【魚12】淡水魚について
日本の魚は、3,900種類のうち、淡水魚は200~300種類と海水魚と比べて少ないそうだ。
海に比べて水温の低さ、水量の変化、餌の少なさ、水深が浅いために生息できる空間が狭いことが理由に挙げられている。
参考:
亀井まさのり.“Q02 魚は地球上に何種類くらいいるか?”.「ああ、そうなんだ!魚講座」,恒星社厚生閣,2011
淡水魚をどれだけ思い浮かぶかざっくり挙げたら14種類しか出てこなかった。途中淡水魚か心配で調べてしまった。
どんな種類がいるのか、以下の図鑑を参考に書いてみた。
参考:
田口 哲「日本の魚 淡水編」,小学館,1990
ブルーギルのページのコメントから、ブルーギルとのやり取りに少々愛着が湧いてしまうような愛くるしさを知り、ほっこりさせられた。
水域と種類
水域は淡水域(上~下流、止水)と汽水域(川と海が混ざる域)に分かれている。
淡水域
サケ科
アユ科
キュウリウオ科
コイ科
ドジョウ科
ギギ科
ナマズ科
メダカ科
カダヤシ科
トウゴロウイワシ科
トゲウオ科
カジカ科
ツバサハゼ科
ハゼ科
タイワンドジョウ科
ゴクラクギョ科
カワスズメ科
サンフィッシュ科
スズキ科
ウナギ科
タウナギ科
ヤツメウナギ科
チョウザメ科
汽水域
イセゴイ科
カタクチイワシ科
シラウオ科
サヨリ科
ヨウジウオ科
アカメ科
スズキ科
シマイサキ科
テッポウウオ科
ユゴイ科
テンジクダイ科
フエダイ科
タイ科
クロサギ科
ヒメツバメウオ科
クロホシマンジュウダイ科
スズメダイ科
ボラ科
ハゼ科
カレイ科
フグ科
海水魚?
タイ、カレイ、フグが挙げられているが、海水魚ではないのかと思ってしまった。淡水域まで行くものもいるらしい。
この本では、フエダイ、クロダイ、熱帯魚であろうリボンスズメダイ、左目であるヌマガレイ、クサフグ、オキナワフグなどが汽水域で見かける魚となっている。
サイトによっては海水魚とも書かれているため、このリストのものが日本の淡水魚の数に入っているかは分からない。
在来種だけではない
ソウギョやアクアリウムで人気のグッピーなど、移入されて日本に定着したものもいる。
鉄腕DASH内で、農業用水路やため池などで外来種を捕獲し、調理して実食する企画がある。臭み取りや捌くことに時間がかかっていて食用にするにも大変そうに見える。(本には載っていないが、プレコは体が硬くて切るのが特に大変そうだった)
水槽に水草や石、砂利、木、オブジェなどでアクアリウムの世界を作り上げていて、見る側としては圧倒される。
面白い名前
オヤニラミ(親睨)
ヤマノカミ(山之神)
ゴクラクハゼ(極楽鯊)
漢字も相まって、面白いというよりカッコいい名前だ。
その他
金魚や熱帯魚(グッピー)の水槽の中でケンカをしているような行動が見られる。ベタも水槽が別でも近づけないなんていうのも見たことがある。
混泳が難しいのだろうか。
「さかなクンの水族館ガイド」で紹介されていたのは、水槽を二重構造で、イトウのような大きな魚と、ヤマメなどの小さな魚が一緒に泳いで見える仕組みをしているところもあるそうだ。
参考:
さかなクン.“サケの仲間”.「さかなクンの水族館ガイド」,ブックマン社,2012
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