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“利他の心“と“人生の喜び”

 人生の喜びは、周囲の人達の幸福(こうふく)にかかっている。

 これは、明治時代にギリシャから日本に帰化したラフカディオ・ハーン(=小泉八雲)の言葉です。

 なんと優しい感性でしょうか。八雲は、今の日本人が見失ってしまったかに見える真の優しさを思い出させてくれる。

 さて、幸福(こうふく)ですが、幸(こう)は、巡り合わせが良い、思いがけない幸せetc.を意味します。福(ふく)は、幸せ、幸いするetc.の意味です。この二つの文字は、いずれも幸せを意味します。

 “幸せ“が二つ重なって居る、これ以上ないほどの幸せな心。


 人間には5つの欲があると言われます。

 食欲、色欲、睡眠欲、財欲、権力欲。

 これらが満たされれば幸福でしょうか。そのために平常心を失い、逆に不安や罪悪感に苛まれることもあるのでは。

 我欲に走ることなく、周囲の人達のためにといった“利他の心”は持ち続けたい。