見出し画像

【すばらしきこのせかい】がとてもすき。

■「すばらしきこのせかい」はマイベストゲーム

自分にとっては人生の中でアイデンティティについて深く悩み、傷ついていた時期に強く生きる希望を与えてくれた作品です。いまだに愛してやみません。

今までにニンテンドーDS版、Androidアプリ版のSoroReMix、ニンテンドーSwitch版のFinalRemixと全機種で遊んできました。何度プレイしても、ストーリーの奥深さに唸ります。

LiveRemixは少ししかプレイしてませんが、KH3Dもアニメ版も追いかけてきました。新すばらしきこのせかいも、つい先日にクリアしたところです。新すばに関しては、また後日に記事を上げていきたいと思います。これまた良い作品でした。

私をここまで駆り立てたのは、このゲームに溢れる ネ ツ イ です (熱意)。ネタバレありですので、お気を付けください。

■愛溢れる人間模様

登場人物たちがとても熱く、愛のある人たちばかりなのが心を震わせます。

まず、当然のようにヨシュアが好きです。彼のせいで、ふわふわヘアーのミステリアス系に一時期ハマっていました(デビサバ2の憂う者とか、奴隷区の龍桜とか)。

画像1

二週間目はミッションが出されないのも手伝って、彼に付き合わされることになり、渋谷中をさまよい歩かされるというグダグダっぷりなのですが、彼のキャラクターの濃さから退屈しませんでしたね。

クリア後はしばらく「こ、こいつーーーーッ!!」ってなったのを覚えていますが、シークレットエンディングでの意外な面に、ちょっぴり切なくならずにおれません。

エンディングでは誰もが彼に一杯食わされることになると思いますが、彼の大きな決断に繋がったのは「ネク君の成長」もそうですが、 

      「熱いハートを持ったおじさんたちが超頑張った」

ということだと思います。また後述します。

DS版は早々と友人に布教で貸してしまったので、Android版もすぐに購入しました。

そうやって何周とプレイするうちに、北虹寵(メグミちゃん)が大好きになってしまいました。

…しかし最初にプレイした頃は死神たちに対して好感を持てないどころか、嫌悪気味でした。

特に下っ端のウヅキちゃんやカリヤは、ライムの件で心証最悪でした(今は大好き)。プレイするうちに、彼らなりの仕事に対する真摯な姿勢や信念に気付きました。そして、渋谷への愛があるということには、ネク君たちと何ら変わりありません。

アニメ版では特にこの二人のシーンは掘り下げられており、彼らも死神のゲームで生き抜くため必死なのでした。そのようにネク君も様々な価値観に触れ、世界を広げていったのでしょう。

そして、死神側についても思いを馳せるようになってから、メグミちゃんの良さが分かってきました。

画像2

■熱いハートを持ったおじさんたちが超頑張った

本編でのメグミちゃんは、愛ゆえの行動でした。

存在をかけて優しさを表現したライム、                    出世欲を克服できなかった東沢、                     愛を持てなかった虚西、                         指揮者の愛情あふれる暴走、                     すべては必然であった。                       「シークレットレポート22」から

本編以前にコンポーザーによって渋谷崩壊が決定されました。渋谷の人々の感覚が曇っており、現状が続けば悪影響が世の中にも波及すると。

そこでメグミちゃんはコンポーザーに渋谷存続を嘆願します。

コンポーザーは渋谷の死神ゲーム指揮者である北虹寵に、渋谷更生のチャンスを与えると同時に始まったのが、コンポーザーと指揮者によるゲームでした。それが本編の三週間ですね。

実力差からコンポーザーはいくつかのハンデを設けましたが、それでも差はあったと言えましょう。恐らくコンポーザーはメグミちゃんの勝敗という点よりも、代理人の成長に存続の可否を委ねていたのでしょう。コンポーザーはメグミちゃんの策には、「もうひとひねりほしかった」と評しますし、あまり堪えてなさそうです。

このようにしてゲームが始まったのは、メグミちゃんとコンポーザーの信頼関係があったからこそというわけであり、コンポーザーは指揮者としての彼を認めていたというのがいいですね…。

死神ゲームの指揮者という地位でありながら、命を賭して渋谷を守ろうとしたのが、です。しかし愛が暴走しすぎて、さらに渋谷をおかしくしてしまったのが悲しい限りです。

そういえばメグミちゃんって26歳でした。おじさんとまでいかないかもしれません…ね…?しかしこのまま行きます。

熱いハートを持ったおじさんは彼だけではありません。

画像3

■世界を変えたければ、自ら境界を越えろ

羽狛早苗。彼は死神たちとは一線を画す存在でありながら、渋谷崩壊に憂慮しました。

そして存続のための可能性の一つとして、南師に手を貸します。結果、天使としての道から逸れて、さらには並行世界の己すらも敵に回ったとも解釈できます。

このオチはシークレットレポートの21(三週間目最終日のレポートが22)ので明かされるのですが、アナザーデイで入手できるレポートであるので入手自体は二周目プレイの最後の最後になると思います。

羽狛さんも渋谷存続のために身を犠牲にしてまで頑張った裏の功労者の一人です。しかしそのために天使の境界を越えてしまったといいます。

そう遠くはない未来に、罪を咎められて処分されてしまうのではと思うと、胸を締め付けられる思いでいました。

しかしこの点に関してなんと、つい数か月前に放映されていたアニメ版最終回のBパートにオリジナル展開が入りました。

どうやらコンポーザーはこの裏切りを認知していたようですが、最終的に良い結果に繋がったということで許し気味でした。が、その会話の場面があまり穏やかな様子ではなかったと記憶しています笑

■すばせか、好きだ^^


好き。

画像4

#自己紹介をゲームで語る