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TikTokで大人気となった“踊るタクシーおじさん”誕生秘話、採用活動に効果も!

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「TikTok2021上半期トレンド」クリエイター部門にもノミネートされ話題となった、企業アカウントの先駆者的存在である三和交通(@sanwakotsuのTikTok公式アカウント。三和交通株式会社の取締役部長・溝口孝英さんと渉外課長代理・森嶋幸三さんによる投稿は、大きな反響を呼んだ。サラリーマンのおじさんが全力でダンスを踊っている動画からDA PUMPのミュージックビデオに出演することも令和ならではの異例なエピソードだが、TikTokは意外にも社内のコミュニケーションの手段や採用活動としても効果を発揮しているようだ。動画を投稿しているご本人の溝口孝英さんに話を聞いた。(取材・文:後藤千尋)

TikTokアカウントを使った感想を聞かせてください。

「BTSを踊っても盆踊りになってしまうようなおじさんなので(笑)、自分を15秒で表現できるTikTokがあっていましたね」

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更新頻度が高いですよね。

「数日動画を更新しなかった時にフォロワーさんから『大丈夫ですか?』と連絡があったので、毎日上げないとまずいのかなと思って(笑)。最低でも1日に1本は動画を上げています」

八王子駅での投稿など、反響が大きかったですね。

「あれは一気にきましたね。『撮ってるのを見ました!』というコメントもきていたんですけど、声をかけてくれた方が恥ずかしくなったなかったかなと思いました」
@sanwakotsu

ヒロミの歌をバックに八王子駅前にて撮影にめっちゃ恥ずかしかった#三和交通 #毎日tiktok #هاتشيوجي العم ا شركة تاكسي #Taxi company #Hachioji City #Uncle Fat #fyp #ヒロミ#八王子会#八王子のうた #きぬた歯科

♬ オリジナル楽曲 - 三和交通@TAXI会社 - 三和交通@TAXI会社

ダンスも上達してますよね。知り合いの娘さんの後ろで踊っていらっしゃる動画も印象的でした。

「あの時は3回肉離れして、3日間ぐらい鍼灸院で針を打ってもらいました(笑)。弊社の社長にTikTokのイベントの際にダンスが上手くなっていたら面白いよねと言われて、それまでにこれを踊ってくださいという宿題が出たんですよね。最初は革靴で踊っていたんですけど、肉離れしてしまって、途中からは運動靴で踊っています」
@sanwakotsu

実は知り合いの娘さんに結構レッスンしてもらいました。なんと肉離れは2回もしてしまった それでもこれで精一杯 いかがでしょうか⁉️#レッスン#練習#踊れてるようで踊れてない #誰かに話したい #笑い納め #おバズりなさい #三和交通 #毎日tiktok

♬ 오리지널 사운드 - 최지원(Jiwon) - 지원패밀리

普段どうやって撮影内容を決めているんですか?

「私がうちに帰ってTikTokを見て『いいな』と思ったものをセーブしておいて、撮影の前に一度森嶋に見せるんですよ。私は56歳で、森嶋が57歳…練習していると体力がなくなっちゃうので、一発撮りなんですけど、森嶋は真面目に踊ってワンテンポ遅れてるんですよね(笑)。森嶋は見よう見まねでやっているので、私の方をちょっと見ながら踊ってるんです」

お話を聞いているだけでも会社の雰囲気が伝わってきて、素敵な職場だなと感じました。

「うちは8営業所あるんですけど、そこで話しかけられることが増えましたね。21年卒が4月からたくさん入社したんですけど、みんな私の顔を見ると『あっ!』て顔をするんですよ。社長に対しては緊張した挨拶とかするんですけどね(笑)。『部長の溝口です』と言うと、いつもTikTokを見てますと。そこから和やかな雰囲気になります」

新卒が多く入られたとのことですが、応募数に大きな変化があったんですか?

「年々増えてはいるんですが、今年は極端に増えましたね。やり方を変えたのもあるんですけど、21卒は20卒より予算が少なく済みました。営業所見学や説明会の中でも、面談してる人間はSNSに協力してくれているメンバーなので、YouTubeやTikTokを説明に取り入れたりしていますよ」

採用活動費は減り、応募者数は増えたと。

「テレビなどに出演し知名度も上がっているので、入り口は広がっていますね。弊社採用を始めた時は3人くらいしか入ってこなかったんですが、コロナ禍の就職難もあり、応募数が増えました。採用単価は今回かなり下がってます」

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【プロフィール】
三和交通(@sanwakotsu)

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横浜に本社を置き、首都圏を中心に8営業所を保有するタクシー会社。情報過多のこの時代に、様々なSNS等を駆使して奇抜なアイデアでイベント企画やサービスを展開してきた。地域に密着したサービスにも30年以上愚直に取り組み、今もなおサービス向上の為日々社員一人一人が精進している。

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