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「好きな言葉は"乾杯"」って自己紹介するおばちゃんがいて、それがまじで好きだった

おい待て、そんなイイ自己紹介あるかよって嫉妬した。(笑)
笑いあり。かわいさあり。しかも爽やか。実にあっぱれである。
これくらい素直でシンプルな自己紹介がしたいよ。

じゃあわたしはなんて自己紹介すればいいんだって、ずっと考えていて。
それで今のところ「コスモポリタン」が一番しっくりきている。

「きみは、コスモポリタンだね。」って、ロシアの子に言われたことがあるんだ。
「コスモポリタンって」
「うーん。なんていうか、国境がなくて、自由な心の持ち主というか、」

国籍国民感情などに左右されない人。世界的視野をもち、世界的に活躍する人
漂泊(1907)〈石川啄木〉一「浪人といふと、〈略〉放浪の民だね、世界の平民だね、━〈略〉コスモポリタンの徒と呼んで見るも可(いい)」

コトバンク「コスモポリタンとは?」

うそ、石川啄木もコスモポリタン知ってたの

そんなことはまあいいんだけど、雲のように水のようにふわふわと旅芸人として生きた雲水という禅僧がいて、その生き方がかっけえって思って、多少なりともそれに影響されて今のわたしがある。
(その気持ちを忘れないようにiPhoneの名前を「雲水」にしちゃったわたしはAirDropするたびに「雲水とは何か」を人に説明することになり、図らずも雲水の布教活動までしている)

コスモポリタンが何なのか辞書で調べてみると、「ああわたしが好きなスタンスはこれだったのか」と納得したんだ。
たしかにそうなんだと思う。わたしはコスモポリタンかもしれない。

でもね自分で言うのはさすがにうざすぎるだろ、ってわかっていて、こんな自己紹介はかつて一度もしたことがない。(この判断は正しいと思っている)

ただ、せっかくもらった言葉だし気に入っているもんだから、
この場に置かせてもらうわ。


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