狼の見るもの
狼の見るもの 日本の民話 岩見篇
狼は送り狼といわれ、人を助ける話があります。しかし、助けない場合もあります。これは、相手がいい人か悪い人か見抜けるためです。
その方法は、人間の眉毛を一本見ればわかるということです。悪い人であるなら、体は人間であっても顔は獣であったり、そのまま動物に見えるのです。
その力は狼の眉にあるといわれており、いい人間に貸し与えるときがあります。貸し与えられた人間はどういう風に見えるかというと人の本性が見えるようになります。人間の姿をしていながら、だまそうとしたり、何かやましいことを考えていたり、心根が卑しい人間は顔が動物に見えるというのです
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