【魚30】美・驚・個!海水魚

前回、淡水魚についてどんな魚がいるのかを書いた。

今回は海水魚について、図鑑を読んでみたことがない珍しい魚や、面白い魚や発見を書いていこうと思う。水族館では見かけない魚や、図鑑ではゆっくり見ることができるので、特徴を探すことに繋がったと思う。

参考:
吉野雄輔「海水魚」,山と渓谷社,2010


見た目や名前が艶やかで賞

ハナが付く魚

ハナダイやハナゴイ、ハナゴンベと、名前に“ハナ”がつくハタ科の魚が紹介されている。それらは色が鮮やかで、ヒレもシャープな印象だ。キンギョハナダイと名前が付くだけあって、どれも金魚のような見た目の美しさがある。色は暖色系で明るめだ。

テンジクダイ科

尾びれの付け根の赤からネオンテンジクダイ、半透明な体をもつスカシテンジクダイ、金色のキラキラペンで書かれたようなキンセンイシモチ。
名前も見た目も光沢のある魚だ。

マンジュウイシモチ

見た目の可愛さとおしゃれな配色に、これが天然であるのが驚きだ。頭は黄色のグラデーション、背びれから腹びれにかけた黒色のボーダー、そこから尾びれまでのドット柄。この配色は真似させていただこう。

サラサハタ

こちらもドット柄。幼魚の体の白さと大き目のドットが可愛い。

ミヤコテングハギ

黒色の体に黄色のポイントやラインが映えている。しかし、驚いたのはこの黒の部分。パソコンで着色したようなグラデーションで凝視してしまった。

名前が特徴的で賞

どうしてそう名付けられた?!

  • ネンブツダイ(テンジクダイ科)

  • ロウニンアジ

残念ながらネンブツダイのページには記載されていなかったので、予想してみた。
ネンブツダイは口内哺育という口の中で卵を育てており、孵化して口から出てくるときが念仏を唱えているように見えたのではないだろうか。
そして、テンジクという分類からそのような名前を付けられたのかと予想。しかし、テンジクダイ科はこの図鑑に書いてある通り、口内哺育と表記してあるものが多いのでそれでは全員ネンブツダイになってしまう。正解の可能性は薄そうだ。

ロウニンアジについて著者はこのように書いている。

単独で行動し、黒みを帯びた迫力のある姿は、まさに浪人のイメージ。

「海水魚」吉野雄輔・著

アジは群れでいるイメージがあるが、ロウニンアジは場所や季節によっては群れでいるようだ。

メガネシリーズ

  • メガネウオ

  • メガネゴンべ

  • メガネモチノウオ

メガネウオは砂から目がギョロっと出ていて、他二匹は目の横に模様があることから和名が付けられたようだ。メガネのつる(テンプル)に見えるのだろうか。いつかメガネの広告塔としてお目にかかれる日は来ないだろうか。ケースやフレームがメガネモチノウオモチーフってどうだろう。我ながら良いアイディアだと思う。

天狗シリーズ

  • テングカワハギ

  • テングダイ

  • テングノオトシゴ

  • ウミテング

  • テングハギ

  • テングハギモドキ

  • ミヤコテングハギ

名の通り、突起になる部分がある。
しかし、テングハギモドキは姿が似ているだけで突起はない。ウミテングとテングノオトシゴには突起があるのか分からなかった。

この形で覚えたいで賞

私が魚を認識するために覚えておきたい特徴。

大型アジ

アジでも、大型アジの体はひし形で平たい。図鑑では長卵形と書かれているが、ひし形だと思ったのは尻ビレから角度を付けて腹が尾ビレに向かっているからだ。

イサキ科

唇がぽってりしていて、昔流行したアヒル口のようだ。

ハタ

唇が分厚い

テングダイ

一見、イシダイのような見た目だが、正面の写真はとてもいかつい。頭は体からせり出していて、口は頭部の骨とは繋がっているのか。
体のつくりが気になる魚だ。

モンダルマカレイ

砂の色と似た体色と、水色の水玉模様が綺麗だ。そして、よく見るカレイよりも目が離れている。まるで芸術的な魚だ。

おわりに

この図鑑で見た魚のうち、観賞用として人気なのか、飼育の仕方が乗っているサイトも見かける。
あとは個人的に好きなカエルアンコウやカサゴ、ホウボウも載っている。
他にはチョウチョウウオ、ヤッコ、スズメダイ、ベラ、クマノミなど。記事にするにあたって、本で鑑賞するのも良かった。
私の一押しはマンジュウイシモチとテングダイとモンダルマカレイだ。
一度ご覧になっていただきたい。


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