されないでしょ?」

総意「ストップ!本格的にサボりになる。まあ、あとは分解したエンジンを組み立てるだけだし4時間もあればできるよ」

エンジンから間欠泉のように色々噴出してしまう故障車だ。
…どういう状況かよく分からないかもしれないが、分かる方がおかしいのである。

とにかく、1人でエンジンを分解し壊れている部品を交換、組み立てる。
しかし試運転をしようにも、エンジンかからないのだ。
…やっぱり何をしてもかからない。
何か間違えて組んでしまったのか?不安が残る。

「どうだ?エンジンはかかったか?」
大先生が来訪する。
「先生、やっぱりエンジンがかかりません」
「あ!?まぁ、ワシに任せろ!」
という訳で大先生に全てを任せる。

大先生はエンジンにガンを飛ばす…。

「こんなのはこうだ!」
カンカンカンカンカンカン!
何を思ったのか、キャブレターという燃料供給装置をドライバーで叩き始める大先生
(一体、何をしているのだろう?)
「よし!」
「?」
カチッ、ブルンーー!
普通にエンジンがかかる。
「これでいいか?」
(何でかかるんだよ…)
これが大ベテランの力である。
このお爺ちゃんならテレビを叩くだけで直せるだろう。


適当という言葉には2つの意味がある。
ニュアンス的にテキトーと適当だ。
おそらく大先生は、今までの膨大な経験から適当な箇所に適当な力で叩いたのだ。素晴らしい!

9「俺も叩いて直せるようになろう」
10「普通に直そう?」


〜脳内・まとめ〜
総意「うーん、今回あまり盛り上がらなかった」
9「途中で中断させられたからな」
3「それに夏だしねー」
5「我々の脳みそなら既に溶けてる」
4「だから今、頭は稼働してない」

総意「今回の五段階評価…3だ!」
11「まあまあだなー」
7「自分に厳しんだろ、良いことだよ」
2「総意ー、エアコンかけてー」
総意「脳内なんだから妄想で涼しくなれよ」
5「ああ、心頭滅却すればマグマでサーフィンが出来るってヤツだなー」
10「サーフボードは一瞬で消滅するけどね」
3「噴火に巻き込まれても安心保険、満25歳から入れます!」
総意「25歳の前は?」
4「心頭滅却、出来ませんでした」


1「…、いつもの妄想による人格集会はもっと盛り上がります。この集会を文章化するのは難しいとの結論が出ました」

12「おおー1番目が今回初めて喋った」

総意「確かに難しかった。やっぱり文だからな。声音とかが分からないし…まあ、以上です!」

そんなこんなで、妄想集会なんてものでも最後まで読んで頂きありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?