見出し画像

【PJCS2022環境】はっぽうやぶれヒスイ ウインディを考察してみた

はじめに

おはこんばんにちは。
普段はドイツボードゲームを遊んだり、ポケカのデッキ分布図をつくるのがちょっと楽になるツールを開発しているおじいちゃんポケカプレイヤーです。

いよいよ開催3週間前に迫った、ポケモンカードゲームを含むポケモン関連ゲームの全国大会「ポケモンジャパンチャンピオンシップス2022(PJCS2022)」。
月イチペースで新弾が発売される近年のポケカではありますが、今回のPJCSは5月13日(金)に発売された強化拡張パック「ダークファンタズマ」を最後に、しばらくカードプールが固定された環境での開催となります。

このPJCS2022と同じ環境となる5月22日(日)の「シティリーグ シーズン6」にて、ワザ「はっぽうやぶれ」を持つ《ヒスイ ウインディ》を主軸としたデッキを持ち込んだので、デッキ構築過程と当日のマッチアップをメモがわりに本記事にしたためたいと思います。

本記事におけるカード画像は、ポケモンカードゲーム公式ホームページ「トレーナーズウェブサイト」から引用しています。
カード画像の著作権は、(株)クリーチャーズ・(株)ポケモンに帰属します。

《ヒスイ ウインディ》デッキとは

強化拡張パック「ダークファンタズマ」に収録されている《ヒスイ ウインディ》をメインに据えたデッキで、手札が0枚なら0エネ160ダメージとなる特徴的なワザ「はっぽうやぶれ」を持っています。
一見難しそうな条件ですが、サポート《ピオニー》で手札を無理やり0枚にすることもできるため、毎ターン160ダメージを連打することは意外と苦ではありません。
きぜつしてもサイドを1枚しかとられない非ポケモンVならではの、有利なサイドレース展開を強みとします。

《ヒスイ ウインディ》デッキの特徴
✔ 非ポケモンVながら、手札0枚の条件を満たすことで0エネ160ダメージを出せる
✔ 特性「げんえいへんげ」の《ゾロアーク》と組み合わせて、環境への対応力を上げやすい
✔ 環境上位にいる《アルセウスVSTAR》《ヒスイ ゾロアークVSTAR》などの弱点をついて(1回の攻撃で倒して)、サイドレースを有利に進められる
✘ 弱点をつくことのできない(1回の攻撃で倒せない)ポケモンVSTAR相手には、サイドレースが不利になりやすい

《ヒスイ ウインディ》デッキの分岐点

単に《ヒスイ ウインディ》デッキと言っても、その構築は多岐に渡ります。
様々な構築を調べている中で、デッキの趣向が変わる分岐点を整理してみました。

《ゾロアーク》の採用有無

特性「げんえいへんげ」の《ゾロアーク》を採用する強みは大きく、シティリーグなどの上位入賞デッキでも《ゾロアーク》を採用したデッキがほとんどです。
《ゾロアーク》を採用しない場合、《ヒスイ ウインディ》のみではアタッカーが不足するおそれがあるため、エネルギー1枚で動けるたねポケモンを採用するとよさそうです。

《ゾロアーク》採用型の特徴
✔《ヒスイ ウインディ》を場から切らすことなく、戦い続けやすい
✔ 様々な1進化ポケモンを採用でき、環境への対応力を上げやすい
✘ 特性ロックに対する耐性が低くなる(特性「かがくへんかガス」の《ガラル マタドガス》など)

採用するシステムポケモン

勝利条件を満たす(ほとんどのデッキの場合、サイドをとりきる)ために直接寄与しないものの、必要なカードを手札・場に集めるために山札を引いたり、特定のカードを山札からサーチするために採用されるポケモンをシステムポケモンと呼ぶことがあります。

《ヒスイ ウインディ》デッキにおいては、場にサイドを1枚しかとられない非ポケモンVのみを置くために《クロバットV》《ネオラントV》が採用されることは稀で、特性「げんえいへんげ」の《ゾロアーク》経由でも立てられる1進化ポケモンが自然と採用できます。
中でも、手札が5枚になるように山札を引く特性「はたらくまえば」の《ビーダル》、山札の上に好きなサポートを置いておくことができる特性「いざなうしらべ」の《チルタリス》がよくつかわれます。
手札の1枚と山札の上のカードを入れ替える特性「さるぢえ」の《ヤレユータン》は《チルタリス》と相性がよく、また《ピオニー》などでトラッシュしたくない手札を山札に戻す用途としてもつかわれます。

《ビーダル》採用型の特徴
✔ 能動的に山札を掘って、必要なカードを手札に引き込む動きがとれる
✘《ボスの指令》などでバトル場に呼び出されると、山札切れ(Library Out: LO)負けにつながることがある

《チルタリス》採用型の特徴
✔ ワザ「はっぽうやぶれ」のダメージ追加条件(手札0枚)を確実に満たせる
✔ にげるためのエネルギーがなく、とりあえずバトル場に出しやすい
✔《レベルボール》でアクセスできるため、安定して立てられる
✔《ボスの指令》《クララ》など、要所で必要なサポートにアクセスできる
✘ 能動的に山札を掘ることが難しい

《ヤレユータン》採用型の特徴
✔《ピオニー》などでトラッシュしたくない手札を山札に戻せる
✔ たねポケモンのため、すぐに場に用意できる
✘《ボスの指令》などでバトル場に呼び出されると、山札切れ(Library Out: LO)負けにつながることがある

採用するサポート

場を展開しながら、ワザ「はっぽうやぶれ」のダメージ追加条件を満たすために、山札を上から引く《博士の研究》のようなドロー系サポートではなく、ピンポイントに必要なカードを手札に加えられるサーチ系サポートが好んで採用されます。
通常これらのカードが複数組み合わせられ、合計枚数は4~10枚とデッキによってそれなりに幅があるようです。

《ピオニー》採用型の特徴
✔ ワザ「はっぽうやぶれ」のダメージ追加条件(手札0枚)を確実に満たせる
✔《レベルボール》《バトルVIPパス》と組み合わせて、たねポケモンを2枚(最初の番なら4枚)まで手札に加えられる
✔《しんかのおこう》と組み合わせて、1進化ポケモンを2枚まで手札に加えられる
✔《こだわりベルト》《ポケモンキャッチャー》など、要所で必要なトレーナーズにアクセスできる
✘ ワザ「はっぽうやぶれ」をつかわないターンでも、手札をすべてトラッシュしなければならない

《ボールガイ》採用型の特徴
✔ ワザ「はっぽうやぶれ」のダメージ追加条件(手札0枚)をほぼ確実に満たせる
✔《クイックボール》《レベルボール》《スーパーボール》と組み合わせて、たねポケモンを2~3枚までサーチできる
✔《ハイパーボール》《スーパーボール》と組み合わせて、1進化ポケモンを1~2枚までサーチできる

《ヒナツ》採用型の特徴
✔ 1進化ポケモンを3枚までサーチできる
✘ たねポケモンやトレーナーズにはアクセスできない
✘ すでに手札にある不要なカードを能動的にトラッシュできない

《ユウリ》採用型の特徴
✔ たねポケモンを3枚までサーチできる
✘ 1進化ポケモンやトレーナーズにはアクセスできない
✘ すでに手札にある不要なカードを能動的にトラッシュできない

採用するエネルギー

メインアタッカーとなる《ヒスイ ウインディ》がエネルギーなしでワザを打てるため、デッキ全体としてエネルギーを採用しない構築も数多く見られます。
エネルギーを採用したデッキでは、ボール系グッズのかわりになる《キャプチャーエネルギー》の他、採用したいサブアタッカーのタイプに合わせて基本エネルギーを採用する例が見られます。

《キャプチャーエネルギー》採用型の特徴
✔ ボール系グッズの枚数底上げ/置き換えとして採用できる
✔《レベルボール》でアクセスできない、HP100以上のたねポケモンを展開しやすくなる(特性「さるぢえ」の《ヤレユータン》など)
✔ サブアタッカーとなるたね・1進化ポケモンの採用候補を増やせる(ワザ「きょうさんねんえき」の《アップリュー》など)

《ツインエネルギー》採用型の特徴
✔ サブアタッカーとなるたね・1進化ポケモンの採用候補をより増やせる(特性「げんえいへんげ」の《ゾロアーク》も攻撃しやすくなる)
✔ にげるためのエネルギー2個分になる

基本エネルギー採用型の特徴
✔ サブアタッカーとなるたね・1進化ポケモンの採用候補をより増やせる(ワザ「はらぺこタックル」の《モルペコ》など)
✔《ふつうのつりざお》《クララ》などで再利用できる

エネルギー不採用型の特徴
✔ 他カードの採用枠を増やせる
✘ バトルポケモンをベンチに下げる手段を別途増やすことが望ましい(特性「キャリークライム」の《ヒスイ オオニューラ》など)

デッキ構築例

シティリーグ入賞デッキを含む、Twitterで見かけたデッキレシピをいくつか引用します。

構築例❶ 《ゾロアーク》+《チルタリス》+《ピオニー》《ユウリ》《ヒナツ》

強化拡張パック「ダークファンタズマ」発売翌日のシティリーグにおいて、ベスト8に入った《チルタリス》採用型の構築。
《チルタリス》の特性「いざなうしらべ」で前のターンに予約したサポートのみを使用し続けるため、《ハイパーボール》がなくとも事故少なくワザ「はっぽうやぶれ」のダメージ追加条件を狙っていけるのが強みです。

構築例❷ 《ゾロアーク》+《ビーダル》+《ボールガイ》《ピオニー》

《ボールガイ》と《ピオニー》をメインのサポートに据えた構築。
《頂への雪道》といった環境メタカードもしっかりと採用しており、64人規模のシティリーグにおいて見事優勝に輝いています。

構築例❸ 《モルペコ》+《ビーダル》+《ピオニー》

特性「げんえいへんげ」の《ゾロアーク》が不採用のかわりに、《クララ》《ふつうのつりざお》といったトラッシュから再利用するカードが多めに入った構築。
ワザ「はっぽうやぶれ」と同じダメージ追加条件で1エネ110ダメージを出せる悪タイプの《モルペコ》は、6月17日(金)発売の強化拡張パック「ポケモンGO」に収録される《ミュウツーVSTAR》相手にも活躍が見込まれます。

シティリーグ当日のデッキレシピ

冒頭にレシピを掲載していますが、結果的には《ゾロアーク》採用型とし、以下の構成としました。

✔ システムポケモン →《ビーダル》
✔ サポート →《ピオニー》《ヒナツ》
✔ エネルギー →《キャプチャーエネルギー》

ポケモン (21枚)

3: ヒスイ ウインディ (はっぽうやぶれ)
4: ヒスイ ガーディ (ぼうぎょしせい)
4: ゾロアーク (げんえいへんげ)
4: ゾロア (うしろげり)
2: ビーダル
1: ビッパ
1: サンダース (じんらいのめざめ)
1: ヒスイ ゾロアーク
1: グラエナ (ハッスルバーク)

トレーナーズ (36枚)

グッズ (29枚)
4: クイックボール
4: ハイパーボール
2: レベルボール
4: しんかのおこう
3: トレッキングシューズ
2: ふつうのつりざお
4: ポケモンキャッチャー
2: こだわりベルト
2: ふうせん
2: メモリーカプセル

サポート (7枚)
4: ピオニー
2: ヒナツ
1: ザクロ

スタジアム (0枚)

エネルギー (3枚)

3: キャプチャーエネルギー

解説

デッキを組むにあたって、(先攻)2ターン目のバリューを上げることを念頭に置きました。
具体的には、ベンチに特性「はたらくまえば」の《ビーダル》を用意して続く3ターン目以降の動きをケアしつつ、バトル場の《ヒスイ ウインディ》でワザ「はっぽうやぶれ」のダメージ追加条件を満たすことを目指します。
さらに返しの相手の番にバトル場の《ヒスイ ウインディ》を倒されてしまうことが通常運行のため、次の《ヒスイ ガーディ》や特性「げんえいへんげ」の《ゾロアーク》を並べておく必要もあります。

2ターン目に上記のメインルートに失敗するパターンには、大きく次の3つが考えられます。

✘ バトル場に《ヒスイ ウインディ》を置けない
✘ 必要な1進化ポケモンを手札に集められない
✘ 手札を0枚にできない

まず、2ターン目までに《ヒスイ ガーディ》をバトル場に出すため、デッキ全体のたねポケモンの枚数を見直し、たねポケモンは《ヒスイ ガーディ》《ゾロア》《ビッパ》の3種類のみに絞りました。
《ヒスイ ガーディ》を4回つかう試合はあまりないですが、スタートしたいたねポケモンなので4枚採用、対して《ビッパ》は1枚のみ採用とし、サイド落ちケアよりもスタートしないことを優先しました。
《ゾロア》はにげるためのエネルギーが1個のため、《キャプチャーエネルギー》にさえ触ることができればベンチに下がることができます。
特性「なみのヴェール」の《マナフィ》や特性「さるぢえ」の《ヤレユータン》も採用候補にありましたが、メインルートに直接関わらないたねポケモンでスタートしてしまうとボール系グッズを1枚余分につかう必要が出てくるため、このリスクを排除しました。

次に、1進化ポケモンを手札に集めやすくする工夫として、サーチ系サポートを1進化ポケモン2枚以上にアクセスできる《ピオニー》《ヒナツ》を基本軸に採用しました。
《ボールガイ》構築では、1進化ポケモン2枚に触るために《スーパーボール》の運要素が絡むため、それを嫌った形です。
《ヒナツ》はそれ単体では手札を0枚にしにくいデメリットがある一方で、手札に《クイックボール》や《ハイパーボール》さえあれば、《ヒナツ》で手札に加えた“特性「げんえいへんげ」用の1進化ポケモン”をトラッシュに送りやすい点が気に入っています。
《ボールガイ》や《ユウリ》を採用するとたねポケモンを並べる動きはもっと安定すると思いますが、ポケモンカードは相手より先にダメージを与える動きが強いゲームだと考えているため、サポートをつかえない先攻1ターン目でも最低限の動きができるように、たねポケモンを並べるカードの枠はサポートよりもグッズや《キャプチャーエネルギー》に割いています。

そして、手札を0枚にしやすい構築として、むやみやたらにサポートを増やさないよう心がけました。
通常のデッキにはほぼ必ず入る《ボスの指令》のかわりに、運要素が絡むものの最悪グッズとして消費しやすい《ポケモンキャッチャー》を採用しています。
トラッシュから必要なポケモンを直接手札に加えられる《クララ》も強いサポートですが、《ピオニー》で持ってきた番にそのままつかえる《ふつうのつりざお》を優先しました。
なお、練習段階ではそこまで気にならなかったものの、シティリーグ本番では手札を消費できないターンがしばらく生まれてしまったので、結果的には手札を能動的に減らせる手段が不足していたと反省しています。
改めて構築を見直すなら、2枚目の《ザクロ》や《ボールガイ》の採用を検討したいです。

特徴的な採用カードとして、特性「じんらいのめざめ」の《サンダース》と、その特性発動条件であるポケモンのどうぐ《メモリーカプセル》があります。
特性「じんらいのめざめ」がはたらくと、おたがいの場の水ポケモンの特性がすべてなくなるため、例えば《オリジンパルキアVSTAR》デッキ相手では、特性「うらこうさく」「かくしふだ」「スターポータル」を封じることができます。
PJCS2022環境において使用率が高く、このデッキの驚異となりうる唯一のベンチ狙撃要員である《かがやくゲッコウガ》も、《オリジンパルキアVSTAR》の特性「スターポータル」がつかえなければワザ「げっこうしゅりけん」につながることはないと考えたため、ベンチポケモンへのダメージを防ぐ特性「なみのヴェール」の《マナフィ》は不採用としました。

その他、《ゾロアーク》の特性「げんえいへんげ」からつながる1進化ポケモンとして、ワザ「はめつののろい」の《ヒスイ ゾロアーク》とワザ「ハッスルバーク」の《グラエナ》を採用しました。
《ヒスイ ゾロアーク》は、《ヒスイ ウインディ》が最も苦手とする“2回の攻撃でも倒せない”高耐久の《ジュラルドンVMAX》や《ヒスイ ヌメルゴンVSTAR》を突破するのに使用します。
また《ヒスイ ウインディ》同士のマッチなどでは、容易ににがすことのできない《ビーダル》などを《ポケモンキャッチャー》で呼び出し、ワザ「はめつののろい」で相手の番の終わりにきぜつさせることで、実質的に相手にターンを与えることなくサイドを連続してとり、サイドレースを逆転できるカードとしてもつかえます。
《グラエナ》は、環境トップに君臨する《ミュウVMAX》をちょうど1回の攻撃で倒すことのできるポケモンで、このカード1枚でタイプ上の相性の悪さを覆すことができます。

シティリーグ当日のマッチング

結果は冒頭のツイートにあるとおりですが、せっかくなのでメモがてらに。

予選❶ 《オリジンパルキアVSTAR》 先6-5○

2ターン目に手札を0枚にできず、相手にサイドの先行を許してしまう。
対《オリジンパルキアVSTAR》は、お互いに“2ターンにサイドを2枚進める”マッチのため、なかなか厳しい滑り出し。
その後、相手がワザ「げっこうしゅりけん」を打つプランはとらずに《オリジンパルキアVSTAR》で戦ってくれたため、《サンダース》+《メモリーカプセル》の用意が何とか間に合う。
特性「うらこうさく」による展開と特性「スターポータル」による盤面復帰をすべて止め、サイドレースを逆転して勝ち。

予選❷ 《ヒスイ ダイケンキVSTAR》+《インテレオン》 後6-3○

最初の手札に《ふつうのつりざお》が2枚とも来てしまい、しかも《ピオニー》でそれらをトラッシュせざるを得ない状況に。
アタッカー切れにヒヤヒヤしながらも、《サンダース》+《メモリーカプセル》で《インテレオン》の特性「クイックシューター」を止め、《ヒスイ ウインディ》が《ヒスイ ダイケンキVSTAR》に1回の攻撃で倒されない状況をつくることに成功。そのままサイドレースを逃げ切って勝ち。

予選❸ 《ヒスイ ダイケンキVSTAR》+《ガラル マタドガス》 先4-6×

相手の後攻1ターン目に《ガラル鉱山》+特性「かがくへんかガス」の《ガラル マタドガス》を用意されてしまい、バトル場の《ゾロアーク》が置物になってしまう。
さらに相手のベンチには特性「ポイズンピーク」の《かがやくヒスイ オオニューラ》が出ており、HP120の《ゾロアーク》と《ビーダル》は、《ガラル マタドガス》のワザ「バッドポイズン」のどくで自分の番の終わりにきぜつしてしまうため、実質的にサイドを連続してとられてしまう最悪の盤面。
《ピオニー》からサーチした《ポケモンキャッチャー》で特性ロックの解除を試みるもコイン2裏に泣き、最後までサイドレースを追いつけず負け。

予選❹ 《ヒスイ ダイケンキVSTAR》+《ガラル マタドガス》 先6-4○

またも早々に《ガラル マタドガス》を用意され、《ビーダル》の特性「はたらくまえば」での展開を許してもらえない。
《ヒスイ ウインディ》をバトル場に出せば、番のはじめのドローでトラッシュできないカードを引いてしまう噛み合いの悪さでサイドも先行されてしまう。
幸い、相手が《ムゲンダイナVMAX》の特性「ムゲンゾーン」+《クロバットV》の特性「ナイトアセット」で場を展開していたため、《ピオニー》からサーチした《ポケモンキャッチャー》+《こだわりベルト》で《ムゲンダイナVMAX》を倒すことができ、試合のペースをぐっとこちら側に引き寄せる。
相手の《マリィ》で強制的に手札を引かされてLO負けが目前まで見えるも、あと数枚の山札に眠る《ポケモンキャッチャー》2枚を《トレッキングシューズ》と《ピオニー》でたぐり寄せて、手負いの《ヒスイ ダイケンキVSTAR》を仕留めて勝ち。

結果: 3勝1敗 (11/42位)

目標としていた決勝トーナメントにはオポネントの関係であと一歩及ばすでしたが、好きなポケモンであるウインディと楽しく遊べてよかったです!
対戦相手・店舗スタッフ・ジャッジの皆様、練習に付き合ってくれたお三方、この場を借りて感謝申し上げます。

むすびに

「シティリーグ シーズン6」への参加をきっかけに、素人ながら《ヒスイ ウインディ》デッキをしっかりと考察してみました。
私のシティリーグはいまいちパッとしない結果に終わりましたが、同デッキタイプによる入賞報告は各地から上がっており、PJCS2022での活躍も見込まれます。
カスタマイズ性の高いデッキでもあるので、どのような構築が表舞台に上がってくるのか今からとてもワクワクしています。

拙文で恐縮ではありますが、この記事がポケモンカードゲームプレイヤーの一助になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!

P.S.
シティリーグ前夜、《ヒスイ ウインディ》デッキを丸ごと紛失するヘマをやらかしました。
深夜にお願いして足りないカードを当日用意してくれた心優しい やさい (@shun_8_yasai) さん、改めてありがとうございました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?